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平成26年12月26日 年末(臨時)記者会見 項目別

「vs東京」について(質疑)

(読売新聞社)
 今、その「つい」ということなんですけど、「vs東京」に絡んだ話で、「vs東京」って注目を集めているっていう話が出てます。で、一方で、県庁内、県民の方への啓発の部分があったかと思います。このあたりは、この4か月どういうふうに感じられてますでしょうか。このメッセージを発してから。

(知事)
 というか、今回この若い人たち、つまり若い人っていうのはこの県庁をこれからもずっと支えていっていただく人たち。県民としても、徳島県、日本を背負っていく、そういう人たちが「vs東京」を出した。で、よく例えに出すんですけどね、私が商工労働部長だった約14年前、やっぱり県庁っていうか、商工労働部の同じ世代、今回の世代と同じ若い子たちに、「徳島県って、どんな県?」って。「どんないいとこあんの?」って。答、今のマスコミの皆さんにはバカ受けするね、自虐的そのものね。「なんじゃない県」って。ね、「なんじゃない県、徳島」ってぴったりよね。今の自虐的なね、受ける、あれからいくと。それが14年前。
 ところが、同じ今、平行移動してよ、今の若い世代の人たちは「vs東京」ってね。もうこれでもこの若い人たちの意識がどう変わったかというものが如実にある。逆に、こっちが教わる。「あっ、そうなんだ」って。たいていの人は、「vs東京」エッジが効き過ぎてるからね、「どうせまたあれ飯泉が考えたんだろう」って。「だいたい奇抜なことは全部飯泉だろ」って。違うよ、あれ若い子が考えてる。私は「おお、良いじゃないか、ごっついね」って。そういう立場だった。だから、これはやっぱり頼もしい。だから、正に今こそ、霞が関の力、企画力が落ちてしまっている中で、やはりこの地方が頑張る。で、地方が47あるわけ都道府県でも。これはなかなかすごいですよ。地方が一つとか二つしかないんだったら、これちょっと心許ないんだけど。霞が関がそういった点が足りないのであれば、我々地方が補う。そして、今度はまたそれに触発されて霞が関がよりいいものと、これは正に「vs東京」と同じ発想なのね。
 ということで、例えば今具体的な数値的な話でいくと、昔、国との人事交流、これは研修生っていうことで、給料も全部徳島県がもって、で行って何させるかってね、お茶くみまではせんけど、コピーとりやったりいわゆる雑用係ですよ。でも、人脈が出来るからええっていうことで送っていた。しかし、今は割愛と言って、給料も国が出すし、国のラインに乗るわけ。係長とか課長補佐とか。もう今8割超えている。で、もうおそらく新年度になってくるともっと増えると思うんですけどね。という形でそうした経験を国の役人として、ラインとして経験した人間がまた徳島帰ってきてやるわけだから、意識が全然違ってくるのね。正にここが霞が関、今や。と言っても過言ではなくなってくる時代がそう遠くなくおそらく来るんじゃないかと思うんですよね。ということで、どんどんもうそういうところから変わってきている。
 後は県民の皆さんにそこまでストレートにっていうのは、内部で確かにあったんだけど、今回の「vs東京」これをマスコミの皆さんが、いろんな形で報道をし、また書いていただいたおかげで、「見た見た見た」って。で、「そうだよね」って。最初ね、「えー」って言った声が一瞬あっただけですよね。ほとんどが街中の声って、各テレビも新聞の皆さん方もとっていただいたら、「いやー、いいじゃない」って、ね。「えっ」っていうのはなんかこう瞬間風速ぐらいだったんじゃない。ということで、それぞれ皆さん方に徳島の良さをもう一度、よく宣伝ベタであるとか、少しシャイ過ぎるんじゃないのとかね。でも、内に秘めたるものはたくさんあるのにって、なんで出さないのとか。こう言われてきたことを、これを気づきとして持ってもらう、そのきっかけ、これが正に「vs東京」だったと思うんですけどね。

(読売新聞社)
 この「つい」は来年はどう発展していくんでしょうか。

(知事)
 これは逆にその輪をどんどん広げていくということですね。つまり、我々が発想し、そして提言をし、とりまとめた。そのものが、具現化をしていくわけで、今度はこれを全国の地方が使うわけで、正に大競争時代になってくる。で、当然、その中で我々が埋没するわけにはこれいかないわけですから、より一歩先んじていくというね。正に、時代を先駆けるっていうのはそういうことだと思うんですよね。全国で最初にやる、当然リスクは負うわけなんですけど、ずっとこの間リスクを負ってきた。しかし、その結果が強靱な、そういうリスクあるいはチャレンジするっていうことに対して、臆病でなくなった。誰だって臆病になるんですよね。リスクとりたくないし。だから、そういう風潮、これが国にもようやく戻ってきた。もう失敗したくない、失敗したくないばっかりだったでしょ。という形で、やはり一歩先んじる。いわば、時系列的にみるとね、この一歩先の未来をいかに歩んでいくのか、未来志向にやはりなっていかないといけないとこう思いますね。

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