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平成28年9月20日 臨時記者会見 項目別

民進党新代表蓮舫氏について(質疑)

(徳島新聞社)
 民進党の代表選で蓮舫さんが代表になられた訳ですが、この受け止めをお願いします。

(知事)
 まずは、蓮舫さんが民進党の代表ということで、心からお喜びを申し上げたいと思います。しかも、3つのカテゴリーからのその合計と、その3つにおいて他を圧倒的に引き離した。ほぼダブルスコア以上となったところでしてね。そうした意味では民進党の中で大きな支持を得たということになるんではないかと。また、蓮舫さんへのそれだけ期待度が高いということが言えるんではないかと思います。
 その意味ではやはり女性活躍社会と言われるだけあって、女性の皆さん方、どんどん出てこられてるんだなと。アメリカの大統領選を見てもね、アメリカまだ女性の大統領いませんからね、さあどうなるかクリントンさんがとこうなる訳ですが、やはり世界全体の潮流なんではないのかなと、こうした期待というかね、これは持っています。
 あとは、民進党の中で、この代表選、やっぱりそうはいっても戦う訳ですから、しこりが残る訳ですよね。これをどう解消していくのか。今、既にそのそれぞれ支援をしたグループの皆さん方同士であったり、あるいはそれ以外の皆さん方とで、必ずしも私も報道でしか知っていない訳でありますが、上手くいっているということではないような印象を持っていますので、最初からこけちゃったっていう訳にはこれいかないと思いますから、やはりこうした点、まずは内部の掌握をしっかりとしてもらいたいと。そして挙党体制といったものをしっかり組まないことには、なかなか国政の場で様々な提案、提言をしていくといったものが、通りづらいんではないのかなと、このように思うところです。
 まずは、しっかりと頑張っていただきたいということですね。

(徳島新聞社)
 具体的に望まれることってありますか。

(知事)
 やはり、安倍総理率いる政権与党第一党である自民党、それから自公政権ですよね。ここに対して、どう対峙というよりも今世界的な潮流を見れば日本ががしっと固まっておくというのは重要なこと。ヨーロッパがイギリスの離脱を巡って、今、ドイツまで移民問題で大変なことに、今、メルケルさんがなっていますんでね。人によっては、ユーロ自体がもう事実上崩壊してるんじゃないかと、特にこの移民問題、イギリスのユーロ離脱を巡ってですね、言われている。
 また、アメリカ自体も、今ちょうど大統領選挙の真っ最中ということになってきますんでね。そうなると、大胆な政策は当然オバマさんが出せるということではない。その意味では、特に防衛問題、外交問題で少し弱腰ではないかと、このようにも言われる。
 そしてその一方で、中国、ここが非常に伸びてきていると。様々な面で発言権を。そして、ロシアとこれが組んでという話でね。
 それにもうひとつはテロの問題。ISの話はじめね、今ニューヨークでもテロではないかと、このようにも言われてますし。
 こうした点を考えていくと、世情が非常に世界的に不安定。こうしたなかでやはり日本ががしっと。そしてこれは、もう4年を切った東京オリパラに向けての、日本の世界へ向けてのメッセージ、これを出すことにもなりますんでね。何と言っても世界が日本に今、注目をしている訳でありますから、その意味では国で建設的に前向きの議論を徹底的に交わしていくと、こうした点が求められるのではないのかなと。
 つまり、ただ単に反対をするっていうことではなくて、政府が右だというのであればこういう対案があるよと、なんでこれやらないの、みたいなね。で、政府の例えば出した案に対しての、メリット、デメリット、認めるところはやはり認めるべきだと思うんですね、しかし、こんな点は少しまずいんじゃないか、それを直して我々はこれがいいと思うよというね。やはり必ず反対をするんであれば、対案を出すっていうのが一番責任のあるやり方ということなんですね。それで、その両案を他の国会議員の皆さんであったり、マスコミの皆さん、それから国民世論、これが判断をして、さあどっちがいいんだ。いやもちろん、第3の案というのがマスコミの皆さん方から出るとこれもあり得るんですけどね。そういう建設的な方向にぜひ持っていってもらいたいなと。
 何と言っても、国民の皆さんの印象強い蓮舫さんっていうのは、仕分けのね、担当大臣の時のね、しかし、オリ・パラになって1番じゃないとダメなんですかっていうね、2番じゃダメなんですかって、それはダメだわね。そうした点は指摘をされるんですけれど、そうしたものをひとつの教訓としてね、やはりしっかりと、そして舌鋒鋭く。ちょうど小池東京都知事さんがね、今豊洲の問題、やっている訳でしてね、ちょうどリオに行かれてますけど。こうした点でも皆さんよく重なるんじゃないですかね、このお二人がね。で、共に東京選出ってことでもありますんでね。やはりここも女性の時代ですよね。
 なかなか男性陣が、いま石原都知事からずっと始まって猪瀬都知事、そして舛添都知事、そこまで続いてきた問題が小池都知事でボンていうことですからね。やはり、男性はなんか巻かれちゃうんじゃないか、やはり女性の皆さん方は一本筋通ってビシッとていうようなね、そうしたイメージがものすごくこう国民の皆さんの中に高まってますから。そうした声、流れにどう乗れるか、そこがご期待ということになるかと思いますね。

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