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平成28年8月22日 定例記者会見 項目別

「徳島県水素グリッドフォーラム」の開催について(説明)

それでは以降、発表事項ものを2点、させていただきたいと思います。
まず1番目は、「徳島県水素グリッドフォーラム」の開催についてであります。
 NASA、アメリカ航空宇宙局、あるいはアメリカ海洋大気局の発表によりますと、世界の平均気温が、直近の2カ年、何と2年連続で過去最高を記録をしたところでありまして、本年の上半期は、さらにそれを上回る、つまり、3年連続で地球のいわゆる平均気温が過去最高を記録する可能性が高くなったということとなります。
 こうしたことを受けてということで、昨年12月、「COP21」、パリで行われたところでありますが、今世紀後半、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「パリ協定」が合意をされたところであります。
 従来は、発展途上国とそして先進国との間で利害が一致をせず、反するということで、なかなか協定が、うまく結ぶことが出来なかったんですね。しかし、この画期的な目標が定められ、そしてそれが合意に至るということとなりました。
 徳島では、この目標の実現に向けまして、未来エネルギーであります水素、この普及に積極的に取り組んできているところであります。
 平成27年10月には、水素エネルギーの活用方針や施策展開の方策を盛り込んだ「徳島県水素グリッド構想」を策定をさせていただきまして、四国初となる、事業者の移動式の水素ステーションと、中四国初となります県庁の庁舎、この上にね、太陽光のパネルを置きまして、自然エネルギー由来・水素ステーション、この全国屈指となる2つの水素ステーションを整備するとともに、県公用車につきましても、燃料電池自動車2台、まず率先導入をさせていただいたところであります。
 この度、本県では、一般財団法人自治総合センターの助成金、こちらを活用させていただきまして、県民の皆様方の水素エネルギーに触れる機会の創出と水素エネルギーの理解促進、これを目的といたしまして、「徳島県水素グリッドフォーラム」を、来る9月8日木曜日となりますが、徳島グランヴィリオホテルにおいて開催する運びとなりました。
 少し、このフォーラムの中身をご説明をしていきたいと思います。このフォーラムでは水素活用のパイオニア企業であります、岩谷産業株式会社 常務執行役員水素エネルギー部長の宮崎淳(みやざきじゅん)さんをお迎えをいたしまして、「水素エネルギー社会実現に向けて」と題して、基調講演を行っていただきます。また、次には私がコーディネーター役を務めさせていただきまして、徳島県水素グリッド導入連絡協議会の委員長さんをお願いをいたしております四国大学の松重和美(まつしげかずみ)学長さんをはじめとした4名のパネリストの皆さんをお招きをいたしまして、「水素エネルギーの可能性について」という題で、パネルディスカッションを行わせていただきます。2部形式ということですね。
 また、フォーラムの会場には、トヨタの水素自動車「ミライ」、またホンダの水素自動車の「クラリティ・フューエル・セル」の2台の燃料電池自動車、また燃料電池のフォークリフトを配置をいたしますとともに、簡単な実験器具によりまして、水素の特徴をわかりやすく体感、体験していただく水素教室を開催をさせていただきます。
 また、各種のパネル展示、また水素社会のジオラマ、模型ですね、これを展示をさせていただきまして、県民の皆様方に、水素社会の到来をまさに身近なものに体感していただく、イベントや展示を行いたいと考えております。
 このフォーラムの開催をはじめ、移動式の水素ステーションの実証運用や、副生水素の有効利用などによりまして、まさに一歩先の未来である水素社会の早期実現を、徳島から実現をして参りたいと考えております。

このページに関するお問い合わせ
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電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
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