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平成27年5月18日 定例記者会見 項目別

鳴門わかめの新品種について(質疑)

(日本経済新聞社)
 すいません。鳴門わかめの新品種についての質問なんですけど、新品種の位置付けに関してちょっとお伺いしたいことがありまして、最初のうちは従来品種と当然並行して栽培することになると思うんですけど、将来的にはこれをメインの品種に切り替えていくというようなイメージなのか、それとも従来品種と並行して育てていく、そういうふうなイメージなのか、どちらでしょうか。

(知事)
 もちろん、どんどん新しい品種が出てきて、当然これは市場の皆さん、消費者の皆さんのやはり評価にさらされてくることになりますので、もちろんそうしたものの中で、新品種がどんどん評価が高くなってくるということになれば、自ずと種が変わってくるということになるかと思います。ただ、従来の鳴門わかめ、こちらの方がより良いんだという、仮にね。ただ、地球温暖化対策に資するといった点もこれ考えているところでありますので、なかなか難しいのかもしれないですけどね。
 でも、そうしたことであれば、これは逆に2つの種が併存をするということももちろんあり得ると。しかし、自然の流れからいくと、ある時点で切り替わってくるんではないだろうかと思うわけですけどね。これは市場がどう評価をしていただくのか、あるいは我々が今の鳴門わかめの養殖として、この地球温暖化がね、なかなか厳しい影響を与えてしまっているということに対して、どう処方箋が出せるかと。まだその段階ですんでね、この段階でこれはもう必ず切り替わりますよというまで、断言をできるところにはないということですね。

(日本経済新聞社)
 評価を受けるという時もそうだと思うんですけど、たぶん区別をするために名前があった方がいいんじゃないかということで、何か名前を付けるようなお考えとかありますか。

(知事)
 もちろん、ですから試験栽培的にこれやってくわけですから、それがちゃんとして売られる場合ね。前回、「阿波すず香」というか、ゆずとすだちのね、ちょうど「間」っていうのを作りましたけど、あれもいろんな試験栽培をする中で、いよいよということで名前も出したということですんで。もちろん、名前を付けていくっていうことになると、徳島のお家芸、全国公募っていうのは当然あり得るんだろうなというふうに思いますけどね。

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