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平成28年1月25日 定例記者会見 項目別

農林水産業の成長産業化及び関連産業の振興に関する徳島大学との協定について(説明)

(知事)
 はい、おはようございます。
 それでは、今日は私の方から、3点発表をさせていただきます。
 まず、1番目は、農林水産業の成長産業化及び関連産業の振興に関する徳島大学との協定についてであります。
 徳島大学におきましては、この春、4月からですね、30年ぶりの新学部といたしまして、全国初の6次産業化人材を育成をする「生物資源産業学部」開設、いよいよ4月に迫って参ったところであります。
 これまで徳島、これだけ農業大県、関西の台所、今や日本の台所を期待をされる、でも中四国9県の中で、唯一農学部が大学にないということでなんとかこれをと、無い物ねだりをしてオーノーと言っててもしょうがないということで、徳島大学との間で、農工商連携、そのを推進するための協定を結ぶということで、工学部、特に「農工連携スタディーズ」の農と工に通じた人材の育成であるとか、あるいは植物工場といったらLEDを使うというのはね、定番になっている訳でありますが、このLEDを用いて植物工場、その共同研究などにこれまでも取り組んできたところであります。
 この度の新学部の開設、これを契機といたしまして、こうしたこれまでの取組み、更に進化をさせていくために、徳島大学との間で冒頭にも申し上げた、新たに「農林水産業の成長産業化及び関連産業の振興に関する協定」締結する運びとなりました。
 旧県立農業大学校の跡地、約10ヘクタール、こちらをご活用いただく新学部の教育研究拠点と県立農林水産・総合技術支援センターの両者を中核とした「アグリサイエンスゾーン」、石井町ですね、更には、鳴門市及び美波町の「水産研究課」などにおいて、地域や産業を支える人材の育成、また生物資源や先端技術を活用した研究開発などに、共に取り組んで参りたいと考えるところであります。
 具体的少し申し上げて参りますと、6次産業の「起業」、業を起こすということですね、あるいは「輸出」にも果敢に挑戦を致します高い実践力を有する人材の育成を進めるため、アグリビジネス科、まだ仮称でありますがね新設予定の城西高校、これは平成29年4月を目途ということですけどね、この城西高校をはじめとした専門高校、これから我々は職業高校と言うのではなくて、それを専門にスキルを身につけるということで、専門高校、あるいは農業大学校、既に専修学校化しておりますが、そして徳島大学が連携をして一貫した人材の育成システム、そのもと、教員の皆さん方の相互派遣これはもとより、先進的な農業者また食品関連事業者等の皆様方のもとでのいわゆる実地研修、更には商品開発や販路開拓での実践的教育活動などに取り組んでいきたいと考えております。
 また、研究員の交流などを通じた互いの研究機能の強化、また徳島大学が有する先端技術を活用した産学官の共同研究によりまして、ICTやロボット技術によりますスマート農業の推進、またバイオ技術、こちらを用いた地球温暖化に適応する新品種の創出などに取り組んでいきたいと考えております。
 更に申し上げて参りますと、アグリサイエンスゾーンに民間の技術、ノウハウ、そして資金を導入をいたしまして、産学官の連携で次世代型農業の研究また実証に取り組みますため、今後、旧農業大学校の跡地の一部、約1.8ヘクタールとなりますが、こちらを活用し、施設の整備・運営を行っていただける民間事業者の方を公募させていただきたいと考えております。
 この徳島大学との協定の締結は、1月29日金曜日に予定をいたしておりまして、生物資源産業学部の開設を機に、本県農林水産業の成長産業化を図り、地方創生をしっかりと加速をして参りたいと考えております。

このページに関するお問い合わせ
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