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平成26年10月27日 定例記者会見 項目別

平成26年度「徳島県文化賞」及び「阿波文化創造賞」の受賞者決定について(説明)

(幹事社:司会)
 よろしくお願いします。

(知事)
おはようございます。
 今日は、私の方から3点発表をさせていただきます。
 まず、第1番目は、「平成26年度『徳島県文化賞』及び『阿波文化創造賞』の受賞者決定について」であります。「徳島県文化賞」こちらは、「県版文化勲章」とも呼ばれておりまして、本県の芸術文化の向上・発展に関して特に功績の顕著であった方を顕彰させていただいております。昭和50年、制度が創設をされまして以来、昨年度まで39年間で38名、そして2団体の方々に贈呈をさせていただいているものであります。
 また、「阿波文化創造賞」につきましては、平成17年度「徳島県文化振興条例」この制定を機に、今後の御活躍と本県の文化振興への貢献が期待をできる方、つまり、どちらかというと若い皆さん方と、この方々を顕彰をさせていただいておりまして、これまで8名、そして1団体の皆様方に贈呈をさせていただいております。
 この度、この二つの賞の本年度の受賞者につきまして、県内の有識者の皆様方で構成をしております「徳島県文化賞選考委員会」におきまして、選考をいただきました結果、「徳島県文化賞」は、永年、写真家として優れた作品を発表されるとともに、本県の芸術文化の振興や、特に国際交流などに御貢献をいただきました吉成正一様に、また、「阿波文化創造賞」は、祖谷地方を舞台とした長編映画「祖谷物語-おくのひと」が、国内外の映画祭におきまして高い評価を受けておられる映画監督の蔦哲一朗氏にそれぞれ決定をさせていただいたところであります。
 まず、県文化賞の吉成正一様につきましては、先の大戦によるハンディキャップを根気強い訓練と、そして努力によりまして克服をされ、写真家として、阿波おどりや人形浄瑠璃の記録をライフワークとされ、県人の暮らしや仕事ぶりを広く発信をされるなど、徳島県の文化、そして観光振興に大いに御尽力をいただいているところであります。
 また、徳島市文化協会、徳島県市町村文化協会連絡協議会の役員として、文化団体の皆様方の育成や交流、また、約半世紀にわたる台湾の高雄市、あるいは台北市などとの写真指導を通じた国際交流にも大きく御貢献をいただいておりますことから、「徳島県文化賞」をお贈りをいたすものであります。
 次に、「阿波文化創造賞」御受賞となりました蔦哲一朗様につきましては、池田高校野球部元監督の故蔦文也さんのお孫さんにあたられまして、長編映画の初監督作となります「祖谷物語-おくのひと」は、地元三好市の御協力を得まして、祖谷地方の大自然の四季を映像化をされまして、本年の1月には、ノルウェーの「トロムソ国際映画祭」におきまして、コンペティション部門最高賞である「オーロラ賞」を日本人で初めて獲得されるなど、国内外におきまして高い評価を得られておるところであります。
 このように、本県の美しい自然を国内はもとより、世界に発信をいただいているところでありまして、今後更なる御活躍と本県の新たな文化振興への貢献を御期待を申し上げまして、「阿波文化創造賞」をお贈りするものであります。
 「徳島県文化賞」の贈呈式につきましては、「とくしま文化の日」にあたる11月9日、日曜日にあわぎんホールにおきまして、県民文化祭のメイン事業である「小島章司フラメンコ舞踏団2014」に先立ち、執り行う運びといたします。

 
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