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平成27年5月18日 定例記者会見 フルテキスト版

「少年消防クラブ交流会(全国大会)」の開催について(説明)

 今日は少し時間を変更して開催をさせていただきます。
 私の方からは3点、今日は発表をさせていただきます。
 まず、第1点目は「少年消防クラブ交流会」いわゆる全国大会ですね、その開催についてということであります。
 この度、全国初「平成27年度少年消防クラブ交流会」が消防庁の主催によりまして、徳島県で開催をされることが決定をいたしました。
 これまで、徳島発の政策提言によりまして、国に対し、少年消防クラブの活性化とその充実の必要性を強く訴えてまいりまして、全国大会の開催を強く提言してまいりましたところ、平成26年度、本県での開催が実は決定をされておりました。
 しかし、残念ながら、直前に台風の影響、特に台風12号が先に来て11号と、これにより、中止となったところであります。
 平成27年度につきましても、ぜひ本県での開催、こちらを提案しましたところ、本県での全国大会開催への「消防庁」この皆様方がご評価をいただきまして、再びの開催決定となったところであります。
 この「少年消防クラブ交流会」は、本年8月5日水曜日から7日金曜日までの3日間となりますが、全国の少年消防クラブ、約50団体、350名の皆さま方が集い、開催するものであります。
 交流会の具体的な中身に、少し触れていきたいと思います。場所については、北島町にあります徳島県消防学校におきまして、消防ホースあるいは消火器を使いまして、消防の実践的な活動を取り入れた合同訓練をとり行うほか、宿泊場所におきまして、避難体験を行ったり、クラブ活動内容を披露することによりまして、他の地域の少年消防クラブ員との親交を深めていただき、将来の地域防災の担い手、リーダーを育成することであります。
 県といたしましては、平成25年度、本県で開催をされました初の「西日本大会」、その実績を踏まえまして、主催の消防庁をはじめ、県内消防関係者の皆様方と協力をし、主催の消防庁とともにしっかりと準備を進めてきているところでありまして、大会の成功に向けまして万全を期していきたいと考えております。
 まあ、もっとも天気だけは、ちょっとというところでありますが。
 そして、第1回大会にふさわしい、また徳島らしい大会として、ぜひ成功させることによりまして、本県の10年後、あるいは20年後、本県の「将来の防災リーダー」の育成を、さらに強力に進めて参りたいと考えております。
 また、この大会の開催を契機といたしまして、全国の少年消防クラブの関係者の皆様方の、さらなる意識の高揚に繋げますとともに、この全国大会での経験を今後の活動にぜひ活かしていただきまして、全国各地におきまして将来の地域防災の担い手、リーダー、また、未来の消防団員、最初の提言はここからスタートとなったわけでありますが、未来の消防団員の育成が、さらに広がりますことを期待をするところであります。

鳴門わかめの新品種について(説明)

 次に、2番目、「鳴門わかめ」の新品種についてであります。
 鳴門わかめは言うまでもなくスダチ、あるいは、なると金時、地鶏ナンバーワンの阿波尾鶏と並ぶ、本県の四大ブランド、その一つということで、西日本一の生産量を誇っているところであります。
 鳴門海峡、なんと言っても海でありながら大きな川かと思うくらい潮が激しい、この潮が激しい潮流にもまれて育ち、そのすばらしい色・艶、また、食感は、国産ワカメのトップブランドとして、広く県内外の皆様方に親しんでいただいているところであります。
 通常は、寒い時期に育つ養殖ワカメは、水温が低下をする11月から養殖が始まりまして、年が明けて1月から春先にかけて収穫をされるものでありますが、昨今の地球温暖化の影響かと言われているわけでありますが、本県の沿岸の海水温が、この50年程の間に、1℃~1.5℃上昇しているところでありまして、これにより養殖開始時期に遅れが生じる、そして養殖期間の短縮による、ワカメの生長の遅れが生産(量)に影響を与えてきているところであります。
 そこで、ピンチをチャンスに切り替えることは出来ないだろうかということで、農林水産総合技術支援センターの水産研究課おきましては、全国に先んじまして、「南方系のワカメ」、温暖化になってきているわけでありますからね、「南方系のワカメ」と本県の「鳴門わかめ」を交配させることによりまして、この海水温の上昇に適応した新品種の開発に取り組んできたところであります。
 その結果、平成25年度に、阿南市椿泊産の天然ワカメと「鳴門わかめ」を交配させた新品種が、高い海水温でも、生長と品質に良好であるということが分かりました。このような「交配」させる技術、本県が持つ非常に高い技術であるわけでありまして、東日本大震災の際には、日本でNo.1とNo.2の生産を誇っております三陸わかめ、岩手県、宮城県、こうした三陸わかめの復興にも貢献できるようにということで、その支援もさせていただいたところであります。
 ということで、口で言っているだけでは分かりませんから、じゃあ、どんなに違うのかいうのがこちらです。
(パネル「徳島県が開発した『鳴門わかめ』の新品種」を提示して)
 ここにありますように、これが新品種、これが従来の鳴門わかめ、見ただけでも大きさが違うと言うことがお分かりをいただけるかと思います。
 どんなに違うかと言いますと、ここに書いてありますように従来(品種)よりも葉の部分の重さは、1.2~1.9倍、約倍ぐらい違うんですよね、また、葉のしわが少ない、葉が肉厚で、滑らかであることが特長であるということになります。
 ということで、実は私も皆様方には申し訳ないんですが、試食をさせていただきました。味はもちろんのことでありますが、やはりこの肉厚感と言ったところで、歯ごたえが大変いいと、これまでの鳴門わかめも非常に良かったと訳でありますが、これまでの使い方でありますお味噌汁であるとか、あるいはわかめのしゃぶしゃぶ、何せ褐藻類でありますからこの褐色ですけど、これをさっとお湯にくぐらすと鮮やかな緑色に変わる、まさに手品みたいでね。
 ことに東京のお客さんたちはそれを見るだけで、そのしゃぶしゃぶばっかり食べるだけで終わってしまうなんてことも最初の頃はありました。
 ということで、この新しい品種を鳴門わかめの従来の食べ方にぴったりではないかと思うところであります。
 平成25年度、そして、平成26年度に、延べ11地区の生産者の皆様方に、「試験養殖」を実施をしていただいたところ、特に、「小鳴門海峡」などつまり潮流の速い海域において、優れた成果が出ることが分かってきたところであります。
 今後、今年の秋から、県内の生産者の皆様方に限定をさせていただきまして、本格的な養殖を進めて参りたいと考えております。
 偽装から「鳴門わかめ」のブランドを守るのが「認証制度」ということであるならば、こちらは、「地球温暖化」という自然環境の変化から養殖ワカメの生産を守り、さらにはブランドを発展を、逆に、ピンチをチャンスに変えていこうという本県ならではの技術のまさに活用といえるのではないかと思います。
 この新品種が、本県を代表するブランド品である「鳴門わかめ」の新たな起爆剤に、こうなれるようにですね、より多くの皆様方にご賞味をいただき、そして生産者の皆様方とともにしっかりと取り組んで参りたいと考えております。

「vs東京」の「10の宣言ムービー」の公開について(説明)

 そして最後、3番目、「vs東京」の「10の宣言ムービー」の公開についてであります。
 昨年の9月、本県が策定をした徳島県の施策の共通コンセプト「vs東京」、そのエッジの効いたフレーズ感から、世界に冠たる日本の首都「東京」より徳島が優れた部分、あるいは勝るものを、どんどんアピールをしていくという、いわば「宣戦布告」的にも捉えられた、でも、その一方で、東京という大きな目標に向けまして、徳島をどんどん良くしていこうという、我々自身が変わらなければいけない、その変革を導き出す、こうした要素も一方にあったところでありまして、大変、意欲的であるとして、特に「徳島vs東京」と言わなかった、「vs東京」、誰もがその「気づき」を持って欲しいと言うね、東京の皆さん方への気づき、これはもとよりのこと、東京以外の皆さん方もしっかりとそうした点を持っていただこうと、東京内外から、そうした反響をいただいたところであります。
 そうした意味では、丁度、この昨年の9月3日、第2次改造安倍内閣、そして地方創生担当大臣が初めて誕生をするということで、国・地方を挙げて、今ではこの人口減少社会に対して、とにかくもうこれが最後のチャンスなんだ、その一番の原因である東京一極集中を何としてでも打破をしていくんだ、そして、徳島を始めとする地方回帰、これを図ろうと、まさに「地方創生元年」となったところでありまして、この地方創生の実現に向けまして、日本全体の活性化、これが必要、そして、ひいては「地方創生」なかりせば「日本創生」はない、「強い日本」を取り戻す「日本創生」にしっかりとつなげていこうという流れにもあります。
 そこで、この「vs東京」の「vs(バーサス)」という英語だけで書いてしまうと、対決という意味しか見えない、でも、やはり漢字って奥が深いですね、「対決」の「対」の字、昨年の12月、舛添都知事に持って行った時には、色紙に「対決」の「対」の字、これを持って行ったんですよね、最初はちょっとのけぞられたんですけどね、徳島と東京とでこうね、これは、見ようによっては「対」の字と読めるわけで徳島と東京が「一対」となってこの超高齢社会、特に東京を始めとする一都三県、こうしたところを救いの手をさしのべよう、まあ、こうした意味で、あるいは東京オリンピック、「日本らしさの開幕」となれば、やはり日本を代表するおどりと言えば「阿波おどり」と「ジャパンブルー」が使えるのは「阿波藍」だけとか、こうしたものを活用することは出来ないだろうかと舛添さんと話が膨らんだ、つまり、対決と言うだけではなくて、一対になって、そして、この日本の危機を、また、大きなチャンスを膨らましていこうと、こうした形でコンセプトもより未来を築くという方向に持って行っているところであります。
 ということで、これだけだともう終わりとみたいな話になってしまいますので、その徳島の「強み」一体どんなものなのか、もっともっと分かりやすくということで、特に10の分野、これを決めまして、皆様方のお手元にもお配りをさせていただいている、「10の徳島宣言」として、発表をさせていただきました。
これらの宣言に対しまして、「vs東京」の公式サイトでは、根拠となるデータ、こちらを示した上で、宣言の内容を具体的に説明させていだだき、そして、東京に対抗していく「徳島の姿」を描き出しているところではありますが、このたび、これらの宣言文に対してそれぞれの分野を代表する皆様方にインタビューを実施をし、その内容を項目ごと10本の動画として作成をさせていただきました。
 今日は時間の都合もありますので、この中から1本「徳島は宣言する。山奥でも早い、日本一のネット環境を。」ということで、これをまず、皆様方にご覧をいただきたいと思います。
(映像を流す)
ご覧いただいたように、一見をしてこのインタビュー内容を「徳島らしさ」というものが、しかもきれいな映像の中でコンパクトにまとめられている、また、おしゃれと、やはり重要なのはこのおしゃれ感、こうした点、あるいはこの映像のクリアさと4Kの先進県徳島といったこともあるわけでしてね、こうした点で昨年の最初の動画、インパクトを持って受け止められた、なんと言っても10日間で再生回数10万を超えたということがありましたんでね、こうした意味で「vs東京」のいわゆる2本目は、と言わず、今度はいっぺんに10本とりまとめて発表ということになりました。
 また、それぞれの分野を代表する皆様方に語っていただくことによって、いわゆる机上の空論ではないんだということを、多くの皆様方に実感をしていただこうといった点を今回のポイントとさせていただいているところであります。
今後は、この「10の宣言ムービー」を、このWEBやフェースブックはもとよりのことでありますが、各種のイベント、あるいは様々な発表の場で発信することによりまして、登場いただいた皆様方のいわゆる生の言葉、これを徳島の持てるポテンシャルと捉えていただこう、そして徳島愛を実感していただければなと、そして、更なる「vs東京」その共感の輪をさらに広げていきたいと、このように考えているところあります。
 私の方からは以上です。
よろしくお願いいたします。

「vs東京」の「10の宣言ムービー」の公開について(質疑)

(NHK)
 すいません。今の「vs東京」の関係なんですけど、気付きを持って欲しいというそのイメージ戦略というか、そういうものっていうことは「vs東京」ってのはそういうものだというのは分かるんですけど、何かここにもあるように具体化を図っていくってあるんですが、具体的な例えば県の事業ですとか、何をゴールにしてるのかとか、少しちょっと見え辛い部分があるんですけども、どういうふうにお考えかっていうのを教えていただきたいんですが。

(知事)
 それはゴールは端的に言って地方創生、そして日本の創生に結びつけていくと。つまり、東京一極集中を是正をしていく。これが何と言っても、将来推計でいう人口減少社会の最たる原因と、このように言われてるわけでしてね。その意味では、徳島はもう既に具体的な施策として、「とくしま回帰」これを打ち出す。
 しかも、若い皆さん方は若い皆さんに対しての対策で。また、壮年期の皆さん方、現役世代とも呼んでいますがね、こうした皆さんにはそれで。そして、これからどんどんどんどん人口が増えるであろうと言われている、いわゆる高齢者の皆さん方。この3つのフェーズに分けて具体的な政策提言を行っておりますし、特に若い世代のものについては全国知事会などからも発信をし、既に国の総合戦略の中で大学、特に地方大学の充実、こうしたものも謳っていただいているところでもあります。
 この中には、企業、大学、こうしたものの地方への展開ということですよね。あるいは、政府機関この地方への展開と。既に具体的にここは挙がっているところでもあります。
 また、現役世代、これは今言った東京に集中をする、いわゆる東京に本社のあるものを地方分散をする。大胆な一国二制度ということでの税制。しかも、これは東京にある企業を地方移転するというだけではなくて、地方に既に本社のあるものを充実をする場合も、これが認められるということになっておりましてね。そうした意味では、若手、いわゆる現役世代と。
 そして高齢者は何と言っても徳島ゆかり、地方ゆかりの高齢者の皆さん方を東京を始め、いわゆる埼玉、千葉、神奈川という東京圏、これからどんどんどんどん高齢者の皆さんが増えて、そして介護三施設などになかなか入れない。今では待機児童ならぬ、待機高齢者。一番数が多いのが約43,000(人)の東京。逆に一番少ないのが2,000(人)を割っている徳島ということになっていましてね、こうした現象はこれからどんどんどんどん強くなるわけでありますので、今のうちに手を打たなければ、ということで介護保険制度の住所地特例、その拡充、こうしたものを具体的に政策提言として、また全国知事会の提言としても、また徳島としては特区、地方創生特区の中にも既に訴えかけてきているところでありまして。
 その成果は既に現れていて、サービス付きの高齢者住宅、俗に「サ高住」と呼んでいますが、ここにおいての住所地特例が緩和をされてきている、今年の4月から。我々はさらにこれをもっともっと中山間地域に焦点を当てたサ高住としての対応、規制の緩和などを政策提言しているところでありましてね。
 既にもうこの歯車は動いているということで、今回の「vs東京」10この宣言において、子育てについては子育て、仕事として特にITを活用する。何と言ってもインターネット全盛期ということで、こうした皆さん方へという形でどんどん情報発信を具体的に生の言葉ですることによって、いわゆる徳島が今政策提言しているものをグラフィック的に、あるいは映像としてしっかりと実感をしていただこう。身近なものとして捉えていただこう、徳島をということで、発信をしているところでありましてね。
 今回のは決して目標ではなくて、あくまでもツール。この地方創生の旗手として期待をされている徳島の処方箋、それをもっともっと多くの皆さん方に身近に感じてもらうためのツールとして活用していると。そして、この諸施策が上手く国と共にスタートすることができれば、今度は正に日本創生の礎、つまり人口減少社会これにストップをかける新しいフェーズ、新しい次元へと昇ることができるということになるかと思っています。

鳴門わかめの新品種について(質疑)

(日本経済新聞社)
 すいません。鳴門わかめの新品種についての質問なんですけど、新品種の位置付けに関してちょっとお伺いしたいことがありまして、最初のうちは従来品種と当然並行して栽培することになると思うんですけど、将来的にはこれをメインの品種に切り替えていくというようなイメージなのか、それとも従来品種と並行して育てていく、そういうふうなイメージなのか、どちらでしょうか。

(知事)
 もちろん、どんどん新しい品種が出てきて、当然これは市場の皆さん、消費者の皆さんのやはり評価にさらされてくることになりますので、もちろんそうしたものの中で、新品種がどんどん評価が高くなってくるということになれば、自ずと種が変わってくるということになるかと思います。ただ、従来の鳴門わかめ、こちらの方がより良いんだという、仮にね。ただ、地球温暖化対策に資するといった点もこれ考えているところでありますので、なかなか難しいのかもしれないですけどね。
 でも、そうしたことであれば、これは逆に2つの種が併存をするということももちろんあり得ると。しかし、自然の流れからいくと、ある時点で切り替わってくるんではないだろうかと思うわけですけどね。これは市場がどう評価をしていただくのか、あるいは我々が今の鳴門わかめの養殖として、この地球温暖化がね、なかなか厳しい影響を与えてしまっているということに対して、どう処方箋が出せるかと。まだその段階ですんでね、この段階でこれはもう必ず切り替わりますよというまで、断言をできるところにはないということですね。

(日本経済新聞社)
 評価を受けるという時もそうだと思うんですけど、たぶん区別をするために名前があった方がいいんじゃないかということで、何か名前を付けるようなお考えとかありますか。

(知事)
 もちろん、ですから試験栽培的にこれやってくわけですから、それがちゃんとして売られる場合ね。前回、「阿波すず香」というか、ゆずとすだちのね、ちょうど「間」っていうのを作りましたけど、あれもいろんな試験栽培をする中で、いよいよということで名前も出したということですんで。もちろん、名前を付けていくっていうことになると、徳島のお家芸、全国公募っていうのは当然あり得るんだろうなというふうに思いますけどね。

コウノトリの営巣について(質疑)

(徳島新聞社)
 すいません。今、鳴門にコウノトリが飛来してるんですけど、徳島県としては鳴門をコウノトリの生息地にすると、協議会みたいなものを検討されているとお聞きしたんですが、知事としては今後コウノトリに関して、県としてどういうふうな対策というか、どういうふうなことを取り組んでいかれるというふうにお考えでしょうか。

(知事)
 はい。これどこから来たかっていうのは、もう既に分かっているところで、兵庫県の豊岡市周辺で、今、このコウノトリ、野外でのいわゆる繁殖をやっていただいているところでありまして、そこから飛んできたということになって、鳴門(市)大津地区に飛来をしたと。そこで雄が営巣を始めた。つまり、巣を作り始めたということなんですね。
 つい先般の台風で巣が一回飛んでしまったんですけど、またねせっせせっせと作っていただいて、これはこの豊岡市周辺以外では初めてのこととなりましてね、我々としても地元鳴門市はもとよりでありますが、大きく期待をする。つまり、幸せを運んでくるコウノトリでありますんでね、そうした意味で定着、繁殖してくれないかなという期待をもっているところです。
 四国電力の皆さん方もね、営巣をしたこの電柱の所、感電したらいけないっていうことで、前後の電柱を合わせ、そしてそこの部分を停電状態にしてくれると。もちろん、何かあって、全体が停電したらいかんという防衛策でもあったわけですけどね。こうした粋な計らいをしていただいたわけでもありますし、また地域の皆さん方もちょうどねレンコン畑のすぐそばにある、中にあると言った方がいいのかもしれないですけどね。ということで、そうしたレンコンに対しての新しいブランド名も期待できるんではないか、非常に良い影響が出ていると。
 しかし、その一方で、やはりこうした珍しいものとなると、皆さんね見に来られる。これを止めるっていうのはなかなか難しいところなんですが、しかし大勢の皆さん方がドヤドヤドヤって来てしまうと、まずコウノトリの営巣、巣を作る、あるいはこれから繁殖をするっていったところに驚きを与えてしまって、場合によってはここから飛び去ってしまうということがあり得る。また、今レンコンを作る作業中でありましてね、そうしたところへどんどんどんどん人が来て、その状態が分からないから、単なるこれため池なのかなと思って、作業の邪魔になってしまうと。そうしたいわゆるデメリットも出てきているところでありまして。
 鳴門市の皆さん方とも相談する中で、4か所でね、あまりこう近づいたり、パチパチパチパチッて撮って音たてたりとか、しないようにという立て看(板)もね作らせていただいているところでありますが。
 こうした定着、そしてその後の繁殖といった点での対策はもとより、せっかくコウノトリが来ていただいたわけですから、このレンコンを始めとするブランド対策に使うこともできるんではないだろうか。様々な知恵がね、今出されているところでありまして。
 ちょうど21日、この県と地元鳴門市、またJAの皆さん、またレンコン耕作を行っていただいている皆様方、そして何と言ってもやはりこれは野鳥の会を始めとする自然保護団体の皆さん方ね、自然の関係の団体方、あるいは有識者というとやはり大学の知見を持った皆様方ですね。で、今回は特にコウノトリが兵庫県の豊岡から来ているということは分かっているわけでありますので、兵庫県立大学の皆さん方に知見があるということがございますので、こうした皆様方にも有識者として加わっていただいての「コウノトリ定着推進連絡協議会」仮称でありますけどね、これを立ち上げようと、このように考えております。
 この中にはもちろんコウノトリの定着、そして繁殖ですね、さらにはそうしたブランド化、こうしたものもいろいろ考えていこうという取組みでありまして。ただね、多くの皆さん方が来ていただくのはいいんだけど、それをどう御理解をしていただくのか、ここのところが一番難しいところとなりますので、今日の機会、報道機関の皆さん方からも是非そうした点についての注意喚起ね。遠くから、できればカメラ、お金かかるかもしれないですけど、望遠で撮っていただくとかね、フラッシュあまりたかないで赤外線でやっていただくとかね、こうした点の配慮、ここは是非よろしくお願いを申し上げたいと思います。

大阪都構想について(その1)(質疑)

(読売新聞社)
 よろしいですか。東京一極集中の是非とも関わってくるかと思うんですが、昨日、投開票というか結果が判明しました大阪都構想住民投票について、ちょっと徳島の話とは外れるかもしれませんが、まず「反対」という結果の受止めを教えていただけますでしょうか。

(知事)
 もうこれは大阪市民の皆さん方がね下した住民投票、いわゆる直接民主主義。だいたい日本の場合には、議員さんの間で決めるというようなね、間接民主主義が採られてるんですが、これはもうダイレクトに直接賛否を問うという形で、その結果が出たということですので、ここはもちろん大阪市民の皆様方のそうしたお考え、これをやっぱり最大に尊重すべきと、このように思います。

(読売新聞社)
 分権といいますか、地方が決めるということ対して、「反対」という結果が及ぼす影響、地方に対する影響という意味ではどうでしょうか。

(知事)
 はい。まずこれ地方分権ということでは、今までの定例会見でもね申し上げてきて、知事は今回のこの話、賛成か反対かとこうね、前から問われたり、それは賛成と終始一貫お答えをしました。それはなぜかと言うと、昔、今ある東京都ねここも実は府だった。東京府と東京市があった。つまり、今の大阪府と大阪市の関係と一緒と。
 しかし、首都東京というものを作って、首都でありますんでね、そして日本の中核として一極集中でどんどん日本の国勢を伸ばしていこうということから、これを国が東京都として東京市を潰して、そして特別地方公共団体という概念、普通地方公共団体とちょっと違うね。そして、ちょっと権限が違う23区を特別区として選んだ。ただ、ほかの政令市の区のように、区長さんこれは公選で選ぶと。そういう意味で特別地方公共団体となってるわけですけどね。そして、普通の市の持っている権限、固定資産税をかけるとか、あるいはゴミの収集、ゴミ対策やると、これは東京都こちらが水道も含めて持っているという形になったということなんですね。
 つまり、今の東京都っていうのは国が作った制度。しかし、今回の大阪都構想っていうのは、初めて地方分権という流れの中で、地方発でもってこれが作られようとしたということで、これは画期的なことと。我々としては、これは、まず賛成という形を申し上げさせていただきました。しかし、最終的に橋下市長さんたちがね、これは住民投票で最終的に決めようと。いろいろ府議会、市議会での対立と言ったらいいのか、様々な意見の違いといったものがあって、直接じゃあ市民に聞こうということになったということですので。
 これは今回反対が約1万(票差)あって、反対となったということですが、反対が影響を与えるということではなくて、そういう住民投票までもっていった、つまり自分たちのことは自分たちで決めるんだと。こうした形が出たということは、おそらく長いこれからの地方分権の歴史の中では大きな一ページを残すものとなったんではないか。これは決して大阪都ができる、できないの話ではなくて、ここまで来たといったことが大きなこれは成果と。
 その意味では、橋下市長あるいは松井知事ですね、始めとする多くの皆さん方、あと各政党もそうなんですが、そうした皆さん方がより議論を高めた、賛否共にね。こうしたことが今回これだけ注目を集め、そして市民の皆さん方の関心も高かったと。これはもう逆に多くの皆さん方、ここはノーサイドということでね、この地方分権の大きな歴史の一ページ、これを書いていただいたということで、これからはさらにこうした動き、流れといったものが進むようにね、ノーサイドで臨んでいっていただければありがたいなと、このように思います。

(読売新聞社)
 ということは、いわゆる結果いかんではなく、行われたということで今後もこういった流れが進むなどの可能性があるということですか、他地域含めて。

(知事)
 もちろん、今回、結果はノーと出たわけなんですが、これはあくまでも大阪の場合ということで、当然、賛否それぞれの皆さん方がね、やはり一番大きかったのは具体的によく分からないと。じゃあ大阪都になったらどんなにいいことがあるのか、逆にどんなまずい点があるのかっていうのがね、少し分かり辛いというのがほとんどの市民の皆さん方の御意見だったんじゃないか。
 賛成の側の人もよく分からないだけど、これはいいと思うよとかね、で、反対の人もうーんよく分からないんだけど、これ反対という形で、必ず頭に接頭語が付く、よく分からないって。だから、こうしたところをもっともっと身近な事例として説き起こしていくということが、我々行政に携わる者としてね。
 今はもちろん政令市を含むいわゆる道府県でないとこれはできないことになってるわけですけどね。そういう意味では、徳島を始めとする四国はどちらかというと蚊帳の外になるわけなんですけど。
 しかしこうした議論からじゃあ別に政令市でなくたっていいんじゃないのっていうね。大都市論っていうのがありますし、あるいはその特別市だとかね、いろいろな特例市だとか、いろんな制度をこれが変わってくる中で、人口要件がどんどんどんどん身近なものになってきてますからね。もう一度そうしたものについての大きな議論が巻き起こるきっかけにもなるんではないか。
 やはり、地方の制度、これは別に国などが地方政府というところが考えるんではなくて、やはり住民の皆さん方が自分たちの暮らしをより良くしていこうと、より効率の良い体制、そしてできれば一隅をしっかり照らすような行政になるように制度が変わっていく。自分たちの事なんだと、他人任せではないと。
 そういった意味では、今回の(住民投票は)統一地方選に比べると投票率高かったですもんね。これはっきり言えるわけで、やはり身近なものとして実感をもって、そして賛否を投じたと。これは非常に大きい。
 あるいは、今後の統一地方選挙を始めとする、国政もそうなんですけどね、やはりこうした一体何が論点なのか、何がその選挙で変わるのか、こうしたところをもっともっと分かりやすくした、総花的でなくてね。これが投票率を上げる、つまり有権者の皆さん方の関心を高める大きなポイントになるんじゃないか。こうした点にも大きな光を与えていただいたんではないかと思って、その意味でも評価をしたいと思っています。

(時事通信社)
 一方で、橋下市長は政界を引退するということも発表されたんですけど、地方分権を進めていく非常に大きな仲間を失うことになるのかなと思うんですけど、今後その地方分権の流れについて、橋下市長がいなくなることの意味とか、知事は橋下市長の評価どのように考えていますか。

(知事)
 橋下市長というか、私としては、橋下大阪府知事、彼が政治家としてスタートを切ったね、最初の時からずっとこれは近畿知事会のメンバーとして、そして日本の有史以来初となる関西広域連合を作る仲間として、チャーターメンバーとして常に陰日向、なかなかマスコミの皆さんの前で言えない部分もあるんだけど、そういうところをずっとやってきただけにね、今は彼のその7年ちょっとのその政治歴、ずっと一緒ということですから、自分としては得がたいパートナーこれを失うというのは非常に辛いと。
 今回、もう結果出たんだからと、もう自分のような政治家はこれで引退なんだと、こういう話をパーンとこうね彼は言ってるわけすけど。
 しかし、マスコミの皆さんの質問の中にも、「そうは言っても12月の任期まで市長続ける。その間にいろいろなことが起こり得るでしょう」と。「そうしたものに対して、状況の変化にまた新たに対応するっていう選択肢だってあるでしょう」って、逆にね、普通マスコミの皆さん方、逆の質問することが多いのにね、今回は非常にね温かいというか、救いの手をこう伸べるっていうようなね。普通はこう退路をみんなパチパチパチパチと切られるのがだいたいマスコミの皆さんの質問ということなんだけど、今回非常に温かいお話をされていて、私も同感ですよね。
 今回のものは今回として、確かに政治家が一回口に出した、一票の差でもこれは勝負なんだと、勝ち負けなんだと、こだわるとね。それに対して、自分の進退をかける、ここがまた、多くの皆さん方がじゃあこれ投票に行こうっていうね。いわゆる劇場型になる大きな勝機。
 一番最近ではね、小泉総理が郵政解散やった時のね、「もう殺されてもこれは解散するんだ」って元森総理に言ったって森総理がね元の総理が言ってたじゃないですか。チーズまでこう出しながらね。あれが劇場型政治っていう形、選挙というのがあったわけですけどね。
 だから、そうした点は天才的なその勘と、どこを争点にするかっていう、これもね、選ぶの天才的な勘を持ってるよね、彼は。その嗅覚が鋭いっていうかね。だから、そういった点でも若いし、得がたい政治家でもあるわけなんで、それは彼としてはねそれ以外でもいろいろ食べていけるし、場合によったらそれ以外の方が彼としてはハッピーなのかもしれないけど、ここまで大阪府民、市民の皆さん、また全国の有権者の皆さん方に、オーッと言わせた以上はね、幕引きも重要なんだけど、まだまだ早いんじゃないのって。それは挫折ありますよ、私だってね、いろいろありましたよ。これからもあるかもしれないんだけど。
 そうした点を考えると、まだまだ、こんなんでめげとったらいかんと。私としては、彼にそう遠くなくまた会うことがあるでしょうから、言いたいところですけどね。でも、彼も一本気だから、辞めるちゅうたら辞めるとなっちゃうからね、あまりマスコミの皆さんも追い込まないようにね。そこは、今回の質問があったようにいろんな形で温かい手を差し伸べていただいて、「まだまだやることあるじゃない」って。人生万事塞翁が馬みたいな世界でね。そんな感じがしますね。

4期目に向けての考え方について(質疑)

(朝日新聞社)
 知事御自身の事で、今日が一応任期また改めて始まったということでですね、選挙の直後もお尋ねしたんですけど、改めてこの任期へ向けての考え方、もう少しこの半月ぐらいで具体的なイメージがもしもできておられれば、その辺をお願いします。

(知事)
 はい。普通ですとね、選挙が終わるとだいたい1週間ぐらいで新しい任期がスタートとなるわけでありますが、私の場合にはなんと1か月以上経ってからでないと、新しい任期がスタートしないということで、5月18日をもって新しい4期目がスタートということになります。
 その意味では、今回の統一地方選挙、徳島県知事選挙におきましてね、御投票いただいた皆さん方、あるいは御支援をいただいた多くの皆さん方、投票所には足を運ばなかった、でも応援をしてるよとおっしゃっていただいた多くの皆さん方にね、心から感謝を申し上げたいと思います。
 そして、今回マニフェストで掲げた点、「とくしま新未来『創造』宣言」ね、「一歩先の未来へ!」と。これを着実に進めていきたいと考えています。そして、その多くは正に我々が先導してきて、今では地方創生という名になったね、この地方創生、その旗手徳島として、しっかりとあらゆる面においての人口減少へ、あるいは迎え撃つといった観点での処方箋、課題解決先進県として処方箋をどんどん全国へ発信をしていくと。
 これによって、正に安倍総理がよく言われる「地方創生なかりせば、日本の創生はないんだ」という、その日本創生の礎を徳島からしっかりと築き上げていく。その意味で、国は今年を地方創生元年と言われたわけで、私も新しい知事としての任期スタート、それがその元年、最初に当たるわけでしてね、その意味ではしっかりとこの地方創生、これを取り組んでいきたいと。そして、日本創生を必ずや徳島から築き上げていくんだと、そうした覚悟で臨んでいきたいと思っています。

6月補正について(質疑)

(徳島新聞社)
 すいません。そのスタートとなる一番大きな予算というか、6月の補正予算になるんですけど、その補正予算のですね、ねらいであるとか規模感なんかをちょっと、概略を教えていただけたら。

(知事)
 はい。本当でしたらここでね、だいたいどのぐらいって規模言いたいところなんですけど、まだ実は今日の6時まで最終調整やってる部分がありますので、もうしばらくお待ちをいただければということと、それから、前回の定例会見でも申し上げたように、今回のマニフェストには必ず目標年次これが記してあります。
 しかし、この中で少なくとも(平成)27年(度)、(平成)28年度とこう書いてあるものについては、極力今年度中にけりをつけてしまおうと、このように考えています。
 それはなぜかっていうと、今回、全国特に地方という所は平成27年度中に総合戦略のいわゆる地方版を作らなければいけない。そして、これを国、第三者機関がしっかりと見る中で、これは十分知恵が詰まったものなんだ、そしてやる気を実感できるといったものは、優先してそこにお金が付いてくるという話がね、平成28年度ここに結びついてくるということですので。
 やはり我々としてはこれはもうゆっくりと(平成)28年(度)にやっとけばいいんだとか、(平成)29年(度)でいいんだということではなく、あらゆるものをとにかく前倒し、そしてこの戦略の中に打ち込む。そして、これは絵に描いた餅では全く評価をされないものでしてね。じゃあ、どういうパートナーと、どういうことをやっていって、どんな成果を出していくんだ、できれば誰がチェックをするのか、よくね最近ではPDCAサイクルと呼んでいますがね。この4つをきっちりそのシステムの中に内包しないとダメということになっていて。
 つい先般、石破大臣が徳島に来られて講演をされた時に、そこをきっちりと分かりやすくね。ここには市町村長さん、それぞれの議会の議員さん、県議の皆さん方、そしてあらゆるセクションの皆さん方が御出席をされね、本当に耳をダンボのようにして聞かれておりましたので、御理解いただけたと思うんですけどね。私も従来からそうした点はずっと言って参りましたし、また石破大臣に対してはそういう形で進めていくんだと。どちらかと言うと、進めていく側、これは全国知事会のね、地方創生本部、この副本部長でもあるもんですから、そこを今進め、そして県内の市町村長の皆さんはもとより多くのパートナーの皆さん方にね、分かっていただこうということで進めておりますので、その意味ではできれば(平成)29(年度)と書いたぐらいのものもパッとこうね、ヒュッと手繰り寄せれればなとこのように考えています。

大阪都構想について(その2)(質疑)

(徳島新聞社)
 すいません。また都構想の話で申し訳ないんですけど、都構想が結果として否決されたということで、特にこれまでと変わらないということだと思うんですけど、同じ関西広域連合の構成団体として徳島県への影響ってのはないとは思うんですが、ここらこの結果、そういう徳島県への影響という言葉で捉えるとどういうふうに捉えてらっしゃいますでしょうか。

(知事)
 先程も申し上げたように、徳島始めとする四国はどちらかと言うと今回のこの都構想はね、蚊帳の外と。政令市がないということがこれありますので。
 しかし、今後、じゃあ議論が政令市を抱えるいわゆる道府県だけでいいのか、それともそうじゃなくてもう少し効率の良い、今回、二重行政、二重行政っていう言葉が出たのを御記憶あると思うんですよね。二重行政っていうと、どこにでもこれある話でしてね。切磋琢磨するという意味ではいいのかもしれないし、片一方が間違った方向に行った場合に、片っ方は正しい方向へ導くといった意味でのね、牽制であったりあるいは良い方向に誘導すると、命綱でもあるわけで、これを一本にしてしまうと、強い部分もあるし、違う方向に行っちゃった場合にはとことん行ってしまうという、いわゆる安全弁がないということにもなると。ここは痛し痒しのものなんですけどね。
 こうした点がもっともっと議論をこれからされてくるんじゃないだろうかなとこう思いますんでね。その意味では直接的なまず影響はないわけなんですが、間接的にはそうした議論がこれからどんどん膨らんで、住民の皆さん方あるいは学者の皆さん方が、今回の一連のこの流れの中をよくよく検証していくと、結構おもしろいものが出てくるんじゃないのかな。こういうふうに思いますんでね、そうしたものの大きな一歩というか、一石を、もっと一石じゃないわね、大きな岩をドーンと投げてくれたんじゃないかなと、そういう気はしています。

(産経新聞社)
 都構想の今回住民投票の結果が出て、一票でも賛成すれば決着付けるということだったんですが、今回でこれを終わりにすべきじゃないっていうか、今後もこういう議論というか、大阪都構想というのを橋下さん以外でも議論するとか、争点にしてもいいっていうのかっていう点はどういうふうに思われますか。また再燃っていうかね。

(知事)
 というよりも、もう既に同時並行で進んでいるんですよね。で、今回この都構想、住民投票の否決をもって、多くの政令市を抱えた知事さんたちのコメントがもう既に出ておりましてね、こうしたところでもそれぞれ、例えばなんとか州というものを作ろうかとかね、こうしたものを独自に皆さんが進めている。
 橋下市長さんのように直接正面からということはなかったんですけどね。似たような検討を進めるというのは多々これあるところでしてね。そうした意味では、逆に今回、これだけ注目をされたっていうことは、逆に今まで検討を進めてきた所には、そうした検討がより加速をする。場合によっては、もっともっと詰めた方がいいんじゃないかとかね。
 やはり、ここでもね二重行政という言葉必ずキーワードで出てくるんでね、そうした点がより二重行政をなくしていく観点が出たという意見を出されている知事さんもおりますんで、おそらく加速していくんじゃないのかなと。もちろん、今回の住民投票でやるかどうかというのはまた別の問題かもしれないですが、議論はどんどん加速をするし、おそらく学者の皆さん方の格好のこれ研究テーマになってくると思いますんで。
 場合によっては、今安倍総理が言われているその憲法論議ね。我々地方の側からの地方自治の部分についてのね憲法改正草案、初めて徳島県が打ち出したわけですが、そうした意味でも多くの所で最終的にはじゃあ憲法どうするんだと、この地方自治のとこですけどね。そうしたところにも結びついていく。そうすると逆に、徳島が今まで研究したものが、「あっもう事例があるじゃないか」って、「それ一つのたたき台に考えて行こうぜ」みたいなね。そうしたものが、どんどんどんどん実はリンケージしてくる。ここがこれから大きく切り開かれる。その意味で、地方分権の大きな一ページこれを書いたものだと申し上げたのは、そこに実はあるんですね。

(産経新聞社)
 あと道州制とか、かつてかなり議論された時代、地方創生の前に道州制っていうのがあったんですけど、関西広域連合というのもあるんですけど、今回、橋下さんは大阪の大阪都構想を焦点にしてるんですけど、近隣の、周辺の府県も巻き込んだ道州制と。ああいうのも視野に入れた動きっていうのは、今後どういうふうに広がっていくんでしょうか。

(知事)
 実は、橋下府知事の時代から、彼はね、どちらかというとこの道州制にかなり固執をしてた。だから、関西広域連合は彼らはいわゆる道州制に向かうための一里塚なんだと。でも、我々はそうじゃない。というのは、これははっきり県議会との間で記してある話になりましてね、これはあくまでも道州制に向かうものではないんだという形で附帯決議もいただいているものでしてね。これは、実は多くの府県でそうなっているんです。
 だから、そうした意味からいくと、彼としてはそういう大きなものよりも、まずその自分たちの内政ですよね、大阪府というものの中、ここをきっちりとした上で、この後にじゃあそれが上手く成功すれば、もっともっと今度は大阪だけじゃなくて、その周辺を巻き込んでさあどうするのか。だから、彼はその一つの形としての関西広域連合にはかなり期待をしていたんではないかなといった点もあるんですね。
 ただ、後半はもう市長さんになられて、どちらかと言うと広域行政はこれは松井知事がやって欲しいということにこうなってましたんでね。彼の姿があまり見えない。広域連合議会では常に、私の隣が松井知事で、その隣が橋下市長さんだからね。そうした点ではね、たまにはそういう話もするんですけどね。ただ、ずっとここのところは大阪都構想そこ一本だったような感じがしますね。ということで、最近ではあまりこの道州制の問題、これ国の方も少し下火になっているところですんでね。まずはこうした大都市問題、これをどうしていくんだということがまずは進んでいくんじゃないかなと、こう思いますね。

(幹事社)
 ほかよろしいでしょうか。
 じゃあこれで終わります。

(知事)
 はい、よろしく。

 
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