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平成29年1月16日 定例記者会見 項目別

今後の大きなスポーツイベントに向けて(質疑)

(徳島新聞社)
 昨秋から、オリンピックとかラグビーのワールドカップに向けてですね、ドイツであったりとか、ネパール、先日視察に来たりとか、誘致の交渉っていうのか、かなり進んでいたり、最終的な決定の時期も迫っているかと思うんですけれども、今後のですね、戦略とかですね、意気込みであるとか、具体的に何か新年度予算に盛り込めるような予定とかあればお伺いしたい。

(知事)
 まず、ラグビーのワールドカップ、こちらが2019年にあるということで、政府の方からも事前(公認)キャンプ地ですね、その候補、手上げ方式ということで徳島としてもエントリー、これをさせていただいているところです。
 それから、次に2020年の東京オリンピックパラリンピック、その事前キャンプ地ですね、そうしたところについて、今当然ドイツニーダーザクセン州とは友好提携今年10周年ということもありますし、これまでのスポーツ交流・文化交流という観点から、徳島は既に政府の方からドイツをホストタウンになっている訳でありますので、これは様々なルートでドイツのオリンピックの代表ですね、あるいはパラリンピックの代表と、こうした皆さん方の事前(公認)キャンプ地、しっかりと今取り組みを進めているところでありまして、ハンドボールを始めとしてカヌーあるいは柔道、こうしたところがですね、かなり進んできているんではないかと、このように思っています。
 また更に、ネパールの皆さん方、これは徳島ネパール友好協会の皆さん方の、長年にわたる取り組み、地元支援ということですね。電気がないところに電気をつけてあげるとか、あるいは索道、またネパールでの大きな地震の時の救援という形で、様々な交流をしていただいた。県としても最大限にご協力をさせていただいたということで、今回ネパールのオリンピック委員会の会長さんがね、おいでになられまして、そして事前(公認)キャンプ地としての徳島、非常に気に入っていただいているところでありましてね。そうした意味ではビシュヌ議長さん、この方がネパール徳島友好協会の会長さんでもこれある訳でしてね。2度目のご来徳ということになる訳でして、いわばご友人も同様ということで、ネパールの皆さん方との間ではしっかりと、こう具体的な協議会みたいなものも立ち上げて、そして彼らの希望といったもの、これをしっかりと実現をしていこうと。彼らとしてはやはりネパールに近い環境の所、自然豊かな、そして食の豊富なそうしたところで選手を育みたいと。できれば、言われた話はオリンピックの時だけっていうんではなくて、やはりあのネパールの大地震でかなりスポーツ施設が痛んでしまった。だから、できたらもう少し早い段階から、まさに事前(公認)キャンプとしてトレーニング、こうしたものもさせていただきたいというご提案がありましたので、こうしたものの受入れ、これをしっかりとできる協議会的なものですね、こうしたものをしっかりと立ち上げて、そして対応していければなと、このようにも考えています。
 そして、ネパールの皆様方に、ちょうどネパールがオリンピックに参加をしたのが昭和39年、1964年の東京オリンピックだったと、そしてまた今回が東京オリンピック、これは神様のお導きとこのような話もありましたんでね、我々としてもそうしたものしっかりと、ネパールの皆さん方の思いを受け止めさせていただいて、そしてネパール代表選手団の皆さん方が徳島で十二分にトレーニング、そしてキャンプを積んで、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでいい成績を上げられること、こうしたものに結びつけていければなとこのように考えています。以上です。

(幹事社)
 質問はありますか。

(徳島新聞社)
 ラグビーの方とかですね、プロジェクトチーム立ち上げて施設整備とか五輪も両方併せてしているかと思うんですけれども、その辺の進捗とか。

(知事)
 実は国が事前(公認)キャンプ地手上げ方式と言う前に、様々な国に対して徳島、例えば徳島市立の競技場とか、様々な練習環境といったもの、こうしたものをPRさせていただいたんですね。これはなんと言っても偉大なるラガーマン、林選手を生んだ徳島でもありますので、林さんヒーローですね、皆さん方にもご協力をいただいて、そうした人的なつながりということで、様々な国、ウェールズであったりいろんな国に対してPRさせていただいてきたんですね。
 ただ、今度、国が手上げ方式で求め、そして万が一ここに決まってしまうと、今度国が割り振ってくるんですね。だから、そこのところはどうなってくるのかと。我々としてはキャンプ地としてぜひチームをお招きをしたいと、このように考えていますのでね。そうした意味ではジョージアの皆さん方との関係も非常に深くなってるところではあるんですが、そうした点、国がもし徳島を事前(公認)キャンプ地と指定すると、今度は国主導で決めてしまうと、そこに少し難しい点がありまして。
 でも、我々としてはまずこの二面作戦、両面作戦をしっかりと。国の事前(公認)キャンプ地に選ばれるかどうかというのはこれ100%決まっている訳ではありませんのでね。この両面、今まで培ってきた部分と、そして国の事前(公認)キャンプ地、ここに選ばれることと、この両面の作戦でやっていければなとこのように考えています。

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