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平成26年11月10日 定例記者会見 項目別

板野町における加害サルの捕獲について(質疑)

(徳島新聞社)
 よろしいですか。板野町でですね、サルが捕獲されたんですが、一連の対応について総括していただきたいのと、それと何か見えてきた課題等あれば、教えてください。

(知事)
 はい。この野生鳥獣害っていうのはね、よく三点セットって言われて、イノシシ・シカ・サルと。で、一番難しいのがこのサル対策と。イノシシ、シカっていうのはね、ジビエ料理っていうことで、猪鍋を始め、いろいろな地域の資源としてこれを使おうと、いろんな工夫がされてきて、割と定着しつつあるんですよね。しかし、サルだけはね。で、猟友会、猟師の皆さん方も、撃つ時によく言われるんですけど、こう拝むっていうんですね。サルがこうやって。それで、あっと怯んだ隙にパーッと逃げて、しかも、パーッと逃げるだけならいいんだけど、行ってもう森の中に入る際に、振り返ってお尻たたくって言う、ベンベンって。「まったく、かなわんわ」って。それから、サルを撃った後、こう吊すと子どものように見えるんですよ。これも大変「こう、ちょっとね」っていうところがありましてね、このサル対策って本当に難しい。
 ただ単に、シャープシューティングでやればいいということではないですし、また特に群れを作るっていうことで、じゃあ群れのボスを倒せばいいじゃないかって。昔よく高崎山の「ベンツ」とかなんとかいましたけどね。でも、これは後々分かってきて、その群れのリーダーを撃って殺してしまうと、群れが崩壊をして、結局もう無秩序になってしまうということが分かってきて、益々慎重な対応が、と言ってる矢先に板野町にサルが出た。しかも、目撃情報からきて、最初はオスだろうと、こうみんな思っていたんですね。ところが、実際、捕まえてみたら、メスだった。しかも、出産経歴のあるメスだったと。やはり、人間でもそうですけど、子どもを産んだ後、あるいは子どもを産んだお母さんっていうのはね、やっぱり母性に対して強いですから、何かその身の危険を感じた場合には、攻撃をするんですよね。オス以上にここは強いと。そうしたところのやはり目撃、あるいは目撃からどういう種類、オス・メスでも対応が違いますのでね、やっぱりしっかりと対応していく必要があるんじゃないか。で、今回、でも1頭だけじゃない、こうした話もありますので、もし複数であったら、また同じ被害を受けますから、体制については今週も同じ体制で今臨むと。しばらくの間はね。で、本当に1頭だったということだったら、それはそれでまた解除ということはするんですがね。
 それと、やっぱりこのサルに対しての根本的な対策、これを打っていかないといけないと。例えば、ここは病理学的なもの、ホルモン関係をやってみるとかですね、ここは大学の皆様方、知見者、知見を持ってる皆さん方と、やはり協力をして、これぞという対策、必ずしもそのすぐではないけど、次の世代での対応といったこともきっちりと考えて対応しないと、なかなか大変だなと。ここまでね、板野町まで出てきてしまったということですからね。よくイノシシは小松海岸で泳いでたとかね、こうした話なんですけど、サルの話ですので、我々としてもしっかりと対応していこうと、このように考えています。

(幹事社)
 ほかに質問ありますでしょうか。

 
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