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平成27年3月16日 定例記者会見 項目別

多子世帯に対する施策について(質疑)

(徳島新聞社)
 昨日、知事、公開討論会出席されてて、傍聴させていただいたんですけど、知事の発言の中に第3子以降の保育無料化、ちょうど政府も第3子以降、多子世帯の拡充サービスというかですね、支援を拡充していくという話なんですけど、その中に第3子以降の保育料無料化の対象の拡大というのがあってですね、徳島県として取り組まれるという意欲があるというふうには受け止めたんですけど、その先取りというような感じの印象も受けまして、もっと踏み込んだ拡充、多子世帯向けの何か考えられているのとかありますか。

(知事)
 はい。これはもう言うまでもなく、地方創生その一番の基軸が、なぜこれがやらなきゃいけなくなったかと。人口減少問題、そして特に若者の皆さん方が結婚しない、あるいは結婚はしても子どもを産み育てない、そういう環境にない。これをなんとかしないとこの国は滅んでしまうと、日本創成会議から出されたと。なんとか、子育て対策と。我々いわゆる子育て同盟という知事会が12名おるんですけどね。「若手知事会」とかつて言って、今は「子育て同盟」と言ってるんですけど。ここが提言をする中で、実は平成26年の4月から国の特別交付金、子育てのね。
 しかし、この中にも我々が求めたよりもロット、つまり金額が2桁少なかった。あるいは、一番は出会いの場を作るという婚活。これは非常に効果的だと、もうみんなが認めるのに、婚活はダメって使えない。これはまずいだろうということがあって、昨年は9月の定例県議会で補正予算を組ませていただいて、県独自の10億円の、こうした点にも使える。あるいは、広く子育てに使える基金を使った。でも、これは取崩し型ですから、使ってっちゃったら終わっちゃうわけで、これは国に当然そうしたいろいろな施策が出てくるだろうと、それまでの間、一歩やっぱり先んじて、それが効果があるっていうのだったら、国が制度作る前にまずはやって、国が制度と財源を使えばそれを使えばいい。そのまずは橋渡し、先取り。これが一歩先の未来ということなんですけどね。これをやろうということなんですね。
 まずはそうしたもので皆さんにいろいろ知恵を出してもらおう、お金はありますよ、皆で考えよう、こうきた。ということであれば、国が今後やっていこう、本腰を入れよう。何と言っても、平成27年4月からは、子ども子育て支援の新制度がスタートということになりますので、いろいろなものが国の審議会だとか、地方の審議会だとか、案が出されると、これはいいな、効果的だなと言われるものを、やはり一歩先の未来と言うんだったら、徳島が全国に先駆けてやろうということで、今回、18歳未満3人のお子さん、3人目のところですね、ここに対しては保育所も幼稚園も、つまり今度、幼保一元になってきますから、保育所だけじゃなくて、幼稚園の部分も対象として、そして所得制限はかけさせていただきますが、でも全体対象の約8割、保育所あるいは幼稚園ともに、カバーをできる部分の第3子、ここの無料化をしようと考えています。

(徳島新聞社)
 その幼稚園の部分なんですけど、よく公立と私立と、就園奨励費の問題とかであるんですけど、その幼稚園部分っていうのは、やはり公立幼稚園っていうのが主になるんですかね。

(知事)
 いや、関係ないですよね。

(徳島新聞社)
 特に、公私関係なく。
 あと、多子世帯、ちょっと公私混同するんですけど、実は多子世帯の世帯主でして、全国的にいろいろ見てると、第3子を対象に重点的にしてくださるのは保護者としてもありがたいんですけど、一緒に行動する第1子・第2子の、例えば県立の公共施設の利用料を無料にするパスポートだとか、そういうのを先行的にやられているような自治体もあるようなんですけど、そういうソフトの、かなり枝葉のような施策かもしれないですけど、そういうところにも今後踏み込んでいくようなお考えは。

(知事)
 いや、正に今実感のある話として、逆に記者さんとしての質問というよりも、県民の重要な意見として、県の方のね。いや、それはありがたい、逆にアイデアで、我々もなるべく県の施設、子どもさん達であるとか、あるいは高齢者の皆さんは、無料化っていうのをねよくやるわけなんですけど、あるいはスポーツ施設なんかについてもね。ですから、そうした点は今おっしゃっていただいたようなパスポート。観光客の皆さん方には、「おどる宝島!パスポート」を出しているところです。それから、あと子育て世代、これ親子でいろんな所行ってもらうということで、「くっつき虫」の、あれをお出しをするというのは出しているんですけど。ですから、そうしたものもよりもっとPRするというのと、利用勝手をよくすると。今、「くっつき虫」のパスポート持っていくと、いろんなとこで割引と、あとはなんかもらえたりね、するんですよね。そうした点をもう少し、今おっしゃっていただいたように、例えばあらゆる面でそれが使えるというものは考えて是非いこうと。
 今回、今言った第3子のものについては、まだ予算化が当然されておりませんので、今度の知事選に向けての、実は今先取りで聞かれてしまったんで、ちょっと痛いなっていうのが。これはマニフェストの中に書こうって実は思ってたんだけど、もう聞かれちゃったから。今、しかも踏み込んでって言うから、「いえ、言えません」とも言えないしね。ということで、もうちょっと踏み込んで言っちゃいますと、だから当然マニフェストで書いたものについての最初の実現といったもの、その準備の段階はその2月の骨格(予算)とかね、こうしたものに入れてる部分があるんですけど、6月の補正予算、ここの肉付け予算のとこでしっかり入れていく。
 でも、そうなると、これは議会でお認めをいただいたっていう前提の話なんですけど、もしそれが認められた場合には、6月からあるいは7月からではないかと。4月からどうしてくれるのって。じゃあ、10か月みたいなね、よく役所のある。これについては、少し工夫をして、例えばその保育料、その後との相殺をするとか、そうした形でできないだろうかと、その仕組みも私の頭の中ではこうあって、最終的にはこの4月1日からそれが行えるように、遡ってね。でも、遡ってお金出すわけにいかない。うまく工夫をしてできればなと、そういうアプローチ手法は考えています。それで、今おっしゃっていただいた提案はしっかりと具現化をしていきたいと思います。

(徳島新聞社)
 ありがとうございました。

(幹事社)
 ほかどうでしょうか。
 では、特にないようでしたら、定例記者会見の方はこれで終了します。

(知事)
 はい。それでは、よろしく。

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