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平成28年5月9日 定例記者会見 項目別

徳島発の政策提言(5月)について(質疑)

(NHK)
 NHKです。国への提言に関連しまして2点伺わせて下さい。
 1点目は消費者庁と国民生活センターの件なんですが、今日から国民生活センターの業務が始まりますが、改めてですね意気込み、そのあたりを伺わせて下さい。
 それから2点目なんですが、81番目の事前復興について伺いたいんですけれども、事前復興の中でオレンジゾーンに加えてイエローゾーンに緩和するというふうにありますけれども、オレンジゾーンを指定するのではなくて、イエローゾーンに緩和するというところの狙い、そのあたりについて教えていただけますでしょうか。

(知事)
 2ついただきました。1つは国民生活センターの抱える教育研修、更には商品テストがいよいよ5月9日からスタートとなるところであります。鳴門の合同庁舎その受け入れ体制が既に調ったところでありまして、県内外からこの今回は、行政関係の皆さん方の研修となるわけでありますし、これからも続々と4つのカテゴリーに分かれた研修が受入れを行うという運びとなっております。
 今回5月の9日をスタートとして14研修、来年の2月までということでありますので、やはり国民生活センターの、今、研修っていうのは神奈川県の相模原、こちらのほうで行われているわけでありますが、やはり徳島ならではという、例えば風光明媚な、前面にはちょうど撫養川が流れてその向こう側に鳴門市の文化会館があるわけでありまして、ポカリスエットスタジアムもすぐ側、もう見えているところであります。こうした素晴らしい自然環境の中でやはりゆったりと研修を受けていただく。また、消費生活に身近なところで研修を受けていただくという形で、やはり消費者教育といった点について、しっかりと身近に感じていただくと、こうした点も今回の売りの一つにする。新次元での消費者教育を行っていこう、あるいは消費者関係の教育研修を行おうというものを提案をさせていただいております。
 また、相模原の方では、これ宿泊研修ということで、宿泊所と一緒に、これ、なっているんですね。つまりよく見れば全体こう一体的に出来るんだ、お互いに研修生同士が朝から晩まで共に顔を合わすことが出来る、というところも売りとなっているところでありますが、逆に我々としてはせっかくの機会でありますので、アメニティといった面、鳴門にある関係するホテルの皆さん方についても、特別の料金を設定をしていただいている。なんと言っても徳島、お接待の文化、ね。しかも四国八十八箇所霊場と遍路道、一番霊山寺さん、こちらは鳴門市にあり、発心の道場徳島更にその中でも鳴門ということでありますので、そうしたアメニティ、こうした点も鳴門市の皆さんをはじめ関係する皆さんとともにしっかりと取り組んでいこうと。
 また、アメニティといった観点では、鳴門の合同庁舎、この中ではやはり徳島全体、今回はテレワークを始めICTの利活用、日本で一番進んでいる環境だということでありますので、Wi-Fiも徳島フリーWi-Fiが7箇所でこの合同庁舎の中にも使える、そうした高速でしかも利便性の高いフリーWi-Fi、こうした点についても、やはり教育研修を行うにあたって様々なデータを取りたい、あるいはこれからご自分がどう行動するかといった点のデータを取りたい、こうした点もあるかと思いますので、我々としては研修におけるアメニティ、そうした点も最大限にこれを行っていければな、このように考えております。
 という形で、新しい新次元での教育研修といったものをご提案、そして体感をしていただければと考えております。
 それから2点目、この81番目、先ほど少しご紹介を申し上げた、平成23年度から施行、スタートとなりました「津波防災地域づくり」、こちらで定められた「津波災害警戒区域」これをイエローゾーン、更にその上に規制を厳しくするオレンジゾーンというものがあります。全国で最初にこの指定をしたのは、条例を制定をして義務化までして行った徳島県と。しかしその後、ようやく徳島がやったということで同じ、例えば中四国であれば山口県であるとか、全国でもまだ数は少ないわけでありますが、その導入を全体的に、でも一部だけっていうところもこれありましてね。
 そうした中でより多くの皆さん方に理解をしていただく必要があるんではないかということでいくと、少しオレンジゾーンまでいくのは今の状態では厳しい部分があります。というのはイエローゾーンがもう47都道府県の全部適用が半分くらいあるということになれば、このオレンジゾーンというのも、次に、じゃあ、先陣を切って行くべきじゃないかと出るわけでありますが、まだ4つくらいなんですよね。しかもその大半は一部指定ということになっていますので、これを考えるとやはりオレンジゾーンに進むためにはオレンジゾーンの垣根、これをもう少し低くして実態に合わしていく必要があるんではないかという形で、今回は特に市町村の皆さん方にもご理解をいただかなければこれはなかなか進まない。
 そして更には県民の皆さん、事業者の皆さんということになりますので、多くの全国の皆さん方の理解をと。一番進んでいる徳島であるが故に、今回の提言をさせていただこうと。そしてまずは、イエローゾーンが全国に普及をするということ、そして更に今度はオレンジゾーンに進みやすい環境を徳島から提言をしようと、こうした趣旨であります。
 よろしくお願いいたします。

(幹事社)
 その他、発表事項についていかがでしょうか。

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