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平成26年12月26日 年末(臨時)記者会見 項目別

今年1年を漢字一文字で表すとしたら(質疑)

(徳島新聞社)
 すいません、知事。先ほど、今年の1字が「税」だったんですけど、知事この前、東京都知事と会ってる時に、「対」と書かれた。御自身で1年振り返って、1字選ぶとしたら?

(知事)
 いやもちろんその字ですよ。それで、持って行ったわけだし。というのは、これは確かに対決の「対」と、表の意味ではね。それはもうバーサスの「vs」と書いてもあれだから、対決の「対」で舛添さんと私がこう持てばね、徳島県知事と東京都知事で「おっ、対決だ」とこうなるじゃないですか、ね。
 ただ、もう一つは舛添さんともその後、カルチュラルオリンピアードで大いに盛り上がったんですけどね、やっぱり東京として東京オリンピック・パラリンピック、東京だけでやりきる。例えば、施設などの点についてもね、実は昨日の関西広域連合、その場でも特に市町村長と昨日は最初に対談をしたんですよね、意見交換を。その時に、この関西エリアの市町村長さんからはね、その東京のおこぼれを頂戴すると、オリンピック・パラリンピックのね。て言うんでは、沽券に関わるんじゃないかと。もう大会の分散開催みたいなね。当初は全部東京で施設を作ってやるってあったじゃないですか。しかし、とてもとてもお金の点で大変だしと、規模縮小と。海外から見ると、日本てなんか一つの都市みたいなイメージなんですよ。これを考えたらね、別に東京だけでやらなくて、埼玉のスーパーアリーナでやるとかね、あれも私が(埼玉県)財政課長の時に作ったけど。あるいは、大阪でやるとか。それぞれの施設みなあるじゃないですか。今度、ガンバ(大阪)だって、すごい球(技)場作るでしょ、ね。三冠王だもんね。だから、そうしたものを分散開催していくということはこれ当然あり得るし、飛行機だったら、だって徳島-東京だって1時間なのよ、ね。だから、やはりそうしたものをこれからやっていくべきじゃないかと。で、これは舛添さんともいろいろ話をした一つでもあってね、これは分散開催を舛添都知事が言われたんではなくて、インバウンドで丁度2020年の時っていうのは、2千万人にするって国は言ってるわけね。で、なっていくだろうと。そしたら、全部それが成田・羽田インアウトではもたないっていうことね。やっぱりそれは関空もがんばってもらわないかんし、で私も申し上げたのは、「いやいや、関空だけじゃないよ」って。「このエリア、全部空制域一緒なんだから」って。伊丹もあればね、神戸もあり、徳島があり、南紀白浜もあるし。いや、そうだよって。もう関西全域、だから関西に入って、関西イン、関西アウト、東京オリンピック観て帰ってくる。これもいいし、あるいは関西イン、成田・羽田アウト、これもいいし、福岡でもいい、札幌でもいいとね。やっぱり、こういうことやっていかなきゃって。もうお互い「おうおうおう」って、なったところなんですよね。
 あるいはその開会式、ああいった場合も、カルチュラルオリンピアードの話も全国知事会でね言ってるからもう盛り込まれてるわけだから。やっぱり、文化は関西でしょうって。東京はスポーツやってもらっていいから、我々は文化引き受けようって。いろんな施策も文化庁に提言してますけどね。ということで、例えば、「会場全部を阿波おどりで埋めたら、できる?」とか言うから、「できるに決まってるじゃない」って。私もどんどん出るね、発想がね。「いや、じゃあバックのミュージックはやっぱり第九だよね」とかね、コーラスどう配置しようかとかね、「いや、長野オリンピックの時は小澤さんが振って(指揮をして)、7大陸でやったよね」とかね、そんな話ね。「いや、知事たちはみんなあれだよねって、藍染めの着物でいくっていうのはどう」とかね。でも、全部徳島だよねっていう感じだったんだけどね。そういう形で、ともにこれは対決の「対」ではあるんだけど、日本語ってものすごくよくできていて、もう一つ「つい」でもあるわけね。「一対」なわけ。東京の悩みを徳島はじめね、まずは徳島、そして地方がこれをしっかりと受けようじゃないかって。そして、地方創生を固めて、日本創生に持っていくんだと。
 で、今、高齢化問題、これについては、逆に東京こそ悩める。でも、舛添さんは厚生労働大臣もされてるんで、これをよそへ出すと、これは沽券に関わる、こういう意識がある。東京でしっかりやるって。でも、徳島ゆかりの人を徳島に戻ってもらうと。つまり、今、待機児童ならぬ、待機高齢者っていう数字がもう出てて、東京都って約4万4千人。日本で一番少ないのが、徳島。2千人以内。ということでね、逆にそういう施設が今後余裕が出てくるわけだから、そこへ徳島出身者で、今東京行ってる人、あるいは御両親が徳島、親戚もようけおる。あるいは、徳島で長年勤めて、たまたま今もう東京で老後過ごしていると、そうした人は逆に徳島に来た方がね、友人、知人がたくさんいるわけですよ。こういう話も実はさせていただいて、舛添さんも東京都としてやるものはしっかりやると。しかし、徳島ゆかりの人が徳島にっていうね、そのために制度的な住所特例、これもなんとか打破する。
 これ重要な話ということでね、これはもう一例に過ぎないわけですけど、サテライトオフィスなんか正にそうじゃない。東京のICTの企業、みんな徳島に今来てるでしょ、どんどん。それも、東京よりも徳島の方が(通信)速度が速くて、通信料金安いと。しかも、環境がいい。業務能率が上がる。地域との結び付きが深まるということでね、正にそういったものが正に東京都の間で実は徳島と東京でピンポンしてやってるようなもの多いじゃないですか。ということで、ここはお互い一対になってがんばっていこうと。2つの意味が読み込める。これが日本語の良いところよね。
 ということで、私としては今年はあの対決の「対」の字、バーサス東京、それとともに、東京とお互いがパートナーとして、対としてがんばって、そしてこの地方創生を正に旗手として引っ張っていくんだ。で、延いてはこれが日本創生に必ずや結びつけると、そうした意味を込めた、「つい」と読むか「たい」と読むかは皆さん方にお任せしますけどね。でも、「たい」って言ったらね、鳴門の「鯛」にも繋がるし。

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