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(徳島新聞社)
知事、関連になると思うんですけど、そういったことを踏まえてですね、解散総選挙の方が行われようかとしているんですが、今回の選挙の争点というのはどのように受け止めますでしょうか。
(知事)
はい。まずは、総理がまだ解散とは言明をされておられませんので、明日にでも今後の方針を述べられるという話が報道で出されておりますけどね。それよりも、まず一点今の国会で我々危惧する点がありまして、一つは今「地方創生」なんだと。国の本気度と地方の覚悟が試される。私も政府主催の全国知事会で、知事会を代表して直接安倍総理に申し上げた。この地方創生関連2法案がどうなるのかと。このままパチッと解散になってしまうと、場合によっては廃案になってしまう。しかも今与野党の中で一体いつ解散をするのかを前提にしてね、今せめぎ合いをやってるわけなんですよね。
この中で私も参考人として関西広域連合を代表して、衆議院の厚生労働委員会、これは何かというと、薬事法の改正。つまり、今、県民、国民の皆さんが大変危惧をしている「危険ドラッグ」この規制を大胆にやる。我々、国の法律改正いたちごっこ、待ってられないということで、徳島はじめ関西広域連合の中では条例で締め出しをしようと。本県では、徳島県警の皆さんがんばっていただいて検挙、条例に基づいて検挙をする。あるいは、全国初の運転免許の停止を行うという形までやったと。しかし、国の法律が追いついてこない。これがようやくね、私も衆議院の委員会で強く実態を申し述べさせていただいて、国がやっぱり規制をしなきゃいけない。しかも、このものが海外から物が入ってくる。水際規制が重要なんだと、これ国でしかできないと、こうした点を強く申し上げて、ようやく法案になってきたところでありますのでね。これが逆に人質に取られていると。
いや、これは、この2本は私も共に関係をしてきた。特に、地方創生の関連2法案、この衆議院の地方公聴会が徳島県で行われた、唯一ね。ということでもありますので、なんとかこの2法案まず通していただきたいなというのが正直なところですよね。危険ドラッグにしてみても、それまでの間また空白になってしまいますと、その間に規制ができないと、全国的なね。ということになりますので、我々の条例で規制する、これはできるわけなんですけどね。そうした思いがまず強いということですね。
そして、今度は今御質問いただいたその解散、もしありせばということなんですけどね。やっぱり、解散をすると、総理のこれは専権事項、「伝家の宝刀」と言われているわけですから、総理がその心の内というかね、おっしゃられる。で、マスコミの皆さん方をはじめ、国民の皆さんが何とか解散と名前が後で付いてくると、こういうふうには思うわけなんですけどね。しっかりと、そうした大義名分のところ、国民の皆さんに分かりやすくやはりお示しをしていただきたいなと。我々として、今一番危惧しているのは、とにかくこの「シチク」のGDP速報値。あまりにもここを注目注目という話になりましたんでね、全世界が注目をしてしまうと。結果として、急激にまた円安に振れてくるということになりますので。とにかく、この経済、地方になんとかというのが、我々も切実な思いでありますので、解散するしないは総理の専権事項でありますけど、一日も早く緊急の経済対策ですね、これを打っていただきたいと、これを強く申し上げたいと思います。
(徳島新聞社)
すいません。また関連になるんですけど、佐賀県の古川知事が総選挙に打って出るという判断をされたようなんですけど、知事御自身はそのようなお考えは?
(知事)
私ですか。いやー、さすがにね、今までも申し上げてきたように、なんとかこの地方創生を仕上げないといけない。しかも、全国知事会の(地方創生)対策本部の副本部長、対外折衝は徳島の知事がやってくれということになってますので、そういう形で法案成立を含めて、全力、大車輪で行ってきた。それから、今申し上げたようにこの円安の対策ですよね。これもなんとかしていかなきゃいけないし、もし仮に来年の10月に消費税が上がるということ、もしなるのであれば、法律ではそうなってるわけですから、その対策もやっぱり考えなきゃいけない。
そして、もう一つ、急遽出てきたのが、自然エネルギー協議会、36道府県、200以上の企業が参画をしているその会長でもありますので、やはり自然エネルギー、2020年東京オリンピック・パラリンピックを「クリーンな日本、東京でお待ちしてます」と総理が言われたこと、国際公約と言われ、これを最大限に応援をする団体でもあるわけですから、それが今、九州電力に始まりましたねその接続保留と。しかも、それがブワーッと広がってきてしまったと。これに対しても緊急に環境省あるいは経済産業省の方にも、もう2度行ってきているわけですけどね。こうした点も地域の経済に大きな実は暗雲を垂れ込ましている。やはり、これって言うのは、別にメガソーラーだけの問題ではなくて、ほかのこれに続く風力、しかも、内陸の風力、洋上風力あるいはバイオマス、小水力と。これからいろいろ自然エネルギーを支える旗手がみんなこう目白押しで待っている。しかも、電力、FITの固定価格買取制度、促進期間、今年度までなんですよ。
だから、ここでガタッと方針が変わるっていうことになると、もうこの世界は危ないということになってしまうと、今まで旗を振り続けてきた、あるいは福島第一原発この最終的な処理がどうなっていくのかね。こうした点でも、やはりどんどんどんどん再生可能エネルギーの比率高めていこうって。こうした流れにも、やっぱり水を差していくじゃないかと思いますので、そうした点これもしっかりと物を申し上げていかなきゃいけないと。
自分のこと考えるよりも、その与えられた責務、これだけでも、もう走り回っていますからね。そうした意味で、もう全く考える余地がないというのが正直なところで、最近では庁内から言われて、「いやー、徳島県のこともやってくださいよ」ってね、言われるぐらいなもんですからね。いや、でもこうした活動を通じて、これは全て徳島の施策、徳島発の提案からのものが多々ありますので、こうした活動を通じて、徳島県内しっかりと隅々にまで、そうしたいい影響が広がっていけるようにがんばっていきたいと思ってます。青息吐息。
(幹事社)
ほかに御質問ありますか。
ないようでしたら終了しますが、よろしいでしょうか。
ではこれで。
(知事)
はい。それではよろしくお願いします。