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平成27年10月19日 定例記者会見 項目別

地域商品券について(その1)(質疑)

(NHK)
 よろしいでしょうか。地域商品券のことなんですが、今日で使用期限を迎えると思うんですが、今年の地域商品券の効果をどのように考えてらっしゃるかということと、販売の時にいろいろトラブルがあったと思うんですけど、その検証、対策、今後販売するとしたらですよ、対策をどのように考えているか教えてください。

(知事)
 はい。まず効果についてですが、前回、昨年の4月は消費税増税これを迎え撃とうと。そして、5パー(セント)から8パー(セント)3パーセント(増税)ですよ、よくエコノミストの皆さん方言われるんですが、そうじゃない。やはり、消費者感覚からいくと、あるいは小売店の皆さん方からいきますとね、いや消費税が8パー(セント)になるんだ。ということで、この8パー(セント)を超える10パー(セント)のプレミアムを付けた「阿波とくしま・商品券」こちらを発行をさせていただきました。
 そして、景気、景気というよりもね「消費の腰折れ」、これを何とか4月、5月防ぐことはできたんではないか。しかし、その後はね、やはりこれ平準化されてきてしまいますので、もし次何かあるんであれば、更なるカンフルをと県民の皆さんも大きな期待を寄せていただいておりました。
 そうした中ね、昨年の12月、安倍総理がプレミアム付き商品券を全国で発行しよう、国も支援をしていくんだよということで、徳島では20パーセントのプレミアムを付ける。また、発行ロットこれもね33億(円)だったものを更に1.5倍以上にしていくという形をとらせていただきました。
 しかしね、全国でトップを切ってスタートをした、そうするとやはり期待がね、かなり先行していた。しかも、プレミアムが20パーセントということでね。また、前回よりも多くのお店が参画をしていただいた。これも、前回の時に各お店としては純利益の中からやはり換金手数料、こちらを取られてしまうということがありましてね、これは辛いよということがあった。こうした御意見、県議会の中でも多く寄せられましたので、国がそうしたところに(交付金を)充当してもいいということがありましたので、銀行にはこの換金手数料かなり御努力をいただいたわけでありますが、結果としてそれを全て小売店としてはゼロにするという形をとらせていただいた。
 ということで、多くの皆様方が参画をしていただいただけではなくて、チラシなどに積極的にPRをしていただきました。こうした点もありましてね、初日にかなりの混乱をきたしたということがあったりしまして、そうした意味では、今回、それもある程度は想定をして、想定外ということを言わないようにということで。あるいは、なかなか並ぶのは大変だと言う皆さん方のために、コールセンターを作りましてね、そして電話での申込みこれも可能にしようと、させていただいたんですが、コールセンターは100回線あったのにすぐパンクをしてしまった。
 また、並ぶ人も並んでここまでは買えますよと言われたにもかかわらず、買えなくてトラブルが起こった。で、しかも、そこの皆さん方買えなかったからといって、商工会のね、会議所の皆さん方とか皆で努力をして、電話を一緒にかけてあげると。でも、それはちょっと平等に反するんじゃないか、こうした御意見も頂いたところでありまして、多くの検証する課題これが残された。
 あるいは、本人確認がしっかりされていないんではないか、こうした点も指摘はありましてね。いや「自分のところは家族全部あれ親戚まで名前を借りて全部買いました。こんなに買えたんだよ。」って言ってね、またPRをしてくれちゃう人もたくさん出てきましてね。そうした点では、今後どういった形で本人確認をして、本当に欲しいという人たちにちゃんと等しく渡るような形、これがやっぱりポイントとなるんではないか。
 電話での申込みについても、どういう形で本人確認をしていくのか。例えば、それぞれ架けてくるね、携帯で架けられると少し難しいんですが、固定電話の場合には局番で一体どこのエリアから架けているのか、こうした点は分かる部分がこれありますんでね。公衆電話の場合には必ず非通知が出て参りますから、こうしたこの選び方というのも実はあるんですが、これもね本当に100パーセントということではない。
 これは一番いいんであれば、マイナンバーカードでチェックをしていくというのは、それはベストとなるわけでね。そうしたことを考えていくと、今後、マイナンバーの普及、こうした点も考えて、しかも個人がしっかりと分かるということ。そして、不平等性をなくすといった点ではね、正にマイナンバーカードっていうのはそうした点を目指していこうということですから、これをかましていくということは、今後発行する場合には、当然あり得るんではないかと思っておりますけどね。
 ということで、今回の点については、効果はあったんではないか、これは全部使い切っていただいてからね、これを検証しようとは思っておりますけど。既に統計データなどは出ているところでありますんでね。しかし、前回の統計データぐらいのリアクションというまでは出てないということにはなるかと思います。また、全国でこれ同時発行っていうかね、徳島が全国で一番最初に発行はしたわけなんですけど、その後順次、あるいは旅行券とかいろいろな形、あるいは市町村もね、国からの支援を受けて多く発行したといった点がありますので、もう少し検証するには全体を取りまとめて見てみる必要があるんではないかと思っています。
 で、今後トラブル防止どうしていくのか、今もその一端を申し上げたところでありますけどね、やはりこれ不平等だという声が出ないような形の検証をしっかり、あるいは制度を盛り込んでいくと。また、並ぶだけではなくてね、じゃあどういう形で電話で確認をしていくのか、不平等をなくしていくのか、こうした点についてもしっかりと検証、最終的にさせていただきまして、そしてもし次回発行するということになるんであれば、こうしたものもしっかりと解消できる、そしてより多くの皆様方が、欲しいと言う皆さん方がね、行き渡るような制度にこれを改善していく必要があると、このように考えています。

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