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(読売新聞社)
(徳島)市長選の話に戻るんですけれど、一応3期12年で市政が、現市政が刷新されることになったんですけれど、その要因は、問題があったのかなかったのか、どういう要因で市長が交代するということになったのかという点と、今回20ポイント以上前回と比べて投票率が高かったんですけれど、その要因をどう見ておられるか。
(知事)
まず、後段の方ですね、20ポイントを超えて投票率が上がったというのは、それだけ市民の皆さんの関心が高かったと。前回はお二人の戦い、今回は4人の戦い、具体的な争点があったということがあるのかなということですね。
前段の原市長さん、3期12年のやられましてね、本当にご苦労さまだったと思います。県都の舵取りというのは、大変なことだと思いますんで、ホントにもうこれまでのご尽力に敬意を表したいと思います。
で、今言われるそこでという、出られましたんでね、出馬されましたんで、ここについてはよく言われているやっぱり新町西地区の白黒どうするんだといったところが一番の争点。確かに多くの皆さん方のご意見としても新町西地区だけじゃあないだろうと、そりゃあそうですよね、県都の、徳島市な訳ですから。やっぱり、その辺りについて様々な議論がといった声があるのも確か、でも非常に分かりやすい争点というね。
昔、小泉(元総理)さんが突然、(衆議院)郵政解散と「ワン・イシュー」ってね、一つのことだけを争点とすることで、あの劇的な選挙、劇場型ってよく言われましたけどね、そうした意味であまりあれもこれもと言ってくると、皆だいたい似てくるんですよね。
今決まってないものであれば一生懸命がんばりますということだけで終わっちゃう。でも、今進んでいるものをどうするかということになると、これは手法から始まって、結論だけじゃなくて、どういう手法でこれを、例えば進めるのか、変えるのかということを出さないと皆納得しない訳ですから。
そうした意味ではここの部分が非常に大きな争点となり、しかも新町西地区白紙、あるいはもうこれを止めるといった候補が多くの票を取られたと、二人がですね。こうした点からいくと、やはりこの新町西地区の再開発の問題、これまで進めてきたといった点が、やはり市民の皆さん方から見るとまずかったのではないかということが一番のポイントではないかと。
これは、もうマスコミの皆さんが書かれていますけどね。それ以外の点については、やはり新しい方がどう手腕を発揮をするのかといった点がこれから多くの皆さんが注目をされると言うことだと思います。