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徳島県徳島市万代町1丁目1番地
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次に2番目、「とくしま林業アカデミー」の研修生の募集についてであります。
県では、平成17年度から、全国に先駆けて、「林業プロジェクト」一連のものですね、最初が「再生」、(平成)19年(度)が「飛躍」、(平成)23年(度)から「次世代」に取り組んできたところでありまして、特に森林組合など林業関係者の皆様方とともに、「山に雇用、しかも若い皆さん方を」という形でね、なんと言っても、林業従事者、全国でもどんどんどんどん右肩下がり、もう止まるところを知らないというぐらい減少してきた。
でも、5年に1度の国勢調査、今までだと(平成)17年と(平成)22年、今年27年がちょうど国(勢)調(査)の年なんですけどね、この(平成)17(年)と(平成)22(年)の対比で見た場合でも特に若い皆さん方の雇用、(平成)17(年)が63(人)で、そして(平成)22(年)は倍増126(人)、35歳未満の皆さん方ですよね、全体としてもいよいよV字回復を図られていると、全国まさに林業の、林業再生のモデル徳島と言われているところでありまして、今年の国(勢)調(査)がどうなるのか、楽しみにもしているところであります。
ということで、これは人の話を申し上げましたが、色々な一連のプロジェクトによって、県産材の生産量は、一体どうなったのか、プロジェクト開始前の約2倍にまで増加をしてまいりました。
この10年間で、いま、若者の話を申し上げたところでありますが、こうしたところで林業、その活気を着実に取り戻しつつある、しかも地方創生という絡みからいくと、日本の国土の4分の3が森林ということを考えると、まさに林業にこそ地方創生、その大きなヒント、これがあるんだと、これは全国的に言われているところでありまして、徳島としてもこの分野でもしっかりとモデルを築き上げていきたいと考えております。
ということで、今、徳島県では、更に「新次元林業プロジェクト」に入ったところでありまして、これからの10年後、県産材の生産量を60万㎥(立方メートル)にまで引き上げていこうということでありましてね、新規の林業の就業者を330人確保をしていきたい、こう具体的な目標も掲げさせていただいておりますが、しかし、これがうまくいく、いかないも、全ては担い手の確保、そして何よりも育成、ここにあるわけでありまして、林業の現場の皆さん方からは実践的な技術を身につけた即戦力となる人材、1つ間違えると大きな怪我にこれつながりますので、そうした意味でもプロフェッショナル、こうした点が要求をされてくるところでありまして、この即戦力の人材、強く求められるところであります。
そこで,「新次元林業プロジェクト」の取り組み、その一環として、林業で活躍をしていただく人材を養成する「とくしま林業アカデミー」これを、平成28年、つまり来年の4月、開講をしたいと、そして本日から、第1期生となる研修生を募集をすることといたしました。
ちなみに、じゃあこれ誰が運営をしていくのか林業アカデミーということになりますが、私が理事長を務めております「公益社団法人 徳島森(も)林(り)づくり推進機構」が行うこととなります。
次に,このアカデミー研修生の募集について少し詳しく申し上げていきたいと思います。 まず、第一期生として今回10名程度を募集をさせていただければと思っておりまして、募集期間につきましては、8月3日から9月18日まで約1か月半、そして9月27日、日曜日となりますが、選考試験を行いたいと考えております。
また,林業アカデミーのもう少し詳しい内容についてでありますが,研修期間、こちらは1年間、また、入学金・研修費用は無料とさせていただきます。
研修の内容としては、大きく3点あります。
まず、第1点目は森林あるいは林業の基礎を学ぶ「講義」、つまり座学ですね、それから2番目としては林業の現場、その基本的な技術を学ぶ「現地実習」やインターンシップでの実務体験、そして3番目としては林業機械を使う、つまり高性能林業機械ですよね、この林業機械、こちらを使う資格あるいは免許の取得を行いたいと考えております。
こうしたアカデミーの研修を通じまして、研修生の皆さま方には、1年間きっちりと林業の基礎を学んでいただきまして、県内の森林組合や林業会社などで就業された後は,徳島の林業を支える即戦力として活躍をしていただきたいと考えております。
今後、このアカデミーが、同じく28年度スタートとなります徳島大学の生物資源産業学部、30年ぶりの新しい学部、改革ということになりますがね、まさにこの国が進めようとする六次産業化にプラス医療というね、日本初の学部でありますが、この徳島大学の生物資源産業学部と、また、(平成)28年4月スタートとなる県立那賀高等学校の森林クリエイト科、さらには既に伝統を重ねていただいております県立三好高校とともに、昔は三好農林といわれておりましたね、県内の林業はもとより、将来の徳島を支える人材育成の場として、そしてこの地方創生、その実現に向けた「とくしま回帰」への確実な流れを創り出したいと考えております。
以上、私の方からは「2点」です。
どうぞよろしくお願いをいたします。
(幹事社)
では、今の件について、何か御質問があればどうぞ。