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平成27年8月3日 定例記者会見 項目別

「ふるさと納税」の拡充について(説明)

(知事)
 おはようございます。
 それでは、今日は私の方からは2点、発表をさせていただきたいと思います。
 まず、第1点目は「ふるさと納税」の拡充についてであります。
 徳島発の提言によって実現をいたしました「ふるさと納税制度」、生まれ育ったふるさとに貢献をしたいと、また、応援したいと、こうしたお気持ちを形にできるということ、また納税者の皆さん方が、税の使い途、自ら選択をできるという大変有意義な制度でありまして、税収の地域間格差、その是正にもつながるものであります。
 また、昨年末の税制改正によりまして、現在、国・地方を挙げて取り組んでおります、いわゆる「地方創生」、こちらを後押しをしようという形で、税額の控除その限度額について拡大、あるいは手続が従来非常に煩雑だという御意見が多く寄せられていた訳でありますが、手続きの簡素化などが図られたところであります。
 県といたしましては、これを絶好の機会と捉えまして、「ふるさと納税」の取組み、これをパワーアップをしていこうと、そして徳島ファンの拡大につなげたい、このように考えるところでありまして、そのパワーアップの第一弾として、特に、今では返礼品ですよね、お礼、この冊子まで出来ているという話もあるんですけどね、お礼の品の充実、あるいは寄附金活用のメニュー、こちらのリニューアル、こうした点を図っていこうと、このように考えるところであります。
 まずは、お礼の品についての充実についてでありますが、現在、寄附をいただいたすべての方々に、そのお気持ちにお応えしていこうということで、やはり全国的に徳島、そして人気があるというと「すだち」なんですよね、この「すだち」であるとか、あるいは渦の道、(阿波)十郎兵衛屋敷など、県立の施設の「ペア招待券」、また、徳島県の物産観光交流プラザ「あるでよ徳島」の割引券、こうしたものを送らせていただいているところでありますが、今回はこれらに加えまして寄附金額に応じた複数の本県の特産品の中から、お好みの品を選んでいただく仕組み、これを拡充したいと考えております。
 特に、徳島ならではの取組みといたしましては、障がい者授産施設の製品も選択メニューに加えさせていただきまして、授産製品の販売の促進につなげていきたいと。
 今、徳島県の場合にはこうした授産施設、こうしたところで色々な物が作られる、これがひとつの工賃、工賃アップに繋がる訳でありますが、障がい者の皆さん方の工賃、こちらも全国のランキングがある訳でありますが、全国第2位と。なかなかちょっと1位に行けないところもありまして、こうした点にもつなげ、そして障がい者の皆さん方の「働きたい」の応援をこの機会に更にパワーアップしたいと、このようにも考えるところであります。
 じゃあどんな感じになるのかということですね、
 (パネル「ふるさと“OURとくしま”応援事業」を提示して)
 こちら、「お礼の品を充実しました」ということで、例えば寄附金額の1万円未満の場合については、これまでどおり、県産の「すだち」、こちらをお配りをしたいと考えておりますが、また、寄附金額が1万円以上5万円未満ですね、そうした場合には様々なこういう(パネルを指し示して)障がい者の授産施設の製品も加えさせていただいております。
 そして今度は、寄附金額が5万円以上になると、「鱧鍋のセット」であるとかね、「阿波の地酒のセット」また「藍染め」、大変最近人気が高い訳でありますが、「藍染めのストール」あるいは「ハンカチセット」といった形でね、こうした形、またどんなものに活用してもらいたいのか、その寄附の皆さん方のお気持ちですよね、この選択についてもこうした形で特にセレクトメニューなども入れさせていただいておりまして、いろんな施策として盛り上げていこうという例えば徳島のプロスポーツを盛り上げるとか、また、命を守る「災害救助犬」「セラピードック」ですね、こうしたもののはぐくみ、こうした点で新たなメニューを再構築させていただいているものであります。
 こういう形で、全国的にも「ふるさと納税」、注目を大変浴びているところでありますので、我々としても、しっかりとこうした流れには対応していきたい。ただ、一つ気を付けないといけないのは「ふるさと納税」の本当の気持ち、これを考えると、やたら返礼品を豪華にするということが果たしていいのか、逆に言うと節税になってしまうという声も寄せられていましてね、いわゆる税のモラルハザード問題、これは国の方からも指摘を受けているところでありますので、こちらとしてはしっかりと徳島の気持ちをお届けをしていこう、もちろん寄附金額の多寡によってお応えをするということは確かに必要な部分があるかと思いますので、(そうした部分は)しっかりと、でもささやかな返礼品としたいとこのように考えております。
 そうした意味で、今回、この地方創生の取組みを加速をするという視点、これを加えまして、「活力の源泉『ひと』を育てる」事業、あるいは「地域で頑張る『しごと』を育む」事業、こうした5つの「基本メニュー」という形に模様替えをさせていただくというものであります。
 (こう)いう形で、「ふるさと納税」、しっかりと徳島ファンをこの「ふるさと納税」を通じて増やしていく、これも大きな目的にしていきたいと考えております。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
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