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平成27年4月27日 定例記者会見 項目別

徳島県発達障がい者総合支援センター「アイリス」の開設について(説明)

 次に、第2番目、「徳島県発達障がい者総合支援センター『アイリス』の開設について」であります。
 平成24年4月、オープンをいたしました「発達障がい者総合支援ゾーン」では、「福祉」「教育」「医療」これは従来のパターンなんですね、これに「就労支援」を加えた、正に四位一体ともいうべき、総合的な支援によりまして、全国に類のない取組みを行ってきているところであります。
 この総合窓口を担う「発達障がい者総合支援センター・ハナミズキ」におきましては、移設前の平成23年度と比べて、平成25年度の相談件数が約3倍、また就労支援件数に至っては約5倍増となるなど、着実に成果が現れてきているところであります。
 この徳島モデルの拡大をいたしまして、全県的な視野に立って発達障がい者支援体制をさらに強化をするため、これまで県西部をはじめ、阿波市などの皆様方から就労支援、また保護者支援については、小松島に立地をしておりますハナミズキまでは遠くて参加しづらいとの強い御要望があったところでありまして、この御要望にしっかりとお応えをしていこうということで、今回の新たな拠点となる「ハナミズキ・西部サテライト」が来たる5月1日、金曜日に、いよいよ開設となるものであります。
 そこで、西部サテライトを地域の皆様方に親しんでいただくためにも、その愛称を募集しましたところ、県内外から195点もの御応募をいただき、「アイリス」と決定させていただいたものであります。そこで、この「アイリス」におきましては、ハナミズキで培ってきたノウハウをさらに進化させていこうと、西部テクノスクール、また池田支援学校美馬分校と密接に連携をしながら、新たなモデルとなる支援を実施をして参ります。
 そこで少しパネルを見ていただこうと思います。ということで、こちらです。(パネル「発達障がい者総合支援センター アイリス」を提示して)こちらが、発達障がい者総合支援センター「アイリス」ということになります。四位一体ということですね。例えば、こちらにある「相談支援」また「保護者支援」、そして「早期発見・早期支援」更には「就労支援」、こうした形でいよいよオープンということになります。
 ということで、もう一度、今ささっと申し上げた点を詳しく申し上げていきますと、この「アイリス」は、既に整備をされているいわゆる既存ストックであります旧美馬商業高等学校を最大限有効活用をして整備をいたしたものでありまして、具体的には、一般的な「相談支援」また「保護者支援」はもとより、「早期発見・早期支援」を促進をするため、池田支援学校美馬分校と連携をいたしまして、地域の関係機関への専門的な助言・指導を行いたいと。また、新たな「就労支援」のモデルとして西部テクノスクール、つるぎ町、旧貞光町にありますけどね、西部テクノスクールの指導員、そして施設・設備を活用したより実践的な作業環境においてのいわゆる職業訓練を実施をするなど、徳島ならではの発達障がい者支援を展開をして参りたいと考えております。
 開設に当たりましては、5月31日、日曜日となりますが、記念式典を行いまして、関係者の皆様方への感謝を込め、施設見学あるいは植樹式を行いたいと考えております。また、地元美馬市の芝坂小学校の皆さん方によります太鼓の演奏を行っていただく予定であります。
 また、これに先立ち5月23日、土曜日となりますが、発達障がいに造詣の深い、児童精神医学の第一人者であります福島学院大学副学長星野仁彦先生を講師にお招きをいたしまして、発達障がいへの御理解を深めていただくことを目的とした開設記念講演会を開催をすることとしております。
 この度、誕生をする新たな拠点を核に、今後、徳島モデルをさらに進化をさせ、発達障がいのある方、また、その御家族の皆さん方が安心して暮らせる社会を目指し、発達障がい者支援体制の強化にしっかりと取り組んで参ります。

 
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