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平成28年12月20日 定例記者会見 項目別

「徳島県医療人材育成機関認証制度」について(説明)

(幹事社:司会)
 それでは、よろしくお願いします。

(知事)
 よろしくお願いいたします。今日は私の方からは、3点発表させていただきます。 
 まず、第1番目は「徳島県医療人材育成機関認証制度」についてであります。
 医療の高度化そして専門化、また、医療ニーズの多様化と併せまして、徳島の場合には全国よりも早く高齢化が進んでいる状況となっております。そこで、住み慣れた生活の場で、安心をして療養生活を送ることが出来る地域包括ケアシステム、これを全国に先駆けて、特に西日本では一番最初に着手していったということで、これを創り上げていくことがまさに今、求められているところであります。
 こうした中、どのような療養の場面におきましても、最も身近に、療養者、また家族の生活の支えとなります看護人材の確保、極めて重要、まさにポイントとなるところであります。本県では、総合看護学校をはじめとした看護師等学校養成所におきまして、将来、地域医療を支えていただく看護人材の育成・支援に、全力で取り組んでいるところであります。
 一方、看護学生の皆さん方が、病院などの医療機関等に行きまして、臨床で実践を学ぶ授業である実習、その受入施設の確保が、今、全国で非常に厳しい状況になっているところであります。本県におきましては、これまで実習生の受入れに対しましてインセンティブが働く支援策の創設について、国に対し繰り返し政策提言を行ってきたところであります。
 こうした経緯を踏まえまして、この度、看護学生の実習受入れに対する支援策のモデルとして、全国初となる「徳島県医療人材育成機関認証制度」を創設することといたしました。
 この制度につきましては、看護学生の皆さんの実習受入施設を、「医療人材育成機関」として認証することによりまして、医療人材育成に積極的に取り組む施設として、県民の皆様方に広く周知を行わせていただく、そして、実習に対する理解を深めていただく契機とするとともに、実習受入施設が増加をして、ひいては医療機関等における看護人材の確保の後押しとなることを目的として実施をいたすものであります。
 今後におきましては、来年1月6日金曜日から1月20日金曜日の間、認証基準を満たしている医療機関等から申請を受付けることとし、審査の上、2月中旬に認証式を行い、認証書を交付させていただく運びといたしております。
 また、本制度の発信力を強化をしていくため、この度、「認証マーク」、こちらですね。
 (パネル「認証マーク」を掲示して)
 パステル調のね、かわいい感じでありますが、この認証マークのコンセプト、今、様子はご覧いただいた訳でありますがね、もう一度これ見ていただいた方がいいかもしれませんね。この真ん中のピンク色、こちらについては療養者、家族の方々を、また、左側のこの緑色の部分ですね、こちらは病院等の職員や学生さんたちを、そしてこのブルーのマークですね、こちらは県を表しておりまして、3つのハートが「思いやり」でつながり、お互いにサポートしていくと、三位一体ということでしょうかね、こうした意味を表そうというものであります。
 この制度の運用によりまして、本県での看護学生の皆さん方の教育環境、この充実と、看護人材の確保が推進をされまして、そして県民の皆様方に寄り添った、安全かつ質の高い医療サービスの提供が期待できるものと考えております。
 今後におきましても、県民の皆様が、質の高い医療を受けていただける体制の確保に、しっかりと取り組んで参りたいと考えております。

このページに関するお問い合わせ
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電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
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