文字サイズ

やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

平成28年4月25日 定例記者会見 項目別

「熊本地震復興支援チャリティ・とくしまマラソン」を終えて(説明)

(幹事社:司会)
 それでは、発表よろしくお願いします。

(知事)
 それでは今日の発表事項に入ります前に、1点ご報告を申し上げてから、発表事項に移っていきたいと思います。
 「熊本地震復興支援チャリティ・とくしまマラソン」を終えてということでございます。
 昨日、開催をいたしました四国最大規模のフルマラソン大会であります、この「とくしまマラソン」ですが、今回はちょうど(熊本地震の)発災から10日後ということもありましたので、「熊本地震復興支援チャリティ・とくしまマラソン」という形で、全面的にチャリティという形で開催をさせていただきました。
 今回、実際に走られた(方の)数ですよね、過去最大となります12,511名、そして、過去最高となる11,331名の方が完走されました。完走率は90.6 %ということで、多くの関係者の皆様方のご協力、ご尽力のおかげをもちまして、なんとか無事に終えることが出来たと言ってよいのではないかと思っております。
 改めまして、これもひとえに、関係団体、ボランティアの皆さん、また沿道で本当に熱心に応援を続けていただいた沿道の皆様方、また、後夜祭で盛り上げていただいた地元商店街の皆様方、多くの皆様方のご協力・ご支援の賜でありまして、改めて、心から御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
 また、前大会から、先導車、こちらを「一歩先の未来」を、多くのランナー、沿道の皆さん方に実感をしていただこうということで、燃料電池自動車「MIRAI(ミライ)」を、先導車として活用してきたところでありまして、今回も、やはり「MIRAI(ミライ)」に先導を行っていただいたところであります。
 私も、当日は毎回のことでありますが、2回着替えるんですね。まずは、大会長として、当然、日本陸連の公認レースでありますので、決まった形で号砲を打たなければいけないということで、白いスラックス、赤いジャケット、エンブレム、そして帽子という形でまずはご挨拶を短めに申し上げて、そして号砲。「いってらっしゃい」は今回は髙橋尚子さん、Qちゃんにおまかせをして、すぐバックヤードに入って着替えて、ランナーとして走らせていただきまして、今回はちょうど第1関門まで、コースが前回と変わりましたので、約5km、走らせていただきました。
予想ではね、当日は朝6時からが雨で、9時から、スタートが9時ですからちょうど曇りになるであろうと、朝から晴れてきましてね、スタートの時点では、太陽、お日様が出て晴れの状態になったものですから、特に吉野川大橋あたりはもう大変暑かったですね。そして、そこを左折をして吉野川沿いを走って行く第1給水所が本当に待ち遠しかったといった感じで、そこを超えて第1関門までと。その後は、表彰式、応援という形に移らせていただき、そこは背広姿ということであります。
 ということで、今回の「とくしまマラソン」、その大会の特色については、まず、第1点として、15,000人大会でのやはり安全性をということで、コースを新たなコースにさせていただきました。スタート地点をケンチョピア、県庁の真横、そして新町川のヨットハーバーですね、あのポイント、当然バルーンを見ながら、ランナーの皆さん方は正面の眉山を見ながら待たれ、そしてスタートとなる訳であります。そして、徳島県としての一番のメインストリート、国道55号、11号結節点ですね、かちどき橋、ここを走っていくと、まさに11号どんどん駆け抜けていく、徳島の中心市街地、シティマラソンという形になります。
 そして緩い上り坂、これを経て行きますと、一気に吉野川大橋、四国三郎・吉野川が、大河がその目前にということで、ここからは吉野川に沿って上り、そして下り、北田宮の徳島市の陸上競技場がゴールと、このようになります。つまり、シティマラソンと大自然マラソンとの融合という新たな「とくしまマラソン」のコースとしての魅力、まさに大胆素敵なコースがここに出来たのではないかと思っております。
 次に第2点目、これは前回の大会からそうでありましたが、国際大会となったということで、中四国のフルマラソンとしては初の国際(大会)マラソンということになりました。
 海外のランナーの皆さん、前回は58名、そして(今回は)2倍を超える135名がエントリーをして、113人の皆さん方が走られたと。海外での認知度、非常に高まってきていると、こうしたお話もいただいているところでありまして、一層国際色豊かな大会として、「とくしまマラソン」の魅力、言葉の壁に関係なく広がってきているのではないかと思います。
そして、第3点目は、コースのところでも申し上げましたが、やはり15,000人に近い人達が走るということになりますと、コースにおけるハード・ソフト両面での安全性が必要になると、今、コース設定としての部分の安全性を申し上げたところでありますが、従来におきましては例えば県警の皆さん方にエスコートポリスとして一緒に走っていただく、ここのところには新たに県版DJポリス、「TKポリス」の導入を図りました。
 また、医療面での安全安心と、実際には自転車に乗ったり、バイクでAEDを背負っている皆さん方の姿を見ていただいて、いつでも大丈夫なんだな、安全だな、安心だなということを実感していただこうと、今まではそうだったんですが、やはりこれからは急に病変する方がおられると、何と言っても過酷な、フルマラソンということでありますので、今回は全国から公募し、県内外60名を超える医療関係の皆様方に「救急サポートランナー」として、実際に走っていただいたところであります。ちょうどこのゼッケンのところに、救急サポートランナーと書いて、実際にフルマラソンを走っていただいていた訳なんですね。
 そうしたところ、たちどころに、今回、その効果が出て参りました。実は、大会、少し気温が高かったということもありまして、ランナーのお一人が一時的に心肺停止の状態となる、そのまま搬送というのはなかなか時間がかかってしまう。AEDもといった点について、ちょうどそこにサポートランナーの方、県内の医師お二人であった訳でありますがね、おられましてすぐに心肺蘇生を行うと、これによって心肺が機能を回復した、すぐに近くの病院に搬送となった訳でありますが、カリウム値が非常に高いということもありまして、これはというドクターのご判断で、徳島赤十字病院、しかもここも救急車で運んだんではなくて、医師が同乗するドクターカー、これは、今、日赤にのみある訳でありますが、これによって搬送をして、その後ちゃんと言葉も話せるくらいに回復をされたということでありました。
 こうした形で、やはり(人)数が増えてくるということになりますと、色々な、また、様々なランナーの皆さん方が走られる訳でありますので、そうした意味では、ランナーの皆さん方、ご自身の健康の維持・管理、あるいは当日の体調、こうした点についてはしっかりとチェックをしていただく、また、そうしたサポートをというのも重要なんですが、実際に走られた時の安全、安心の確保、また、目に見えて安心出来るなという「こころ」の安心、これも実はあのランナーの皆さん方にとってみるとね、極限状態で走られることに後半部は特になりますので、そうした時の大きな支えにもなるのではないかと思っております。
 こうした形によりまして、県内外のランナーの皆さん、また応援の皆様方、そして熊本地震で被災をされた方々への温かいお気持ち、こうしたものが売上金であるとか、あるいは募金、こうしたところで集まりまして、義援金として集まった全体について申し上げていきますと、合計で4,874,167円、4,874,167円の支援金が集まったところであります。
 少し、その内訳を申し上げていきたいと思います。
 従来から制度としてありました「チャレンジ・アンド・チャリティ」の支援分、こちらが643枚、そしてこの分について、1枚あたり2,200円分を、これを支援金に回すと、これによって1,414,600円が、また、今回新たに導入したメッセージ・ゼッケンですね、1枚千円で、そして被災地への思いを書いていただこうという形、こちらにつきましては2,638枚ということで、1枚が千円でありますので、こちらについては、2,638,000円、そして募金については、821,567円、合計4,874,167円となったところであります。
 今回新たに導入したメッセージ・ゼッケンでありますけどね。
 (メッセージ・ゼッケンを提示して)
 こういうやつですね、これにそれぞれ、これは私のやつですけどね、これを付けて私も、背中に、金さん、金哲彦さんと話したら、「どっちに前に付けた方がいいか、後ろに付けた方がいいか」と言うと、やっぱり他のランナーの皆さんに見えるという意味で言う意味では、前よりは後ろがいいんじゃないのという感じがありましたんで、後ろのゼッケンの真下にこのゼッケンを付けさせていただいて、実際に購入をさせていただいたと。
 私、寄付が出来ないものですから購入はありがたいと。購入ですのでね。(「とくしまマラソン」の)大会(実行委員会)が寄付をしていただくということでありましたので、こうした形によりまして、こうしたものについては、被災者の皆さん方のご支援、義援金などに充てさせていただきたいと考えております。
 そして、いよいよ次回の大会は、第10大会、まさに記念大会となるところでありまして、昨日全体を終えた後、(午後)4時半から、藍場浜(公園)のね、ランナーズオアシス、ここでゲストランナーであった金哲彦さんとか、あるいは尾崎好美さんですね、世界陸上銀メダリストでありますが、お二人とてい談でトークショーをランナーの皆さん方の前でさせていただいて、お二人からも第10回、大きな節目の大会となる「とくしまマラソン」に対しての大きな期待と、そして、こういうふうにしたらいいんじゃないんだろうかと様々なご提案をいただいたところでありますので、こうした点についても、関係者の皆さん、あるいは実行委員会の皆さん、こうした皆様方と共に、魅力のより増す、進化する「とくしまマラソン」、こちらを目指していきたいと考えておりますので、また、これからも、多くの皆様方にご協力をぜひよろしく申し上げたいと思います。

 まず、発表前の報告でありました。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
知事からのご挨拶
知事の活動記録
写真で見る知事の動き
知事発言集
交際費執行状況
記者会見・庁議