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次に、第2番目は、「平成28年度徳島県総合防災訓練」の実施についてであります。
今年の徳島県総合防災訓練は、「防災の日」であり、そして条例で定めました「震災を考える日」でもあります、9月1日木曜日となりますが、南部圏域を主体として、県全域でのトータル的な訓練の実施をいたします。
訓練の全体像については、パネル化しておりますので、少しこちらをご覧をいただきたいと思います。
(パネル「平成28年度徳島県総合防災訓練」を提示して)
この南部圏域、「まぜのおか一帯」を主会場、また、分会場を南の方にもうけるとともに、バックヤード支援ですね、こうした形で県西部、あるいは「マリンピア沖洲埠頭」ということで、県東部地域、まさに全県下でもっての訓練となる訳であります。
もう一度、詳細に、今、申し上げた点をお話を申し上げていきたいと思います。
まずは、実施会場についてであります。
主会場につきましては、今も申し上げたとおり海陽町の「まぜのおか」の一帯を、また、副会場といたしまして県西部の美馬市、西部健康防災公園予定地、また、徳島市の「マリンピア沖洲埠頭」とさせていただきます。また、「分会場」を阿南市、美波町、海陽町の福祉施設、また海陽町の「海南病院」及び「宍喰県民グランド」に設定、設置をさせていただきます。
今回の訓練の前提でありますが、大雨の後に「南海トラフ巨大地震」が起こるという、いわゆる複合災害が発生をし、沿岸部では、「津波による建物の破壊や流出」、また、中山間地域では、「地震動による家屋の倒壊や山腹崩壊等により多数の孤立地域が生じる」ということ、県全域で、大規模な被害が発生をしたとの想定のもとで実施をするものであります。
訓練には、自衛隊、警察、消防など防災関係機関の皆様方をはじめといたしまして、災害時における協定締結団体、病院、住民の皆様方など、142機関、合わせて総勢約1,000名のご参加をいただく予定であります。
今回の訓練では熊本地震、また東日本大震災を踏まえまして、「自助・共助・公助の連携」、また「広域災害への備え」をテーマとして、モデルケースの検証のために福祉避難所、実は、熊本地震の時に、福祉避難所が機能をしなかったという、まさに大きな教訓があるんですね。福祉避難所の設置・運営訓練、また鳥取県との相互応援協定の検証のための情報共有の訓練、災害時の燃料不足対応のための自衛隊による、燃料輸送及びヘリコプターへの燃料補給訓練。
これは実は、東日本大震災発災で東北一円の給油施設が仙台市、仙台港にすべて集中をしていたんですね。ここが本当に壊滅的な被害、私も発災から10日目に行きましたが、まさにあの怪獣のゴジラが暴れたような状況になっていて、10日後でも全く手つかずの状況であった訳でありますが、これによって宮城県内だけではなくて、お隣の山形県においても、ガソリンスタンドに長蛇の列、そして一日、二日ではなかなか給油が出来ない、これもまざまざと目の当たりにさせていただいたところでありますので、こうした場合の対応、これもしっかりと行っておこうというものであります。
また、更には災害時の円滑な医療活動のために、自衛隊の衛生部隊、また、協定を結んでいるAMDA(アムダ)の皆さん方と連携をしての初めての訓練などが特徴の訓練となっているところであります。
また、東部、南部圏域への部隊あるいは資機材の運送訓練、輸送訓練ですね、そして西部圏域の交通途絶を想定をいたしました架橋、橋を架ける、また(橋の)通行の訓練、ドラッシュテント、これは日赤などで使う、場合によっては手術を行うことも出来る訳でありますが、ドラッシュテントを活用した医療救護所での訓練、また、福祉避難所の入所者あるいは避難されてきた方への医療を提供する訓練も合わせて実施をいたします。こうした実戦さながら、また東日本大震災、熊本地震の教訓、これをしっかりと踏まえた訓練を積み重ねることによりまして、南海トラフ巨大地震やまた新たに熊本で、我々まざまざと体感をさせられた中央構造線・活断層地震と、これらに向けてのあらゆる大規模災害に対しての「死者ゼロ」の実現に向けて、しっかりと取り組んで参りたいと考えております。 なお、主会場の「まぜのおか」では、自衛隊やまた「新鮮なっ!とくしま号」による炊き出し訓練と試食、防災に関する展示・体験コーナーを設けまして、県民の皆様方に防災に対しての興味・関心を持っていただこうと、こうした内容となっておりますので、自主防災組織の皆様方、関係者の皆様方だけではなく、多くの県民の皆様方にご来場をいただきまして、平時から災害をしっかりと考えるシームレスな防災訓練として参りたいと考えております。
私のほうからは以上2点です。
どうぞよろしくお願いをいたします。
(幹事社)
ありがとうございました。質問のある社は挙手をして、社名を言ってからお願いします。