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(読売新聞社)
舛添さんが、政治資金の使い方がこう結構、何か言われてますが、そのあたりの見解があれば教えて下さい。
(知事)
今ね、よくマスコミの皆さん方、テレビ番組でも毎日舛添さん出ない日ないですよね。
特に政治資金の使い方の問題であるとか、あるいは海外旅行の回数が多い、あるいは随行員が多い、単価が高いんではないか、ファーストクラスを使ってっていうね、こうしたお話。あるいは危機管理上で毎週末に湯河原の別荘に行かれると。行きしは公用車で行かれると。こうした点について、批判が相次いでいるということなんですね。
実は、大きくまず分けて、日頃の危機管理を含める点ということなんですが、実は舛添さん、過去様々なスポーツマンでもありましてね、国際的にもこうスキーだとか、こうしたものをバンバンやられる実は活動家なんですね、頭が良いというだけでなくて。
私も前々から、昔から、知事になる前からお付き合いさせていただいておりますし、同窓でもありますし、特に去年の岡山の全国知事会、夜、一緒にちょっと色々ね、今後の合区問題などもありましたから、まず一番課題になるのは東京都でありましたんでね、そうした点もあって二人で色々話をさせていただいてたんですね。
その時に実は舛添さん当時ね、座布団こんな厚い座布団を秘書の人がいつも持って歩いているんでね、どしたんですかって。歩き方、皆さん気付いたと思うんですけど、なんかこう腰を前に出してこう歩いておられたでしょ。ものすごく腰痛と、でも1番のポイントは大腿骨だったんですよね。あんまり個人のお話ですから、舛添さんもあんまり触れられてない、でもあそこまで言われてしまうとね、ここは少し実態を言う人がいてもいいんじゃないだろうかとこう思うんでね、今日はあえて申し上げますけどね。
ということで、実は昔からこの大腿骨にものすごくこう疲弊というかすり減っていたというかね、酷使をしすぎていたと。これを治すためにはここを人工関節にするしかないと。最近ではね、チタンとかはじめ、様々ないい素材も入っているということで、やろうかなと思ってるんでもう痛くてね、たまらないんだよねなんて、そらもう舛添さん一気にやられたらどうですかと、痛みを耐えながら都知事をやるってのは大変じゃないですかと。東京オリンピック、パラリンピックもあるしと。ということでされたんですよね。
ご本人は弱気っていうかね、そうしたことを言わないタイプの人なんで、でもやっぱり痛いんだと思いますよ。私も半月板をね、実は前の前の選挙の時に半分裂いちゃいましてね左側。その後、とくしまマラソンがたまたま東日本大震災で延期になって、半年ね、で11月にやったと。その間3か月いや半年近くね、走れんかったんですよね。
という形で、我々やっぱりね、体鍛えないとこの商売ね、やってけないんですよね。皆さんよく舛添さんも言われたりこうするんですけど、頭脳職、いや違うんですよね。一に体力、二に体力。三四が体力、五が気力だろう、頭なんか十番目以下ね。ていうことで、いかに体力を、そして体を鍛えるか。だから海外の政治家の皆さんっていうのはほとんど、大統領だってね、日本に来たら代々木公園走ってそこにSPが皆付いて一緒に走ってるじゃないですか。日本の政治家の皆さんでそうしている人はあんまりいないね。全国知事会議で朝走ってんのは私だけで、ホテルの人に、あっ、徳島の知事さんですねって、徳島のPRで「どうも」ってやるんですけどね。
だから、そうした意味で舛添さんはそうしたスポーツマン、でも痛いと、で手術をされて、そうなると温泉治療ってね。これはやはり重要な点なんで、やはりあそこで少し言われていた、体調を万全にして、そして都の業務を行うと。
実は、私が知事になってから都知事、舛添さんで3人目なのね。石原慎太郎さん最初はね三位一体改革で大激論させていただきましたよ。全国知事会長を巡ってお互い選対本部長でね。徳島が勝った。ということでvs東京、既に勝ってたんだけどね。それから次が猪瀬直樹さん。昔からの知り合い、仲間なんだけど。そして舛添さん、この方ももう昔からよう知ってると。3人ですよ、私が1人、徳島は私1人でね。
この間で、猪瀬さんも、やあ飯泉さんって。僕、東京都にほとんど毎日近く、週4日は出勤してますよとこうきた。確かに石原慎太郎さんね、記者会見のときはよう見るんだけどほとんど出てないっちゅう話もあってね。これをマスコミの皆さんに取り上げられたときに言われたのは、いや私の事務所が都知事室だってこうやってバチッと言われた。で、猪瀬さんは私はちゃんと一生懸命出てる。
舛添さん、土日も含めてもう平日は毎日出てる、出張以外。やられているわけでありましてね、そうしたことを考えると、都知事さんの中で毎日都庁に出勤してるっていうのは、舛添さんが初めてっていうことになるんだよね。
そうした意味では、やはり年も私より上でおられますから、やっぱり大変だと思うんですよね。だからそうした意味で体調を万全にする、そうした意味で温泉治療をする、こうした点は確かに重要な点。後は公用車を使うとか、あるいは危機管理の問題で、隣の神奈川県なんだっていうね、こうした話、これに対しては確かにある部分はあるのかもしれませんけどね。こうした点についてはクレバーな舛添さんでありますので、今回の様々なご批判、こうしたものを受けて、やはり都知事さんとしてね、これまでは厚生労働大臣も見事にやり遂げられた方でありますので、そうした都民の皆さん方の様々な声も受けていただいて、ほんとに素晴らしい都知事さんとしてね、活躍をしていただきたいなと。
海外出張については、つい先般もマスコミで全国もね、一覧に私の方もされている訳でありますが、確かに海外に行く、我々関西広域連合の知事さん方の中でも、ちょうどどういうわけか海外に行くと大きな台風が来るとか地震が来る。実は東北の知事さん方もそうだったんですよね。そして慌てて帰ってこなければならない。
こうしたところを長年ずっと見てきた、また南海トラフ巨大地震を迎え撃つとこうした点もありますので、私の場合はなるべく内政を重視をして、逆に副知事あるいは政策監に海外に行っていただくという手法を採っている。ただ、相手方との友好提携をしなければならないとか、あるいは国から頼まれて日本を代表して講演に行ってくれとか、いわゆる給費出張という形ですね。こういう場合については、それを受けるという形でこれまでの間、1期目はゼロでありましたがね。
2期目それから3期目それぞれ2回と1回という形で行かせていただいて。で、湖南省の友好提携ね、その前、平成23年、平成19年こちらがドイツニーダーザクセン州だから、2期目が1回でね、3期目が2回と。そしてもうひとつはこれは韓国に、これは全国知事会あるいは総務省から依頼を受けて、そして韓国の知事さん方に対してご講演をさせていただいた。この時はね日程が既に決まっていましたんで、韓国滞在24時間30分だったんですけどね。そういう形で、今回までで3回ということですが、もう少しほんとはトップセールスということでね、知事行って欲しいという声もたくさんあるもんですから、行けるんであれば行きたい。でも、最近あまりにもね、災害が多いもんですから、その処理や何かでミラノ万博も副知事に行ってもらったということもありました。
ていうことで、今回の旅費問題、政治資金の問題についてやはり我々政治家というものにとってね、やはりしっかりと常に県民の皆さん方、あるいは国民の皆さん方の声といったもの、そうした皆さん方の常識というかね、こうしたものに常に意を用いなければならない、そうした職業であるということでありますので、ぜひ舛添さん、もう何と言ってもクレバーな方でありますんで、都民の皆さん方の声、しっかりと受け止めていただいて。
でも多くの皆さん方マスコミの方も含めてね、知っておいていただきたいのは、舛添さんはよく本当に全国知事会にも出てこられますし、そうした意味では都行政っていうだけではなく、地方自治行政またオリンピック・パラリンピックと様々な点で東京を、日本を売り込んでいただいているといった点がありますので、ここはぜひご理解をいただくとともに、やはり我々知事も生身の人間でありますので、そうした体調を常に万全にしていく。
何と言っても「健全な精神は健全な肉体に宿る」って諺がありますんで、こうした点もできる限り、もちろん危機管理とこうした点は考えていかなければいけないことがある訳ですけどね、こうした点もぜひ温かい目で見ていただくところはいただきたいなとこのように思います。少し長くなりましたけどもね、以上です。