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平成28年9月20日 臨時記者会見 項目別

第九フラッシュモブについて(質疑)

(徳島新聞社)
 先日、東京都内でフラッシュモブをされたと思うんですけれども、実際にやってみた受け止めと、次、このPRに向けてもうちょっとこう改善していった方がいいなという所がもしあれば。

(知事)
 これは、第九のアジア初演100年に向けてということで、徳島新聞の皆さん方のまずは企画、これを徳新の皆さん方と我々この100年に向けてと、ホップ、ステップ、ジャンプ、今やっている県とでの共同事業と言っていいのかもしれません。そして徳新の皆さん方は福島民報の皆さん方との連携と。
 何と言っても、アジア初演のこの史実、これは会津藩士の息子さんでありました松江豊寿所長さん、そのご手腕と、そして当時の板東、今は鳴門市ですけれどね、板東の住民の皆さん方のお接待の文化、ドイツの皆さん方、捕虜なのに、敵国の人間なのに、おドイツさんと言ってお迎えをしたと、こうしたお互いの人道的な扱い、何と言っても日本はジュネーブ条約批准をしていなかった。つまり捕虜の皆さん方の人道的扱い、そうしたものを行うという状況になっていなかった。にもかかわらず、板東俘虜ここも捕虜と言わないんですね、俘虜収容所、ここがそうした人道的な扱いをした。これに感謝をして、ベートーヴェンの生まれた国であるドイツの皆さん方が演奏した。これがベートーヴェン第九、アジア初演、日本初演と。
 やはり、こうした史実を日本内外の皆さん方にどんどん知ってもらおうと、発信をしようということで、今回は東京において2か所で同時的にね、フラッシュモブ、つまり道行く人たちが突然、何か第九の演奏が聞こえ始め、そして歌い始めると。道行く他の人たちは一体何が起こったんだろうみたいなね、これがフラッシュモブ形式と。非常に短時間の間にばしっと決めるという難しさもこれある訳でしてね。
 そうした意味では、東京都のこれぞという2か所で同時に行われたとインパクトは大きかったんではないかと。おそらくこれからそれぞれの映像がYouTubeであるとか様々な点に流されていく、音楽雑誌などにも取り上げられるということにもなってきますので、東京から、何と言っても日本の文化芸術の発信は東京と悲しいかななっていますから、そこをしっかりと押さえて、そしてアジア初演100年に向けてというメッセージをね、届ける。
 また、東京には在外公館も集中をしておりますから、ドイツを始めとして、この日徳島県の行った所では在外公館ドイツの大使館からも大勢お越しをいただいた訳ですけどね、こうした皆さん方ともその後お話をさせていただきましたけど、中には「第九歌えるんだよ僕」って、ちょうど大阪の総領事館におられて今、転勤で大使館に来られてる。「この来年の2月の12日ぜひおいで下さいよ」、皆招待すると、「行く行く」とかってね、こういう話もあるくらいでして、ドイツにおいてもそうした話題がどんどん広がっていくんではないか、こう思っております。
 その意味では、今回この東京から発信をした、出来た、更にはこれをより映像などで世界へ流していく。これによって、今、県として進めようとしている100周年、そこへ向けて何と言っても第九というのはユーロの共通の歌でもある。そして歓喜の歌、世界平和への願いということで、これは多くの国民あるいは世界中の皆さん方が思っていることなんですよね。ということで、これを「第九の聖地徳島」、そこに来て、そして第九を歌わないか。見る第九、聴く第九から、歌う第九へ変えよう。そして、100周年を経た後には世界中から、第九を歌うにはその聖地徳島へ行って歌おうと、こうしたインパクトを持たすことが出来ればなと、このようにも考えています。
 で、ちょうど来年がドイツ、ニーダーザクセン州、この第九、ベートーヴェン、アジア初演が取り持った縁でありますけどね。ニーダーザクセン州との友好提携10周年を迎えるということで、その1つの大きなインパクトのものとして、第九100周年もあるんですけれど、当然この板東俘虜収容所に残されている貴重な、実は新聞が発行されていたり、あるいは3つのオーケストラの演奏のプログラムが残っていたり、様々な印刷物が実は残っているんですね。これを世界へ出していこうと。ユネスコの世界の記憶、これも単独の国で出す、これもありなんですが、別のカテゴリーで2国で連携して出す。そうすると日本のカウント以外になるんですね。だいたい1回に3つしか出せないっていうのがありましてね。そうした点からいくとドイツニーダーザクセン州との間でお互い日本と日独共同でこれを出して行こうと。これも来年の10周年に向けて、今調整を行っているところでありますんでね。
 我々としては、この第九アジア初演、そしてこれは今一番世界中が求めている平和への祈り、その願い、これをしっかりと発信をして、そして100周年の後にはぜひ平和を望んで、そして第九を歌いに徳島、「第九の聖地徳島」へカモンという形ですね。こうした形でぜひ徳島新聞の皆さん方にも盛り上げていっていただきたいと。そして福島民報の皆さん方とはね、福島の復興といった点も、これ大きくありますんでね。ぜひこれからもよろしくお願い申し上げたいと思います。

(幹事社:司会)
 他によろしいでしょうか。ないようでしたら、これで終わりにさせていただきます。ありがとうございます。

(知事)
 はい。よろしくお願いします。

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