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平成28年5月23日 定例記者会見 項目別

第1回「阿佐東線DMV導入協議会」の開催について(説明)

(幹事社:司会)
 それでは、よろしくお願いします。

(知事)
 おはようございます。今日は私の方から、2点、発表をさせていただきます。
 まず、第1点目、第1回「阿佐東線DMV導入協議会」の開催についてであります。
 阿佐海岸鉄道・阿佐東線は、平成4年開業以来、阿佐東地域の過疎化、またモータリゼーションの進展によりまして、大変厳しい経営状況が続いているところであります。
 そのような中、沿線自治体のご支援を受けまして、イベント列車の運行、また地域イベントへの参加など、利用促進策を展開いたしてきたところ、この5年間に限ってみますと、乗客人員、前年度よりも増加という形となっております。阿佐東線の意義あるいは役割の重要性が高まったと言っても過言でないというところであります。
 そこで、県といたしましては、関係自治体の皆さん方と連携をさせていただきまして、車両自体が観光資源となる、また、阿佐東地域の活性化、更には地方創生の起爆剤となることはもとより、安価な車両への切り替えによりまして、運営コストの縮減を図る新たな乗り物であるデュアル・モード・ビークル、略してDMVとなる訳でありますが、阿佐東線への導入に今、取り組んでいるところであります。
 じゃあ、DMVどんなものか。
(パネルDMVを提示して)
これが従来の列車、牟岐線を走っている列車ですよね、こちらがDMVと。あれって、これ、なんかバス並んでいるんじゃないのとね、思われるかも知れませんが、まさに世界初の乗り物ということであります。
ということで、少し詳細に申し上げていきたいと思います。
 今、ご覧をいただいた、DMVでありますが、バスと鉄道、この2つの顔を併せ持つと、世界初の本格的な営業運行を目指して取組みを進めているというものであります。
 まず、これまでの経緯でありますが、平成23年度では、夜間走行試験、やはり夜間というのは日中とちょっと違って安全度が問われるということがありますので、夜間の走行試験、また県民の皆様にもご乗車、特に子どもさんたちですよね、デモンストレーション走行を行いました。そして、平成25年度には、道路と線路、その施設、接続をしなければなりませんので、接続施設、あるいはプラットホームなどの方向性を定めます駅舎改築基本計画(案)の策定など、確実に準備を進めてきたところであります。
 しかし、この技術を持っているのは、実は、JR北海道ということで、このJR北海道の開発状況、あるいは国の技術評価、ここが最終関門ということになる訳でありまして、その動向をしっかりと注視をさせていただいてきたところであります。
 こうした中、昨年の10月でありますが、国土交通省のDMV技術評価委員会におきまして、「専用線区」、また「単車運行」、連結しないということですね、「単車運行」などの条件の下で、「技術的には特に問題なし」との中間とりまとめが出されたところであります。
 これによりまして、DMVの実用化が可能になったものと、このように判断いたしたところであります。
 そこで、阿佐東線への円滑な導入を図っていきますため、去る3月30日水曜日に鉄道事業者の皆さん、また関係自治体からなります「阿佐東線DMV導入協議会」を設立をし、この度、同協議会の初会合を、5月26日木曜日に開催する運びとなりました。
 初会合におきましては、高知県や沿線の4町の首長さんたち、またオブザーバーとして国土交通省とJR四国にもご出席をいただき、これまでの経緯を確認するとともに、DMVの導入に向けての意見交換を行いたいと考えております。
 今後は、当協議会が、DMV導入に向けた強力な推進エンジンとなり、課題や手続きなどについて調整を行い、様々な取組みを、更に加速をして参りたい、このように考えております。
 DMVは、人口減少・高齢化社会に対応した持続可能な交通手段であり、地方鉄道の救世主として、実用化がまさに心待ちとされているものであります。
また、世界初、全国初の本格的な「営業運行」となりますことから、今後の地域公共交通のモデルといえるものでもあります。
 そこで、地方創生の旗手・徳島といたしまして、高知県、更には沿線の町、自治体とも強く連携をいたしまして、阿佐東線でのDMVの一日も早い実用化に向け、積極的に取り組んで参りたいと考えております。