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平成28年4月25日 定例記者会見 項目別

平成28年度「徳島夏のエコスタイル」の実施について(説明)

 それでは続きまして、発表事項1点、申し上げたいと思います。
 平成28年度「徳島夏のエコスタイル」の実施についてであります。
 昨年は、世界的に見ると、2014年に続いて2年連続で最も気温の高い年を更新することとなりました。これは、アメリカのNASA・航空宇宙局、海洋大気局、これらが合同で1880年からその暦年の年の地球全体での平均気温、これを測定をして、そして翌年の1月に発表をしているものであります。
 実は、1998年以降、歴代の気温の高いのがぞろっとベストテンが入っていると、ワーストと言ったほうがいいのかもしれませんけどね。それも人間の活動に起因をする二酸化炭素をはじめとする温室効果ガス、これに起因をするんだと、こうした発表があったんですよね。そして、2014年が世界最高と言われていたのに、何と今年の1月発表された2015年の平均気温、何と0.13度上回り、世界最高の気温を2年連続更新となったところであります。
 こうした状況で、徳島におきましても、8月の平均気温が前年を上回る、世界と同様ということでありますね、大変暑い夏であった、電力の需給がひっ迫するんじゃないか、大変気になったところでありますが、ここについてはそうした事態を招くことなく、無事に過ごすことが、まず出来たところであります。
 これも、ひとえに、ご家庭あるいは企業、こうした皆様方の節電意識、徳島が、何と言っても日本の中で一番早くこうした点についての呼びかけ、そして、実行をしていただいたところでありますので、この節電意識が浸透した、県民総ぐるみでの節電あるいは省エネの取組みが定着をしてきた結果ではないか、こうした点についてのご理解、ご協力に心から感謝を申し上げたいと思います。
 では、今年はどうなっているのかでありますが、4月、こちら観測史上初めて30℃を超える日があったと、もう皆さん方も体感をされたばかりだと思います。大変こうなりますと暑い夏が予測をされるところでありますが、4月8日、四国電力が示しました四国管内における今夏の電力の需給の見通し、ここについては、(電力の)安定供給に必要となるライン、これが定められておりまして、供給の予備率3%、これをとにかく上回らないと危ないということなんですよね、これを上回る5.8%を確保出来る見通しとなったと、このような発表がありました。
 ただ、あくまでもこれは、これまでの節電・省エネの努力を前提としているものでありますので、やった、これで大丈夫なんだ、がんがんクーラーを掛けようと、もしそうなってしまうと、この数字は実はあくまでも見通しでありますので、もろくも崩れてしまうということになります。
 そこで、あくまでも電力のこの需給、特に需要ですよね、このあたりをやはりコントロールしていく必要がある訳でありまして、気を緩めることなく、これまで以上の節電、あるいは省エネの取組み、しっかりと推進をさせていただければとこのように考えております。
 こうしたことから、今年も、5月から10月末まで、5月から10月末までと全国よりは少し早くはじめ、そして遅くまでということでありますが、この期間におきまして、「徳島夏のエコスタイル」を展開をする運びとなりました。
 言うまでもなく昨年の12月、パリにおきまして「COP21」が開催をされ、今までは先進国と発展途上国との間でただ一つとして意見がまとまらない、しかしこれが歴史的な合意に至りました。世界を挙げてこの地球温暖化対策に本当に取り組まなければ人類の活動、あるいは地球が終わってしまうんだということで、「今世紀後半以降、温室効果ガスの実質ゼロ」、これを目指していこうと、排出量のですね。こうした地球規模での温暖化対策に取り組もうということになったところであります。
 ということで、徳島夏のエコスタイル、少し一枚に取りまとめると、こんな感じということなんですね。
 (パネル「平成28年度 徳島夏のエコスタイル」を提示して)
 ということで、この機を逃すことなく、「徳島夏のエコスタイル」どんどん進めていこうと、県民総ぐるみで地球に優しいライフスタイルへの転換と、そして右にありますように、夏のエコ、基本取り組みというのが「COOL CHOICE(クールチョイス)」の実践ということでね、「COOL」というのはもちろん、涼しいということですが、やはり「COOL JAPAN」でも出てくるような、賢いというね、こうしたイメージもありますので、それぞれの活動、個人で、また団体で、あるいは子どもさん方とともにとこうした切り口で今年も展開を行いたいとこのように考えております。
 ということで、今はパネルを見ていただいたところでありましたので、今度は少し申し上げていきたいと思います。
 今回は、スローガンとしては「脱炭素社会元年」これを掲げたいということであります。「みんなで!ストップ地球温暖化」、これをコンセプトとして、多様なイベントを通じまして、未来を担う特に若い世代の皆さん方を中心に、地球に優しい新しい、新たなライフスタイルへの転換、これを県民の皆様方に、幅広く呼びかけて参りたいとこのように考えております。
 まずは、とくしま動物園におきまして、「地球温暖化の象徴的動物なあに」と言われると、これはもう言うまでもなくホッキョクグマのポロロ、ねえ、よく出てきますよね、子どもさん達から氷の中に入ったリンゴとかね、こうしたプレゼントをもらって喜んでいるホッキョクグマのポロロであります。究極のエコカー・FCV、先程「とくしまマラソン」の先導でご紹介をさせていただいた「MIRAI(ミライ)」、公用車で2台ありますので、これを用いたイベントを皮切りといたしまして、小中学生を対象として「サバイバルエコツアー」の実施を行いたい。また、若い方々にも、とにかく親しみやすいイベントを順次開催をしていきたいと思います。
 さらには、行政機関、事業所そして高等教育機関の皆様方と一体となった取組みを展開をしよう、未来の地球を守るために冷房の室内温度は28℃、これは従来と変わりませんね、そして不要な電灯、電化製品電源オフ、出来ればコンセントを抜いていただきたいということですね、テレビなどでも予備電力が入っておりますので、またエコドライブの推進など、地球環境に配慮をしたあらゆる賢い選択「COOL CHOICE(クールチョイス)」を率先をして、そして実施して参りたい、県民の皆様にもぜひご協力をお願いを申し上げたいと思います。
 今後とも、国の節電対策、また四国電力の皆さん方の対応を踏まえさせていただきまして、県として必要な節電対策を取りまとめ、本格的な夏の到来、これを前に、タイムリーに県民の皆様方にお示しをし、そして県民の皆様方が賢く、そしてクールに夏を過ごしていただく、こうした対策を進めていきたいと考えております。
 とにかくこれは耐え忍ぶ節電であるとかね、そうしたことではなくて、賢く、そして涼しく、新しいライフスタイルを展開をしようと、こうしたことが目的ということでありますので、マスコミの皆さん方にもご理解と、そしてPRをよろしく申し上げたいと思います。
 私のほうからは、以上です。どうぞよろしくお願いをいたします。

(幹事社)
 ありがとうございました。それでは、発表事項に関して質問のある社はどうぞ。

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