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平成26年10月27日 定例記者会見 項目別

認知症サポーター」の養成強化について(説明)

 次に、2番目、「『認知症サポーター』の養成強化について」であります。
 昨年6月に発表されました厚生労働省の調査結果によりますと、高齢者の皆様方のなんと4人に1人以上が、認知症もしくは、その予備軍と推定をされておりまして、本県にこれを比率であてはめますと、なんと約6万人にものぼるところであります。また、身元不明のまま何年も施設で保護をされていた高齢者がいることが判明をいたしますとともに、全国では1万人を超える、本県でも91名もの行方不明届が出されていることが、今年の6月、こちらは警察庁のほうから発表がなされたところであります。
 こうした状況を受けまして、県といたしましては、去る8月1日に「認知症高齢者見守りセンター」を開設をいたしまして、認知症高齢者とその御家族の皆様方を地域で見守り、そして、手助けをいただく「認知症サポーター」の養成に向けまして、各種団体や企業の皆様方への声かけ、本県ならではの「わかりやすいテキスト」の作成など、積極的に取り組んできているところであります。
 そして、この度、更なる「認知症サポーター」の養成強化を図るためには、今まで以上に事業者の皆さんや県民の皆様が受講しやすい仕組みを作り上げる必要があると考えまして、新たな取組みを展開をする運びとなりました。
 まず、第1点目は、「『認知症サポーター』養成協力事業所登録制度」の創設といたしまして、「認知症サポーター」養成に御協力をいただいている事業所を登録・公表をさせていただきまして、県民の皆様方に広く知っていただくことにより、地域の見守り力を強化をしていきたいと考えております。こちらがその登録証ですね。(パネル「『認知症サポーター養成協力事業所』登録証」を提示して)具体的に少し申し上げて参りますと、「認知症サポーター」の皆さん方が10名以上いる事業所を「ブロンズ事業所」として、また、30名以上いる事業所を「シルバー事業所」、そして、自ら養成講座を実施できる「キャラバンメイト」が、お一人以上いる事業所を「ゴールド事業所」として、登録証を交付することといたしておりまして、事業所の入口など目立つ場所に掲示をしていただければと考えております。
 第2点目は、「優秀『キャラバンメイト』表彰制度」の創設でありまして、「認知症サポーター」養成講座の講師として、多数の「認知症サポーター」の養成に御尽力をいただいております「キャラバンメイト」のモチベーション、意欲を高めていただき、今後の活動の更なる充実に繋げていきたいと考えております。具体的に申し上げますと、1年間で200人以上の「認知症サポーター」を養成いただいた「キャラバンメイト」の方は「ブロンズ・キャラバンメイト」として、500人以上の養成で「シルバー・キャラバンメイト」として、そして、「シルバー・キャラバンメイト」を3年連続で御受賞なられた方を今度は「ゴールド・キャラバンメイト」として、表彰をさせていただくことといたします。
 本日から募集を開始をさせていただきまして、審査を経て、11月22日、土曜日になりますが、「登録証交付式」及び「表彰式」を執り行いますとともに、県民の皆様方の受講の機運を盛り上げていただくため、「先ず、隗より始めよ」と申しますので、私自身も皆さん方と一緒に「認知症サポーター」養成講座を受講させていただきたいと思います。そして、あのオレンジの輪っかを着けれればと思っておりますけどもね。
 今後、こうした取組みをしっかりと講じていくことによりまして、認知症の方はもとよりでありますが、その御家族の不安が解消され、住み慣れた地域で自分らしく、そして安心して暮らし続けることのできる社会づくりを進めて参りたいと思います。

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