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平成27年9月7日 定例記者会見 項目別

東京オリンピック・パラリンピックエンブレム問題について(質疑)

(読売新聞社)
 読売新聞です。先週ですね、東京オリンピックのエンブレムにおいて、いろいろゴタゴタ騒動があったと思うんですけど、徳島県とかでも正に「vs東京」とかそうかもしれないですけど、いろいろな商標登録とか、いろいろ関わるようなものを自治体としてですね、いろいろ作ったりすると思うんですけど、今全国の自治体でそういういかにチェックするかとかって悩んでいると思うんですが、徳島県としては何か今後そういう採用する時に、検索するとかですね、何かしらのチェックするかとかですね、何かお考えみたいなのがあればお聞きしたいんですが。

(知事)
 これは、今回のオリンピックの委員会もそうなんですけどね、これは必ずみんなやるんですよね。だから、逆にやっていたから、途中で補作が何度もなされていたと。ただ、最終的に出来上がった物を、前の物とあんまりね、その似てると言われた物とそう変わりのない物が出ていってしまったと。ここに、大きなポイント(がある)。
 そして、またその間にデザイナーの人たち、選定委員会がありましたよね、その皆さん方に相談がなかったと。本当は、プロはプロですから、これ似てると言うんだったら、ここまで大胆に変えない限りはもう無理じゃないかとか、もう補作では無理とかね。そういった点がポイントになったところでして、そうしたところが不透明であった。あるいは、手順がまずかったというのが、最終的にこれだけの混乱を招いたということですから。
 どこでもそれはみなやるんですね。で、実はあの後、今番組で検証やってますよね。で、多くのデザイナーの皆さん方の意見も出てて、デザイナーの皆さん方が異口同音に言うのはね、自分たちも同じだと思われてしまっていると、今。みんなどっかのやつをパクってきて、ちょっと変えてね出すんだろうって。
 いや、そうじゃないんですよと。自分たちが思いついた後に、今検索サイトがあるんで、ダーッと似たような、例えばPという字を使っているものであれば、バーッと出てくるんですよね。で、どれがどれに似ているかというのをね、自分、その開発したデザイナー本人が見る場合もあるし、事務所として見る場合もあるんだと。それでも、場合によっては、これは似ていると相手方から言われることがあるんだと。でも、最初にオリジナルを作って、それからあと似たような、これは必ずみんなね、デザインありますからね、そういうこの検索をかけるということが、どこでも異口同音に言われてましたけどね。
 我々としても、同様の対応はしていくわけですから。後は、世に出した時に、どれだけクレームがついてくるのか。これも事後的なチェックということになるわけですから。そうした意味では、これはある程度ね起こり得ることと。
 で、起こった時にどうするのかということを実際考えていかなければならない。これだけ情報化の時代ですからね、ネット上だけでも、別にデザイナーじゃない人がこれ似てるじゃないかって、ネットで出されるっていうのが、実は大きなポイントになってきたわけですよね、今回だって。だから、そこがポイントですよね。
 じゃ、似てると最終的に言われた場合に、どう判断するのか。じゃ、どういうシステムでその後やっていくのか。場合によっては、これは裁判で決着をするということもこれあり得る話ですのでね、そこまでは仮の物としておくのかどうかとかね。そういう形だと思いますね。これ、特に情報漏洩の問題とよく似てますよね。年金のあの問題と一緒。
 もう必ず漏れ得るんだと。しかし、漏れ得るものをどう察知をして、より早く止めて、漏洩あるいは漏出を大量にすることを防ぐのか。これと同じことで、これだけ技術がどんどん進んで、ネット社会になれば、これに対して事後的にどうするか、ここにも大きなポイントを置く必要があるんじゃないかと。

(読売新聞社)
 現状では、やっぱり事後的な対応しか、難しいところがやっぱりあるっていうことでしょうか。

(知事)
 完璧に行うんであればという前提ですね。もちろん、みなそれぞれ似た物を発表をする前には、それがデザイナー選定委員会というものを作る、プロ集団を集めて、これがいいかどうかを第三者的に判断をするということがそうですから。問題はそこで決着すべき問題なんですよね。しかし、それが今のはなかなか難しい。で、プロじゃなくて素人の皆さん方もこれ似てるんじゃないかとかね、ボンボン投稿するわけですよ。
 それで、その声がワーッと、「いや、確かに似てるよね」ということになってしまうと、今度はその元のデザイナーの人も、自分が仮に似てないと思ったとしても、「やっぱり似てるかな」となると、ちょっと訴訟しようかということもあり得るわけなんで、事後的に出てきた部分についてもどう対処するかを、今まではあんまり考えてなかったと思うんですけどね、これからはそうしたものも考える必要があるんじゃないかと思いますね。

(幹事社)
 ほかには。

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