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(司会:観光政策課)
ただいまから、「徳島県と日本航空株式会社との連携と協力に関する協定書」の締結についての共同記者会見を始めさせていただきます。
まず、本日の会見者を紹介させていただきます。
日本航空株式会社大西賢(まさる)取締役会長でございます。
(大西会長)
大西でございます。よろしくお願いいたします。
(司会)
飯泉嘉門徳島県知事でございます。
(知事)
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
(司会)
それでは、まず、飯泉知事から発表をお願いいたします。
(知事)
ただ今、徳島県と日本航空株式会社の皆様方との間で、連携と協力に関する協定書、調印が滞りなく終わったところでありますので、皆様方にまずは、ご報告をさせていただきます。
今回の協定締結につきましては、本年6月、そして平成24年、昨年に続いて3度目の実施となります、「JAL新・JAPAN PROJECT徳島」を契機として、双方のこれまでの連携関係を再確認をし、更にこれを進化・拡充をしていこうと、実現に至ったところであります。
日本航空株式会社の皆様方との協定締結につきましては、都道府県としては、北海道、そして三重県に続き全国で3番目、西日本では初となるものであります。
日本航空株式会社の皆様方におかれましては、これまで、徳島-東京便、1日7往復をはじめ、本年の7月1日からの(徳島-)福岡便をジェット化していただいたところでありますし、更に今月は、既に四国4空港の中では唯一、(徳島-)札幌便が運航されているところであります。
こうしたJALさんの路線を活かしまして、これまでも、「絆はぐくみプロジェクト」の一環として、徳島県と特に北海道のなんと5空港、札幌こちらは新千歳でありますが、女満別、釧路、帯広、函館、また、本県と大変ゆかりの深い沖縄におきましても、乗継割引(運賃)制度、導入をいただいたところであります。その意味では、本県の交流人口の拡大に向け、多大なるご尽力をいただいているところであり、大西会長さんをはじめ、関係する皆様方に、心から感謝を申し上げたいと思います。
今後、こうした取組みを更に発展をさせていきまして、このたび締結をした包括連携協定、これに基づき、より一層の連携を図っていきたいと考えているところであります。
その具体的な内容を少し申し上げていきたいと思います。例えば、観光と食の振興におきましては、JALの社員の皆様方に、まさに本県のセールスマンとなっていただきまして、本県の食や文化など、本県の魅力について、まずは情報発信をしていただきたいと考えております。また、全国、もっと言うと世界にもJALさんは支店をお持ちでありますので、こうした皆様方のサポートをいただきまして、現地の旅行会社との商談会、これを開催し、本県への旅行商品の造成など、観光誘客にもご協力をいただければと考えております。
更に、広報誌等を活用した「あわ文化」、そしてスポーツの発信、交流人口の拡大、更には平時だけではなく災害時における支援など、JALの皆様方のグローバルなネットワーク、またノウハウを最大限に活用し、本県の地方創生モデル、創出・発信に、しっかりと取り組んで参りたい、まさに地方創生のモデルを新たにJALの皆さん方とともに築き上げ、そしてそれを国内はもとより世界にも発信を出来ればと考えております。
そういう意味では、より一層のJALさん方にはお力添えをいただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。私のほうからは以上です。
(司会)
続きまして、(日本航空株式会社の)大西賢取締役会長からお願いいたします。
(会長)
日本航空会長の大西でございます。ただいま知事よりご紹介をいただきましたとおり、徳島県と日本航空との包括連携協定、これを先ほど締結をさせていただいたところでございます。
この包括提携の内容につきましては、今、知事より、本当に詳しくお話がございましたので、私としてはこの包括提携の意味をこういうところに感じているという部分をお話をさせていただきたいと、このように思います。
従来、私どもが各県様とやらせていただいていた「(JAL・)JAPAN PROJECT」、これは、散発的、スポラディックに、あるときあるときに物事を行っていく、アクティビティを行っていく、こういうことでありましたけれども、今回、この包括提携を締結させていただいたその趣旨はこれを戦略的に、散発的に物事を行っていくのではなく、中長期的に物事を見通した上で、プロジェクトを進めていくというところに我々は最大の意味合いを感じているところでございます。
その中長期的・戦略的に取り扱うための仕掛けが2つ、一つは定期的に県様と我々とが物事の進捗をモニターをしていく、こういう会議体、これをぜひお願いをしたいと、お互いで会ってこれを見ていく、その中では当然、物事の進捗だけではなくて新たな取組み、新しい物の発掘もしていこうと、こういうふうに考えています。
もう一つの仕掛けとしては、知事がふだんよく言われている「知恵は地方にあり」、つまり、お互いのその強さを補完し合いながら物事を進めていこうと、これがおそらく、この包括提携の中で我々は出来ていく、このように感じています。一つはそういう意味で言えば徳島のことは、やはり徳島県にいらっしゃる皆さんがよくご存じだけれども、これを世の中に日本内、あるいは世界に発信していく術(すべ)、あるいはそこで物事を売っていく術、これは我々の方が長じている部分がおそらくあるんだと思います。
そういう意味で徳島県のお持ちの強さ、そして我々が持っている強さ、これを一緒に合わせる、いわゆる世の中で言うオープンイノベーションと表現してもいいかと思いますけれども、これを通してお互いの強みを発揮しながら補完しながら、従来出来なかったことをやっていこう、こういう仕掛けを持った上でこの包括提携ということに我々としては踏み込んだつもりでございます。
これからこのプロジェクト自体はスタート、先ほど知事が触れられなかった一点、お話ししますと、羽田空港で藍染めでファッションショーをさせていただこうというふうに思っております。そういう意味で徳島をより身近に発信をしていく、そして発掘をしていく、そういうことを我々としてはお手伝いをし、ともに前に進んでいければというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたい、このように思います。
私よりは以上でございます。ありがとうございました。
(司会)
ありがとうございました。発表は以上です。ここで、質疑に入る前にフォトセッションに移らせていただきます。本日は飯泉知事、大西会長とすだちくん、それから日本航空のキャビンアテンダントで石井町出身の斎藤様によります記念撮影を行いたいと思います。
準備をしますのでしばらくお待ちください。
本日の協定締結を記念し、飯泉知事と大西会長にがっちりと握手をしていただきたいと思います。
(フォトセッション)