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平成27年4月27日 定例記者会見 項目別

徳島県立海部病院建築工事の着工について(説明)

(幹事社:司会)
 それでは、記者発表事項についてよろしくお願いします。

(知事)
おはようございます。
 今日は、私の方から3点発表をさせていただきます。
 まず、第1番目は、「徳島県立海部病院建築工事の着工について」であります。県立海部病院の移転、そして改築工事事業につきましては、全国に先駆けた病院のいわゆる高台移転、また国道55号牟岐バイパスの整備、そして牟岐町の皆様方によります避難広場、さらには日本赤十字社徳島県支部備蓄倉庫の整備、この4点セット。四位一体として、県南地域の新たな防災拠点づくりとして、推進をしてきたところであります。
 この度、平成25年10月から整備を進めて参りました病院用地の造成が完成をいたしましたことから、本格的に新病院建築工事を着工することによりまして、6月2日、火曜日に起工式を執り行う運びとなりました。これまでの関係各位の皆様方の御尽力・御努力並びに地域の皆様方の御理解・御協力に改めて心から感謝を申し上げたいと思います。
 さて、この新海部病院の概要につきましては、現病院が南海トラフ巨大地震の津波浸水地域にありますことから、津波による影響を受けない海抜15.6メートルの高台に整備をすることとし、建物自体も免震構造を採用をいたしたところであります。
 また、平時における医療の提供はもとよりでありますが、災害時には「多くの助かる命を助ける」とのコンセプトのもと、「平時」と「災害時」の双方で、県南部医療の中心的な役割を担うことのできる、いわゆる繋ぎ目のないシームレスな機能を持った病院となるように意を用いてきたところであります。そこで少し、どんな形になるのか。こちらです。(パネル「新海部病院完成パース図」を提示して)これが全体の概要ということで、ちょうど高速道路入って行ってすぐということですね、インターチェンジから。そして、これもう少し大きく、この側から見た部分が、こういう形と。
 このように、新病院には牟岐バイパスに隣接をするとともに、ヘリポートが二つある。これは大きな特色となりまして、ドクターヘリの運行はもとよりでありますが、救急医療の強化ということですね、さらには、災害時のライフラインを確保するための太陽光発電設備を設けることといたしております。
 それから、今、少し見ていただいた、ここ立体駐車場なんですけれどね、ここにもう一つヘリポートがある形で、いわゆる普通ですと病院にヘリポートは一つ、これなんですが、しかし、南海トラフ巨大地震を迎え撃つ、それを想定した病院ということになりますので、ツインのヘリポート、ダブルのヘリポートですね、これによって同時離発着を可能にしていこうと、負傷者の皆様方、あるいは物資、大規模な搬送にも対応する、最初から災害を見越しての病院・ヘリポートの配置とさせていただいております。
 また、この立体駐車場と病院との間には、連絡通路「ペデストリアン・デッキ」などとも呼んでおりますけどね、利便性にも十分配慮、一旦下に下りて上るということをしなくてもいいということです。
 さらに新病院では、院内に若手医師の養成拠点として、地域医療研究センターを整備をしていこうと、いよいよ総合診療医の専門医化ということもありますので、これも見越してということです。そして、将来の地域医療を担う若手医師の皆さん方の研究・研修・実習を支援をしっかりとしていきたいと考えております。
 今後、新たな海部病院が、巨大地震を迎え撃つ先端災害医療拠点として、また平時においては若手医師の育成道場として、全国のモデルになりますよう平成28年度の完成を目指して、鋭意、建築工事を進めて参りたいと考えております。

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