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平成27年4月27日 定例記者会見 項目別

障がい者が繋ぐ地域の暮らし“ほっとかない”事業について(説明)

 そして最後、3番目であります「障がい者が繋ぐ地域の暮らし“ほっとかない”事業について」であります。
 県では、障がいのある方の地域社会における共生の実現に向けまして、障がい者就労施設で働く方々が、やりがいを持って活き活きと働くことのできる場の創出に鋭意取り組んできているところであります。
 特に平成25年度から障がいのある方が、高齢者などの買い物支援や見守りなど日常生活を支える主役となる就労の形「障がい者が繋ぐ地域の暮らし“ほっとかない”事業」を三好市箸蔵地区で展開をいたしまして、現在では、県内の東部、そして南部、西部の各圏域におきまして、地域の皆様方との生きがいと絆づくりを進めているところであります。
 この事業は、障がいのある方が、買い物に不便を感じておられる高齢者の皆様方のお宅を訪問をいたしまして、施設で作った食品や地域で調達をした日用品などをお届けする買い物支援を行いますとともに、お話をお伺いし、安否を確認する、いわゆる高齢者の皆様方の見守り活動を実施するものであります。
 これによって、障がいのある方々にとりましては、地域に支えられる存在から地域を支える主役として社会に貢献する自覚あるいは責任感を高めていただこうというもの。また、高齢者の方々とのふれあいによりまして、コミュニケーション力や一般就労への意欲の向上につなげていただこうと。一方、高齢者の皆様方にとりますと、生活の利便性が向上するとともに、交流の機会の創出によりまして、生活に潤いをもっていただくなど、様々な効果が期待をされるものであります。
 そこで、県におきましては、当事業の更なる拡充に向けまして、県内事業所に対する周知また意向調査に取り組んだ結果、この度、県中央部の阿波市及び吉野川市におきまして、社会福祉法人共生会が運営する施設であります「障がい者就労支援センター・かがやき」が「彩市場かがやき見守りサポート」事業を新たに展開をされることとなりました。この取組みの特徴を少し申し上げて参りますと、高齢者の皆様方あるいは障がい者の方々を対象といたしまして、日用品また施設で作ったお弁当、お菓子に加えまして、今回初めて障がい者の方々が自ら栽培をし、そして収穫をした四季折々の新鮮な野菜をお届けするとともに、訪問先でのタブレット端末を活用する、正にインターネット全盛期ですよね、商品の紹介や注文を直接お伺いすることといたしておりまして、正に進化した事業展開を図るものであります。
 なお、「彩市場かがやき見守りサポート」事業は、5月16日、土曜日から実施をすることといたしておりまして、事業開始に当たり、出発式を阿波市市場町の「障がい者就労支援センター・かがやき」で開催をし、そして移動販売車を地域の皆様方にお披露目をした後に、最初のお届けに出発をする運びとなります。
 県といたしましては、今後とも、みんなが幸せになる、この全国初の取組みを県内に広げていく、つまり「箸蔵方式」ですね、広げていくとともに、地域が活力をしっかりと取り戻す、正に地方創生のための効果的な処方箋として、同じ課題を抱える全国各地へもこの方式を広げていこうと課題解決先進県として、取り組んで参りたいと考えております。

 私の方からは、以上3点です。よろしくお願いをいたします。

(幹事社)
 それでは、先ほど発表のあった3点についての質問がある社はありませんでしょうか。

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