〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
(幹事社:司会)
それでは、発表よろしくお願いします。
(知事)
おはようございます。
今日は発表に先立ちまして、私の方から2点、まずご報告を申し上げて、発表事項に移りたいと思います。
まずは、「平成28年熊本地震」についてであります。
このたびの大地震によりまして、お亡くなりになりました皆様方に、心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、そして今なお、被災をされ、苦しんでおられる避難者の皆様方に、心からお見舞いを申し上げたいと思います。
今回のこの熊本地震でありますが、大きく特徴がございます。まずは(4月)14日、午後9時26分に発生をした、いわば直下型地震という形での震度7、これは我々としても大変衝撃が走ったものであります。
そして、ここへの対応ということで、県としても、以下、申し述べるような体制を採った訳でありますが、しかしそれで終わらなかったということであります。というのは、今度はその後に今度は(4月)16日未明、午前1時25分、そして、この時は何とマグニチュード7.3ということで、これは阪神淡路大震災と同じ力ということでありまして、震度6強がその後も連続して起こると、これによって大きく揺られていたところへこの強い地震、パワーでやられたものですから、多くの家屋が倒壊をする、土砂崩れが起こる、いう形で大きな被害が今なお続いているということかと思います。
気象庁の皆さん方からも、この震度7の部分が「前震」というね、「本震」に対しての「前震」という我々としても新しい言葉、概念をお聞きをした訳でありますが、そうした意味では活断層が交わるところがいかに怖いのかといった点の大きな教訓にもなる、その後、この2つの活断層に沿って、なお、震源が移動するという、こうした点についても大きな特徴のある地震ではないか、このように考えるところであります。
そこで、以下、県の対応でありますが、(4月)15日翌日でありますが、たちどころにこれ実は、精神病院の方がやられたということがありまして、地元の方からの要請も受ける形で、「DPAT」の先遣隊、災害派遣精神医療チーム5名を現地に、そして、すぐさま活動に入るという形となりました。
そして、以下(4月)16日、県下の6消防本部から55名の皆さん方の緊急消防援助隊、また、県警からは広域緊急援助隊あるいはと緊急災害警備隊として、39名、その後40名と、それから、また、災害派遣医療チーム「DMAT」、こちらにつきましては、7チーム33名、そして、ドクターヘリについては実は徳島県、関西広域連合のオペレーション6機行っておりますので、このうち西側に配備をしている徳島県ドクターヘリ、兵庫県ドクターヘリ、そして日本海側の守りである3府県(共同)ドクターヘリの3機を現地へ派遣をしたところであります。
また、さらには応急危険度判定士、この要請もいただいたところでありますので、3名を派遣をしたところであります。計135名の皆さん方が現地で懸命な救助活動を行っていただいているところであります。
また、さらにこうした支援を本格的に行わなければいけないということで、「熊本地震支援本部」、こちらを土曜日9時半に、ちょうど、応急危険度判定士の県の職員を送る出発式と併せて、設置をさせていただいたところであります。
そして、いよいよ「命の時間」という72時間、水(を飲まず)、あるいは食べ物を食べずに生き残れる、まず、72時間と言われる訳でありますが、最初の震度7の地震から既にこれ72時間が経過をしてくる。
そうなりますと、今度は避難場所にいる皆さん方が自分らの生活についてのやはり不便を感じ始める、あるいは、既往症を持った皆さん方が、最初の時には精神状態もこれは大変だということで、緊張されているところから、ほっと、こう転換をされる、ここがやはり72時間ということで、こうしたものの対応が必要となってくる時間帯となるとともに、もう一つ、16日未明の地震に対しては、まさに一番重要な命の時間が今日ということになりますので、先ほど9時半からこの熊本地震支援本部、再び活動をさせていただき、私も出席をする中で、まず、対策支援本部といたしまして、熊本県災害対策本部から要請をようやく受けました支援物資、これを昨日、県のトラック協会の皆様方の全面的なご協力をいただく中で、水 3千リットル、アフファ化米を2,300食、そして、徳島ではおいしく食べられる非常食ということで、地鶏のナンバーワンの阿波尾鶏を使用した缶詰、あるいはカレー、混ぜご飯といったもの、また、カロリーメイトのロングライフということで、長期間保つ、保存食用のカロリーメイト、また、特にアレルギー対策ということで、アレルギー対応の食事、あるいは粉ミルク、アレルギー対応のですね、こうしたものを4トントラック2台分、運ばせていただいたところであります。
また、さらに、今、全国でもスポーツイベント関係者の皆様方が被災者支援ということで、義援金を募っているということが、マスコミの皆さんを通じて行われていると思いますが、日本赤十字社徳島県支部をはじめとして、日本赤十字社でもこの募集が始まっているところであります。、本県におきましても東日本大震災でいただきました義援金、それをその後の大規模災害の被災者の皆様方に対して、しっかりと支援をしようという形で、その後「徳島県大規模災害被災者等支援基金」という形で、制度を作っておりますので、この活用を本日から行っていきたいとこのように考えております。