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平成27年8月24日 定例記者会見 項目別

徳島阿波おどり空港の2015年冬ダイヤについて(質疑)

(徳島新聞社)
 よろしいですか。飛行機の関係なんですけど、先週ですけれど、日本航空と全日空から2015年度の冬のダイヤ改正ということで発表があったと思うんですが、徳島関係で言いますと、全日空の方が東京便1便減便と。あと、日本航空の方も福岡線の方が2便から1便になるという発表だったと思うんですけど、このあたり減便の影響、徳島県に与える影響とか、あと今後の県としてどういうふうに、再度の増便だとか、どういうふうに取り組んでいくのかというところをお聞かせいただけますでしょうか。

(知事)
 はい。まず、ANAさんの関係ですね。東京線、今ANAが5往復、JALが7往復、(計)12往復といった点が、JALは変わらないわけですが、ANAが5往復から4往復へと1便減る、11往復になるということであります。
 これについては、今中国との関係、これが国としては雪解けになってきたということがあって、実はこれらの枠、東京の羽田っていうのは、発着枠っていうのが決められていましてね、しかも国内と国際ということで、中国との関係悪化によって、本来中国に振り向けるべきものを国内線へと。で、その中で、実は徳島、ANAがその1枠を利用して5往復になっていたと。
 しかし、全体的に見て、搭乗率が全国ではあまり高い方ではなかったと、平均を下回っているということがあって、今回そうした雪解けの傾向ということもあって、国内枠をまた召し上げて、今度は中国枠に振り向けると。こうした中の1つに使わせてもらいたいと。確かに、搭乗率が5割を割ってしまうということは、赤字路線という場合もこれ出てきますんでね、しかもその5往復でももちろんたくさん乗っているところもあれば、非常に少ない部分がこれあって、でANAさんの方でこれをいろいろ考えた上で、一番少ない時間帯を間引かして欲しいという形で、今回その振り向けるということで、選ばれてしまったということなんですね。
 ということで、これから我々としては搭乗率のアップ、もちろんこれからインバウンド、海外の皆さん方が羽田が便利になるということで、羽田経由で。あるいは、徳島の皆さん方が、(徳島)阿波おどり空港で同じエアラインであればね、荷物預けただけで、あとトランジット手ぶらで海外に飛び立つことが、羽田からできるということになりますので、やはり便はたくさんあって、あったにこしたことはない。ただし、もちろん、各JALもANAも共に儲からない路線を維持するっていうのは難しい話ですのでね、やはり様々なPR、あるいは利用促進、こうしたものをしっかりと県としても図っていきたいと、まず考えています。
 それから今度、福岡便、これはJACなんですけどね。今、2往復、でサーブっていうね36人乗り、2往復になっているんですけどね。これはJACさんの方で、このサーブを退役させると。かつてはね、YS11も退役なんていうこともあったわけで。
 そうなった場合に、今度機材が実は大型化されるんですね。これはボンバルディアの飛行機、同じプロペラではあるんですけど、短距離であればジェット機と変わらないぐらいの速さということで、今回も15分ぐらい飛行時間が縮減をされる。利便性は増すわけですね。しかも、74人乗りということですから、36掛ける2よりは増える。で、従来は36人(乗り)であるがゆえに、団体旅行客を実はこのラインに乗せることができなかったんですね。ところが、74人(乗り)ということになると、貸切りで団体で飛ぶということが可能になるということで、ビジネスだけではなくて、そうした新たな展開が可能になる。
 もちろん、2往復あった方が便利には違いないわけですけどね。今、搭乗率100パー(セント)ではないわけですから。そうした点を考えると、逆に今回のを1つのきっかけ、チャンスとして、このいろいろな旅行商品、パックですね、こうしたものも造成をしていただけるようなPRに使うことができるだろうと。で、新たな展開をすることによって、より搭乗率が増してくるということになれば、当然これが2往復に戻る。ということは、前の倍になるということになりますから。一回2往復が1往復になる、なんか1便減らされたっていうイメージなんですが、実際の輸送力は上がるということになりますのでね、この機会をしっかりと生かしていきたいと、このように考えています。
 ということで、このエアラインについても、札幌便も非常に好調であったと、これはJALさんでありますけどね。こうした点もこれを季節運航というものから、より長い期間に、そして常設のものとして、特に札幌線については四国4空港で徳島阿波おどり空港のみが運航していただいておりますのでね。
 あるいは、それ以外の路線について、例えば非常に人気のある時期に、さらにこの季節運航といったものの可能性をしっかり探るとか、それから今、海外向けオファーはあるわけでありますので、そうしたものをさあどうしていくのかと。こうした点もしっかりと、新しい国際ターミナル機能が出来上がる前に、こうした点についてもしっかりと確保していきたい。
 何と言っても、インバウンド、2020年に2,000万人といった目標がどうももう今年度中には達成されそうと。つまり、上半期だけで1,100万人を超えたわけですよね。
 ということで、東京から富士山、名古屋、京都、大阪、神戸というゴールデンルート、もうホテルが取れない。国内のビジネスマンが、あるいは学会が難民になっているということで、来年の外科関係の学会もね、神戸ではなくて徳島で6,000人規模で開催をされるということもありますので、こうした対応戦略、これも我々としては、同時に考えていかなければならない。また、新しいゴールデンルートとして、全国で広域観光周遊ルートが7つ、観光庁に指定をされた。唯一、徳島3つ入っているということがありますんでね、こうしたものも今回の様々な様変わりって言いますかね、エアラインの、こうしたものをしっかりと捉える中で、対応をしっかりしていきたいと考えています。

(徳島新聞社)
 今、少し言及がありましたけど、徳島阿波おどり空港の方の機能強化ということで、補正予算にも計上して今後取り組もうとされていると思うんですけど、その整備への影響というのは、減便による影響というのは、ないというふうに知事はお考えなんでしょうか。

(知事)
 これはないですね。逆に言うと、目的が全く違うところにあって、海外に向けての話ですんで。逆に、少し過密になった国内の部分が空くということも、一つ入れられるチャンスにはなってくるということになりますんで、今もうどうにもならないと。海外からオファーがいくらあっても、希望する時間帯が取れませんのでね。出来上がればいいんですけど、まだちょっとすぐにはね出来ませんから。様々な可能性を生かしていくと。国内、そして国際ということで考えています。

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