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平成27年11月16日 定例記者会見 項目別

「海部・那賀モデル」の構築について(説明)

 次に、3番目「海部・那賀モデル」の構築についてであります。
 何なのか、ということですけどね。実は医療の観点についてであります。
 本県の人口10万人当たりの医療施設従事医師数、つまり医療機関等で働いておられるお医者さんの数ということですね。実は全国第2位と高水準にあるところでありますが、残念ながらその多くは徳島市を中心とするいわゆる東部圏域、徳島の場合には医療圏域を徳島市などのいわゆる東部、そして県西部・西部圏域、そして県南部・南部圏域と大きく3つ、さらにそれぞれを2つずつに区切る訳でありますけどね、この東部圏域に約3分の2のお医者さん達が集中をする。
 つまり、南部・西部にとってみると地域偏在が顕著になっているということなんですよね。ということで、南部、西部は医師不足ということになってまいりました。
 とりわけ、保健医療計画における今申し上げた6圏域で分割でみた場合、南部の特にⅡ(保健医療)圏域ですね、海部郡、人口10万人当たりの医療施設従事医師数が、県内6つの圏域の中で一番少ない、また、那賀町においては広大な山間地を有する、またその面積も町村の中では四国で最大の面積、実は市町村になると三好市とこうなる訳なんですけどね、ともに徳島県。これだけ広い面積を抱えるということで、面積100平方キロメートル当たりの医療施設従事医師数が、県内24市町村の中で最下位となっております。
 こうした状況から、各医療施設が、それぞれ医師確保に向けまして取り組んできたところでありますが、やはりこうした人口の希薄、あるいは少ない、高齢化の進むというところではお医者さんにとってみると様々な医療の症例数が少ない、また高性能医療機器が未導入であるなどのいわゆるキャリア形成に対して不安を抱かれてしまう、また指導医、同僚の医師が少ない、同じね診療科の中で自分が一人だけとかこうした孤独感などから、若手・中堅のお医者さんが積極的になかなか来ていただける状況にはなっていない。
 こうしたことから、若手・中堅の医師の皆さん方の不安を取り除き、魅力ある職場なんだということで認識をしていただくにためには、地域の公的医療機関が一体となって連携・協力体制を構築していくことがまさに有効と、このように考えたところであります。そこでこの度、県立海部病院を中心として海部・那賀地域にある病院全体を医師をフォローしていく体制を「海部・那賀モデル」として構築を進めていくことになりました。
 私としては、「海部・那賀よしモデル」とこう呼んでいるんですけどね。
 既に、海部・那賀地域内での連携・協力として、10月1日付けで海部病院に採用されました脳神経外科の医師を上那賀病院に派遣をさせていただいておりますし、また民間病院から出羽島診療所への応援診療によりまして、新たに時間が確保ができた海部病院の医師を、今度は海南病院に派遣をしているところでありまして、こうした取組みの更なる進化について協議する組織といたしまして、「海部・那賀モデル推進協議会」を設置することと致しました。
 この協議会におきましては、県立海部病院坂東院長さんを会長といたしまして、海部郡・那賀郡の病院長、事務長などの病院関係者、また医療行政関係者、そして徳島県地域医療支援センターここは谷 副センター長さんですね、を委員として構成するものでありまして、第1回目の会議を、11月21日土曜日に、県立海部病院において開催をする運びとなりました。
 今回の会議は、第1回目ということもありまして、私のほか、海部郡また那賀郡の地元4町長さんにもご参加をいただき、「海部・那賀モデル」、「海部・那賀よしモデル」ですよね、の在り方等について、ご意見を賜りたいと考えております。
 今後は、この協議会における議論を進め、地域偏在による医師不足の現状を打開をする処方箋となる「海部・那賀モデル」の構築に向け、関係者が一丸となって取組み、まさに日本の中山間地域の医療のあり方、これを徳島から発信をしていく、全国モデルを作り上げていきたいと考えております。

 
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