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平成27年11月16日 定例記者会見 項目別

長安口ダムの堆砂対策について(質疑)

(徳島新聞社)
 いいですか。長安口ダムの堆砂対策なんですけど、先日、国の方で恒久的な対策を考えるという会議が立ち上がった思うんですけど、で、その中で国の方の案としまして、貯砂ダムを造るだとか、排砂バイパスで洪水時に流すとか、いくつかの案が提示されたかと思うんですけど、で、最終的にはその会議の中で方向性っていうものを定めていくとは思うんですが、知事がいろんな案がある中で、知事の御見解というか、具体的な案についてこういう案がっていうのがもし、感想なり、御見解があれば教えていただきたいんですけど。

(知事)
 はい。で、元々はこのスタートっていうのは、徳島からトリガー、引き金を引いたということになります。それは何かと言うと、やはり那賀川というものが洪水と渇水を繰り返すと、これはなかなか大変だと。そうした中で、いわゆる総合調整を行う治水・利水のダム「長安口ダム」1個ということなんですよね。で、そこにどんどんどんどん堆砂が進む。
 特に、平成16年度、あの災いの年ですよね、あの時、一晩にして坂州木頭川このあたりがほとんどもう埋もれてしまったんですよね。あそこの旧木沢(村)の役場の前、前はかなり下だったものが、もう被災を受けてその翌日、翌朝行った時には、「えっ、ここは坂州木頭川」と言うぐらいもう河床が上がっちゃったんですよね。
 あそこは、非常に破砕帯が通っている所でしてね、ちょうど那賀町から今の海陽町、海南の所ですよね、一気にあのベルト地帯やられたんですよね、あの日に。こうしたことから、これは放っておけば、ただ単に今ある河床を下げるために、ユンボで掘って、トラックで運び出すっていうようなね。今、当時からもやって、例えばそのための谷をこう埋めようということで、トンネルまでね、かつて県としては開けたことがあったんですが、これもなかなか厳しいということになって、これはもう究極に国の力を借りるしかないだろうということで、長安口ダムこれを国土交通省の皆さん「全く異例中の異例」と言われるんですけど、つまり国が造ったダムを県に、県営に払い下げるっていうのはあると。県が造った県営ダムを国の直轄ダムにするなんてあり得ないというね。
 でも、それはもうとにかくやってもらうしかないですよということで、これが認められた。そして、掘ってくれてるんですね。今、掘ってくれてるのは、あれ直轄事業なんですけどね。でも、これでももう限界じゃないということで、昨年の台風11号、今年の台風11号と、共に11号、8月、7月なんですけどね。で、昨年の場合には、いわゆる「ただし書き操作」ということで、洪水調整のダムなのに、入ってきたらそのまま流すって、洪水調整が全くきかないということで、史上最大の、(那賀町)和食あるいは(阿南市)加茂谷の所が水害を受けたんですね。で、今年も1年あけて(阿南市)深瀬の所の堤防の閉め切りはほぼできるようになったわけなんですが、また床上・床下(浸水)こうしたものが起こったということで、今回はぎりぎり「ただし書き操作」いかなかったんですけどね。これも何とかダムの能力を向上させてもらうしかないだろうと、これもずっと言ってきたんですけどね。ちょっと今の対策をということで、緊急の床上の対策を逆に進めるということになったんですが。
 ということで、この言ってきた、今回も政策提言、更に国土交通副大臣はじめ、事務次官あるいは技監ね、皆さんにこう申し上げてきたんですけどね。そうした中で、国もいよいよここは全国のモデルをここに作っていこうと。今、現に長安口ダムこれが国の直轄になって、水を貯めながら、更に洪水調整であるとか、利水をきっちりできるようにということで、ダムサイトを切って、ここに新しいゲートを作るというね、世界初の事業を行う。これがまさに成長戦略として、これからダム機能の落ちたもののダム能力の向上といった観点では、まさに世界的な事業になってきているわけでして。じゃあ、この事業をやる以上は更に上流の堆砂これを何とかしないと、埋もれてしまってはこれ意味ないんで。
 ということで、従来から、例えば坂州木頭川の所に、砂防ダムである「追立ダム」があるんですね。もうでも全部埋もれてしまってる。いわゆる砂防堰堤にしか今なってない。こうしたものの活用っていうのはあるんじゃないかということは申し上げたんですね。あるいは、四国電力の「小見野々ダム」ですよね。これは、四国電力の皆さん方が発電に使うとともに、もちろんその堆砂対策も四国電力がやっていただいているんですね。
 しかし、こうしたものの活用というのも、今後考えられるわけで。ただ、これは私の方からね勝手に、四国電力の持ち物ですからね。国に入っていただいて、さあどうしていくのか。やはり、まず考えられるのは今ある施設、これを最大限に活用していく。あるいは、堆砂に対して、ユンボで掘ってダンプカーで運んでいくって、今でもすごい数ですけどね。そうしたものじゃなくて、もう少しスピーディに堆砂を出していくような対策。
 あるいは、それをただ埋めるだけではなくて、使えるっていうことはもっといいわけでして、それが有価になっていくわけなんで。こうしたものも、いろいろ国の方に、やっぱり国の英知を結集をして、これも新しい実は事業になってくる。もう日本中のダム、世界中のダムが同様の状況になってるんですね。昔は100年でダムが埋もれたら、もう次のダム造るって。でも、なかなか新しいダムを造るっていうのは、難しい時代になってきているんで、今あるダムをどう使っていくのか。どう再生するのか。1個でだめだったら、その更なる上流と統合運用して、どうしていくのか。
 こうした新しい知恵を出していくということで、これまでも政策提言をした、そうしたものも当然のことながら、今回のベースになっていると。これをたたき台にして、更に国の英知、これを集めて正に日本のモデル、世界のダムのモデルを作り上げていただきたいと、このように考えています。

(幹事社)
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