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平成28年5月9日 定例記者会見 項目別

平成29年度・職員の採用予定人数について(質疑)

(時事通信社)
 よろしいですか。新規採用職員を最大にするという話なんですけれども、有効求人倍率がかなり高水準で推移している中で、拡大していくというのは優秀な人材を確保するのは大変難しい状況だと思うんですけれども、そのあたりどのように工夫していくかという点と、県外からの方も受入れをしてらっしゃるということなんですけれども、例えば県外枠であるとか、あるいは何か特定の専門職を増やしていくとかというようなお考えがあれば。

(知事)
 まず、有効求人倍率、確かに徳島も1.25ということでね、これがスタートをしてもう一番高い水準に今あるということで、我々としてはよりいい人材を集めようと、またその中で集まってきた上でも選別を選定をさせていただく必要があるということで、従来のいわゆるペーパーテスト重視から、ペーパーテストに加え面接、こちらをかなり重視をさせていただいているということで、例年、3桁の採用枠かなりの部分をいっているんですが、実際差が採用とあるんですよね。
 こうしたところは厳しく、とはいってもやはり公務員の適性、そして熱意、こうしたところは厳しく選ばさせていただいているということでありますので、そうした点では有効求人倍率が高い中でも多くの皆さん方が来ていただいていると。
 ただ、その一方でこの後段に係るところなんですけれどね、どういったところに重点的に、例えば県外枠であるとか職種といった点があるんですが、実は職種で悩みがあります。これは全国そうなんですけどね。
 例えば今、食品の問題であるとか、あるいは災害の時のペット対策であるとか、こうした点で獣医師さんたちの、なんて言うか争奪戦になってますね。つまり実際のニーズ、公衆衛生の場もそうでありますし、民間であれば当然ペットショップというか病院ですよね、そうしたところ。ニーズが非常に高い、でもなかなかその数が十分にないということがありましてね。我々、獣医師さんたちの採用は非常に悩みが多いところでもありますので、こうしたところについては、重点的に採用をさせていただければと。
 更に、この採用させてもらえれば、もらえればと言うのではなくて、その公衆衛生と我々行政のほうは言うんですけれどもね、その魅力を、やはりすでに就職をしていただいている県庁で、その若い皆さん方に学生さんのうちからインターンシップなどで来ていただいて、そして実際に先輩の話を聞いていただくとか、その現場を見ていただくとか、こうした点も既に数年掛けてやってきておりますので、そうした点では獣医師さんを始めやっぱり技術系の職員の皆さん方。
 特に建築職とかですね、あるいは電気関係であるとか、こうした皆さん方は東京オリンピック・パラリンピックに向けて、あるいは今は東日本大震災の復興需要であるとか、これからはおそらく熊本・大分に向けてのね、いわゆる熊本地震、その復興対策ということで、どんどんそっちの方へ奪われていってしまうんですよね。という中で、我々としてはこの今言った三職種を申し上げたところなんですけど、こうしたところは重点的に採っていきたいなというところはあります。
 ただ、県内県外枠を設けると、こうしたことはするつもりはなくて、今申し上げたように、先ほどの呼び掛けにあるようにね、県内においでる皆さん方、あるいは徳島出身なんだけど大学で関西だとか、関東に行かれていると。既に就職支援協定、特に関西の大学の皆さんとはね結ばさせていただいて、企業の皆さん方もどんどん行っていただくとか、就職の説明会にね、あるいはこっちに来てインターンシップしてもらうとか、そうしたことも進めているところでありますし。
 あるいは別に徳島ゆかりでなくても公務員やるのだったら徳島で、徳島だったらより面白いことが出来るよ、自己実現が出来るよと、こうした形で呼び掛けを、というところで実は、今年の採用予定、これは技術と一般事務職に分けたんですけれどね、その説明会を先般行わせていただきました。
 私も初めてPRに参加をさせていただいたんですけどもね、ここでは若手の皆さん方がドローイングアンドマニュアルですね、あのvs東京、こちらを一緒に作り上げた、また、新たなね、vs東京じゃないんですが、職員採用のビデオ、これも作っていただいて、どんどんいろんなとこにこれを使わせていただいてるんですけれどね。
 やはり若い皆さん方が若い皆さん方に語りかける、そしてより楽しいというかね、有意義な公務員生活を送ることが出来るよと、自己実現が出来るよと徳島ならと、こうした点をどんどんPRしていくと。こうした点がこれから重要になるんではないかとこのように思っています。
 私自身も旧自治省時代はね、人事採用担当2年度、採用の最終決定官入れたら3年度、この中に知事さん二人出てますけれどね。という形で、やっぱり若い世代が若い世代に話しかけるというのが一番効果的、そして自分は今こんなことをやってるよということを熱く語ってもらう。
 そして、も一つ重要なのはキャリアアップシステム、例えば入って一番近い先輩たちはこうですと。その次に入って十年選手だとこんなことが出来ますと、十五年だったらこうなります、二十年はこうだというね。こうした点もやはり体験談として。昔はこれね、わりと顔写真となんていうの、文書だけだったんだけどね、こうしたものを熱く語って動画で、今回の採用ビデオのようにね、やっていくっていうのも重要になっていくんではないか。やっぱりそのキャリアシステムっていったものを十分頭に入れていただいて、その中で、今自分はこういう位置にいるんだ、だから今何をしなければいけないというね、目先のことだけ考えるというのはよくあるんだけど、そうじゃなくてやっぱり将来展望をしっかりした中で逆算をして、今自分はこうした点で頑張るんだと、これも今後重要になってくるんじゃないかなと、私の経験からすると、この採用する側としても、思っていますんでね。
 徳島としてはそうした点についても若手の皆さん方中心として、とにかく熱く語りかけて、そして徳島の魅力、これを発信をしたいと、このように考えています。
 
(幹事社)
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