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(幹事社:司会)
では、発表事項からよろしくお願いします。
(知事)
おはようございます。
それでは、発表に先立ちまして、1点、コメントを申し上げたいと存じます。
リオデジャネイロオリンピックについてということで、もう皆さん方もご存じのように、世界205の国・地域が参加をいたしまして、特にその「売り」といたしましては、南アメリカ大陸の中で初めて開催をされたというリオデジャネイロ・オリンピック競技大会がいよいよ、日本時間の今日、閉会式を迎えるということになります。
このオリンピックでは、本県ゆかりの選手が5名、出場をされたところでありますし、それぞれの置かれた非常に厳しい状況の中でも、ベストを尽くして頑張っていただいたのではないか、県民の皆さん方に、大きな勇気とそして希望を与えていただいたものとそれぞれの皆様方のご健闘に心からエールを送るものであります。
その中でも、特に、多くの皆さん方がね、おそらく寝不足になられたとよく言われておりましたが、バドミントン、女子ダブルス、松友美佐紀(まつともみさき)選手、そして高橋礼華(たかはしあやか)選手のペア、こちらが世界ランキング第1位ということでね、ものすごいプレッシャーがあったんではないかと思う訳でありますが、それを見事、撥ねのけまして、大逆転での金メダルと、しかもこの金メダルは日本バドミントン界としては初の金メダルとなった、まさに快挙であります。
決勝を少し振り返ってみますと、第3セットまでもつれたと、第1セットを取られ、第2セットを取り返し、いよいよ試合が決まる第3セットというところでね、ここでも16対19まで追い込まれると、21点取るとそれでゲームが終わるということになりますんでね、相手にあと2ポイント取られるとそのまま終わっちゃうということで、そこで、テレビ消そうかなとか、目を覆ったと、でも、目を覆ったけど(指を広げて)こうやって覆ったってね、指の間から見たという、皆さんからも話をよくお聞きをしたし、私はどちらかというと(手を顔の前に、指を広げて)、こういうタイプだったですけどね、もう、わあっていう感じ。しかし、それから松友選手のすごさが出ましたね、3ポイント見事なスマッシュ、よくあそこまで打てるなというね、見事な打ち込みを果たし、そして最後は高橋選手が決めるという形で見事5ポイント連取の大逆転となったところであります。
松友選手が言われたのは「厳しい時だからこそ、前に出るんだ」と、普通は臆して後ろに引いてしまったり、茫然自失になるところでありますが、松友選手は逆だと、そういう時こそ前に出るんだと、そして相手のチームに「うわっ」と思わせるんだと、そのチャレンジ精神というか、何というかこのスピリッツ、たいしたもんだなと思ったところでありまして、こうした強い精神力をスポーツで養うと、多くのスポーツを行っている子どもさん方、あるいは県民をはじめとする国民の皆さん方に勇気と感動を与えていただいたものと思います。
まさに、徳島県はもとより、日本スポーツ界の歴史に大きな金字塔、この1ページを書き上げていただいたところでありまして、徳島の名前、これをまさに国中、また世界へ広めていただいたものでありまして、まさに私たちの誇りと言って過言でないと思います。
実は、つい先般、今ちょうど「いわて国体」に向けての四国予選、やっておりまして、この土曜日は四国の4体育協会会長が集まって、そして、予選に関して、今回香川で予選があったんですけどね、それぞれのチームを応援ということで、私も土曜日、日曜日と香川の方に行ってきたところでありますが、この4会長会議、あるいはその後の多くの皆さんとの懇親会の場でも、異口同音に「よかったね。」って、この話、必ず頭に「徳島」と付くね、「藍住ご出身なんだってね」って話が、もう四国はもとよりという話ですよね。
ということで、松友選手のそのご活躍、なんとも言えないものでありまして、我々としてはそのご功績、ご活躍をたたえるために、松友選手に県民栄誉賞を贈呈いたしまして、県民の皆様方とともに大いにお祝いをしたいと、たたえたいとこのように考えるところであります。
史上最多の今回、41個のメダルとなったところでありまして、これは4年後の東京オリンピックに大きな弾みになるものとこのように考えるところでありますし、松友選手にも次の東京オリンピック、ぜひまた目指していただきたいな、少し気は早いのかも知れませんがね、こうしたエールもお送りをいたしたいと思います。
また、9月7日からは、今度はパラリンピックが開催される訳でありまして、本県ゆかりの選手が3名、実は出場されます。県民の皆さん方とともに、パラリンピックにおきましても、何と言ってもオリンピックとパラ、パラレルということでもありますので、大いに応援を申し上げたいと考えております。
まずは以上第1点となります。