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(徳島新聞社)
マイナンバーなんですけれども、全国の自治体で交付作業始まっていると思うんですけれども、ICチップの不具合ということが言われていると思います。システム障害が原因だとかって言われているんですけれども、この点について全国知事会情報化推進プロジェクトチームのリーダーをされている知事としましては、まずこの事態どういうふうに受け止められているのでしょうか。
(知事)
はい。マイナンバーの発給がね、今年の1月からいよいよスタートした。そして多くの県民、国民の皆さん方にこのマイナンバーシステムといったものについて理解をしていただこうということで、よく一般に言われるのはマイナンバーが流出をしたら困るということでね、よく言われるんですが、怖い怖いって。実はマイナンバーシステムっていうのは3つの機能を1つのカードの中に持たしているっていうことをぜひご理解をいただきたい。
1つは言うまでもなく、個人のその番号ですね、マイナンバー。これによって年金であるとかあるいは社会保障、あるいは災害のときの活用というもの、あるいは税ですね。こうしたものが定められている訳なんですね。
で、それ以外の2つ。実は、これを使うことが実は多いんですね。
1つは公的個人認証ということで、それが誰々さんであると、つまり、なりすましなんていうのがネット上ではよく行われたり、色々な身分証明書を持ってきて、でよく免許証をコピーさせて下さいってのがありますよね。でも免許持ってない人もいる訳でありますんでね、そうした意味ではこれが誰さんである、なりすましを防除するための公的個人認証システム。それからもう1つはご質問のあった、あそこにこのICチップがついておりますね。これは今は免許証・・・には付いてないな、私の持ってるのには。それぞれに最近ICチップがよくこう付いてくるわけなんですが、この中に、このアプリケーションって言いましてね、様々なものをこの中に入れ込むことが出来るんですね。
例えば今後、用途が広がってくれば、レセプト情報などから、この人がどんな既往症を持って、どんな薬を飲んでるのかっていうのがパッと読み取ることによってわかる。いざ発災となって避難所に入って、ICカードリーダーで読むことによって、Aという避難所には高血圧の人が何名、あるいは糖尿病の人が何名、こうした慢性期の病気の人に対しての薬をピンポイントで届けることが出来る。災害の時には非常に有効なシステムとなる訳ですね。
もちろん、これをいわゆる銀行カードにしてもいい訳なんですね。
こういう形で、この3つの機能がスリーインワンでこのマイナンバーカードの中に入っていると。そこで今の話ということになります。
これは市役所にあるいは町村の役場に行ってマイナンバーカードをもらったときに、暗号を2種類入れるんですね。1つは英語文字も入れて数字、もう1つは4桁の非常に短い暗号ですね。自分のいわゆる番号と。これを入れる時に、システム障害が起こることがありました。これその場でどうこう直せないんですね。これはマイナンバーカードをもう1回再発行するということですね。
そういったことで、多く、特に政令都市の窓口でこれが多く発生をしたということで、地方公共団体情報システム機構、J-LIS(ジェイリス)と呼んでいますが、そちらのほうでこのシステム障害に対して、今、対応していると。ほぼそうしたものについての修正はなされてくるということになっています。
逆に言うとこのマイナンバーカードのシステムといったものをこのシステム障害、つまりピンチを逆に国民の皆さん方に結果として利用方法がこれだけあるんですと。決してマイナンバー自身を使うんではなくて、多くの公的なサービス、これを受けることが出来るということを知っていただくチャンスにも繋げられるんではないかと、このように考えておりまして、J-LIS(ジェイリス)のいわゆる代表者会議の座長、責任者として、こうした点についてもね、積極的に情報開示をしていくと。何がどう問題があったのか、そして国民の皆さん方に分かりやすく説明するようにと、このように障害がある度に伝え、そして広報していくと。
国に対してもそうした点については総務省中心としてね、PRをどんどん内閣府官房とともにしてもらいたいと、これも言っているところでありますので。こうした障害も起こりうる、しかも暗号っていうかね、暗証番号入れる時にこれが起こるっていうね。そうした点、まだまだマイナンバーのシステムもね、まだ途上ということになります。
(幹事社)
ほかに。