文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

平成27年8月24日 定例記者会見 項目別

「平成27年度徳島県総合防災訓練」の実施について(説明)

 それでは2番目、「平成27年度徳島県総合防災訓練」の実施についてであります。
 今年の「徳島県総合防災訓練」は、「防災の日」であり、そして条例で定めた徳島県の「震災を考える日」でもある9月1日火曜日に、西部圏域で実施をいたします。
また、前日の8月31日月曜日には、県立三好病院におきまして、県内初となる夜間における病院ヘリポートの救急搬送訓練、こちらを実施をいたしたいと考えております。
 では全体どうなっているのか、という形ですね、
 (パネル「平成27年度徳島県総合防災訓練」を提示して)
 県西部がまさに主会場ということになります。
 そこで更にこの主会場について少し詳細にお話を申し上げていきたいと思います。今ご覧をいただきましたエリアというのは、美馬市から三好市にまたがる「西部健康防災公園予定地」でありまして、こちらを「主会場」にしたいと考えております。
 また、昨年、豪雪で孤立化をいたしました「東みよし町大藤(おおと)地区」こちらを「副会場」として実施をしたいと考えております。得たこの災害については、すぐこれを実践で二度と同じものに対して同じ結果にならないように向上しようという、そういった意味ですね。
 今回の訓練は、台風通過直後に何と「南海トラフ巨大地震」が起こるというまさに複合災害が発生をした、こうした状況のもとで、沿岸部では、津波により大きな被害が発生をしているというもちろん前提、内陸部、特に西部圏域におきましては、山腹崩壊等によります多数の孤立集落が発生をする、また、全県域におきまして、多数の被害が発生をしているとの想定で実施をするものであります。
 訓練には、自衛隊、警察、消防などのいわゆる防災関係機関の皆様方をはじめ、災害時において協定締結を行っていただいている団体の皆様方、また、病院、住民の皆様方など、122機関、そして総勢約1,000名の参加をいただきまして、「総合防災訓練」を行う予定と致しております。
 今回の訓練では、今も申し上げましたが、昨年のまさかと言われたあの豪雪対応、この教訓をしっかりと踏まえまして、孤立地域の解消に向け電源あるいは通信等の確保のために、発電機、デジタル無線機の搬入など応急的な回復、あるいは配電線、また電話線の応急復旧訓練、地域防災の担い手であります森林組合や建設事業者の皆さん、この皆さん方との共働による倒木の処理、ヘリコプターによる被災情報の収集などまさに実践的な訓練で地域防災力の強化をしっかりと図って参りたいと考えております。
 また、災害医療の充実をねらいといたしまして、医療関係者によるドラッシュテント、つまり急速展開テントですね、これによります救護所の急速な開設、また、救護所におけるトリアージ、また応急治療、そして災害拠点病院等への搬送訓練の実施を行う他、西部健康防災公園の機能として、沿岸地域への支援としての、沿岸地域への医療関係者、あるいは物資の輸送、また沿岸地域からの逆に救出・救助者の搬送訓練を実施をしたいと考えております。
 また、これに加えまして、県内初の訓練となるヘリコプターによる屋上ヘリポートの夜間救急搬送訓練、こちらを県立三好病院で、前日の8月31日に実施をする予定といたしております。夜間というのがポイントということです。
 こうした実践さながらの訓練を積み重ねることによりまして、南海トラフ巨大地震をはじめといたします大規模災害、その発生時の「死者ゼロ」を目指し、災害を迎え撃つ万全の準備を進めて参りたいと考えております。
 なお、主会場の西部健康防災公園会場内では、海上自衛隊の皆さん方の「レスキュー・キッチン」によるカレー、また陸上自衛隊の皆さん方、あるいは赤十字奉仕団の皆さん方による炊き出し訓練によります試食、電源として活用のできる燃料電池自動車などの展示・体験コーナーも設けておりまして、様々な方々に興味を持って、そして防災訓練を実感をしていただけるような内容となっておりますので、自主防災組織や関係者の皆様方だけということではなくて、多くの地域の皆様方あるいは県民の皆様方にご参加をいただきまして、平時から災害時をしっかりと考えるシームレスな防災訓練としていきたいと考えております。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議