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平成26年10月27日 定例記者会見 項目別

徳島ヴォルティスについて(質疑)

(NHK)
 すいません、よろしいでしょうか。(徳島)ヴォルティスの降格を受けて、改めて県の支援含めお伺いできますか。

(知事)
 これは非常に残念ということと、やはりトップリーグっていうのは厳しいな、甘いもんではないな。確かに、J2からJ1に上がる、あの京都戦。私もパブリックビューイングっていう形で鳴門にいたんですけどね、ポカリスエットスタジアムに。その時にみんなとともに、「やったあ。がんばろう」と同時に、その晩は、この会見の時にも申し上げたんですけど、寝られなかった。完徹をした。いろいろな課題がある。J1として戦うことの課題、受け入れることの課題ということで、対策協議会も早く立ち上げた。
 しかし、一番の危惧は、3着で上がったチームで残れたところがないということなんですよね。それぐらい厳しい。というのは、J1に上がって18チーム、あれだけ全日本代表を出したり、世界で活躍した選手がそのチームで育まれたところでさえ、3チーム落ちるわけですからね、無条件で。これは厳しい。ましてや、サッカーの、あるいはスポーツ各雑誌、新聞、どれ見ても、来季真っ先に落ちるのは(徳島)ヴォルティスだって、そういうふうに書かれていたわけでありましてね。そうした意味では多くのスポンサー企業の皆さん方にもなんとか応援頼むということをお願いを申し上げ、多くの皆さん方が御協力してくれましたし、また個人会員という数でも、私もちゃんと入ってますけど、かなり多く。また、確かにJ1、18球団の中では唯一、今平均観客動員が1万人に達していないと。しかし、J2時代からくると倍増以上ということにはなっていたわけで、多くの県民の皆さん方、応援をいただいた。そうした意味では、本当に県を挙げて、みんなで応援をした。
 しかし、厳しい現実がここに待っていたということなんですね。例えば、つい先般、兵庫県の井戸知事さんが徳島に来て、2県知事対談をした。この時にも、対談が始まる前までは、「今回は、サッカーの話題やめましょうね」っていう話があったんですけど、ヴィッセル神戸ね、そこは本当はホーム初勝利はヴィッセル神戸戦、勝てたと思ったんだけどね。甘くなかったですね。引き分けちゃったっていうこともあって。そのヴィッセル神戸も実は2度落ちている。くしくも徳島ヴォルティスが、J2初参戦をした、その翌年に実は落ちてきたんですよね。こういうこともあって、「海峡ダービー」という名前を私が付けさせていただいて、その後ずっと海峡ダービー。J2、J1でともにやったわけなんですけどね。
 また、我々としてモデルとしたヴァンフォーレ甲府、ここも2度落ちている。今は、昨日の試合ではね、いやなかなかのもんで、一気にガーンと上がりましたけどね、それまで降格圏内にヴァンフォーレ(甲府)もいたわけでしてね。こうしたことをみてみても、やはり多くのチーム、ほとんど落ちたことがないとこ少ないですね。鹿島アントラーズ、清水エスパルス、でもその清水エスパルスが今降格圏内にいるわけなんでね。ジュビロ磐田はもう落ちちゃっているわけだし。こういう形で、これはもうみんなが通っていく一つの関門なんだと、そのように企業の皆さん、あるいは県民の皆さん、あるいはサポーターの皆さんには思っていただいて、よりやはり強く、そして力を蓄える、応援をする力をさらに伸ばすと。また、スポーツ文化っていったものを広げると。そうした大きなきっかけ、チャンスと、そして試練なんだと。「ピンチをチャンスに」っていうのは今や徳島のお家芸、なったわけですから、是非これを次へ繋げていくと。そして、多くのチームが、2度は定着するまでにはやはり落ちないかんということを。せめて、1回にできれば、これはこれとして金字塔になってくるところですからね。浦和レッズだって1回落ちてるんだし、今トップですけどね。是非、そうした形で来季に向けて。
 でも、まだ今季終わったわけじゃありませんし、ホーム最終戦はなんと今優勝争いしているガンバ大阪ね。でも、ガンバ(大阪)、遠藤率いて昨シーズン徳島ヴォルティスとJ2でやっとったんですからね。それを考えると、別にそんな不思議でもなんでもない。なんとかホーム初勝利ね。これをJ1として達成をまずはしていただいて、そして今度は来季に向けて、それは来季というだけではなくて、再来季を視野に入れる形での来季の戦いということになるようにね。ここは、多くの皆さん方には是非温かく見守っていただきたい。そして、J1に定着するチーム、そして全日本の選手を抱えるためには、やはり多くの試練があるんだと。しかし、我々としてはその大きな最終の試練に今差し掛かっていると。そのように前向きに考えていただきたいと思います。

(幹事社)

ほかにはよろしいでしょうか。

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