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次に最後3番目でありますが、「千年サンゴ」日本ユネスコ・プロジェクト未来遺産登録記念式典についてであります。
昨年の12月7日、公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟の第7回未来遺産委員会が開催をされまして、千年サンゴと活きるまちづくり協議会を登録団体とし、牟岐町大島にある「千年サンゴ」の保全活動が、プロジェクト未来遺産に登録されることが決定されたところであります。
県といたしましては、プロジェクト未来遺産の登録の機として、これを逃すことなく登録に盛り上がっておられます住民の皆様方をしっかりと支援をさせていただきまして、牟岐町、協議会及び日本ユネスコとともに登録記念式典を開催する運びとなりました。
記念式典は、2月10日水曜日、牟岐町海の総合文化センターで行うこととなりまして、当日は日本ユネスコからの登録証の伝達に加えまして、牟岐町がこの決定の日、12月7日ですよね、こちら12月7日を「千年サンゴの日」とする制定の宣言、また協議会が作成をされました「千年サンゴ」のキャラクター「千年さんごちゃん」、けっこうかわいいですよ、のお披露目式を行いたいと考えております。
また、昨年度から、牟岐小学校において実施をされております「千年サンゴの保全活動等環境教育」の授業を受けた子どもたちに保全活動についてこの発表をこの機会にしていただこうと、更には牟岐町のご出身でハープ演奏家であります「富(とみ)田(だ)晴(はる)世(よ)」さんが自ら作詞作曲をされました「千年珊瑚の歌」を演奏していただくこととなります。
更に、式典終了後、牟岐小学校に場所を移しまして、5時間目の授業として、3年生・4年生の子どもさんたちに、サンゴの世界的権威で「日本ユネスコ未来遺産委員」でもあられます「土(つち)屋(や) 誠(まこと)」琉球大学名誉教授から「夢授業」を行っていただきます。
式典の開催にあたりましては、徳島ユネスコ協会はもとより、牟岐小学校では、記念式典の参加を学校行事としていただくなど、最大限のご協力を頂いているところであります。
今回のこの未来遺産登録は、高さが約9メートル、外周(約)30メートル、樹齢というのか、年齢というのかね、1,000年をはるかに超える、1,700年ということも言われているんですよね、世界最大級、最長寿といわれいるこの「千年サンゴ」について、地域のNPOやボランティア団体、また経済団体、漁協、牟岐町、そして徳島県等が連携を致しまして設立をしたこの協議会が行う、サンゴの保全活動、また「サンゴを活用したまちづくり」など、人と環境との関わり、また地域の活性化、そして、次世代を担う人材の育成などが高く評価されたものと考えるところであります。
私自身、ダイビング、スキューバダイビングをさせていただきまして、牟岐の大島、そこにあります「千年サンゴ」を初めて見たときは、約13mぐらい潜ったんですけどね、あまりにもその大きさね、これ1,000年と言われて1,000年どころじゃないんじゃないのと、びっくりさせていただいたところなんですね。
また、その後、地球温暖化、海水温が上がるということで、実はオニヒトデの大量発生と、サンゴのまさに天敵ですよね、その駆除ということで県としても保全に力をしっかりと入れていこうということで、再び平成22年5月に(私は)潜らさせていただきまして駆除活動に参加をさせていただきました。なかなか大変なんですよね。オニヒトデ、皆赤いと思っているんですよね、陸に揚げると赤いんですけどね、海中にいると緑色で、保護色で見られないんですよね、サンゴと。でも万が一、手がバッと当たってしまったら猛毒を持っていますんでね、大変なことになるということで、こうはさみでカチカチとやるんですけどね、なかなか大変でした。正直。
この「千年サンゴ」をはじめとする南部圏域の豊かな自然・宝をしっかりと未来へと引き継いでいくことはもとより、今回の記念式典の開催によりまして、「千年サンゴ」の保全活動の機運を更に盛り上げ、南部圏域の豊かな自然を広く情報発信することによりまして、「四国の右下、みぎあがり」このキャッチフレーズね、四国の右下のファン、その拡大を通じまして、徳島の魅力を更にPRをしていきたいと考えております。
私の報告は、以上3点です。どうぞよろしくお願いをいたします。
(幹事社:司会)
それでは、発表内容に関して質問のある社は。