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平成29年3月27日 定例記者会見 項目別

「第10回記念大会・とくしまマラソン」を終えて(説明)

(幹事社:司会)
発表事項のほうからよろしくお願いします。

(知事)
 今日は私の方から、発表に先立ちまして、1点ご報告を申し上げたいと思います。
 第10回記念大会となりました「とくしまマラソン2017」についてであります。
 昨日、開催をいたしました、四国最大規模のフルマラソン大会であります「第10回記念・とくしまマラソン」につきましては、県内外から、過去最大となる14,294名の皆さんに、まずエントリーをいただきました。そして、昨年と同規模となる12,454名のランナーの皆さん方にご出走をいただき、過去最高となる11,522名の皆さん方が完走をされました。ちなみに、完走率は92.5%ということです。おかげさまで、無事終えることができました。
 これもひとえに、関係団体の皆さん方、また多くのボランティアの皆さん方、そして沿道で、大変熱心に寒いなか応援をいただきました多くの県民の皆さん方、そして後夜祭会場で盛り上げていただきました地元商店街の皆さん方など、多くの皆様方のご協力・ご支援あってこそと、改めまして心から御礼申し上げたいと思います。本当にどうもありがとうございました。
 また、前々大会から、先導車につきましては、やっぱりランナーの皆さん方にね、クリーンな空気、せっかく吉野川、その周辺を走っていただく訳ですから、先導者が空気を汚してしまってはいかんなということで、「一歩先の未来」、こちらを、多くのランナーの皆さん、また沿道の皆さん方にも実感をしていただこうということで、燃料電池自動車の「ミライ」を活用してきたところでありまして、今回もやはり「ミライ」に先導をしてもらったところであります。
 私も実際、第1関門越えて吉野川橋、旧橋、そこにずっと第1給水(所)が今度ある訳なんですが、その1番先頭の所まで走らせていただきましたが、約5kmでありましたが、多くの皆さん方の声援、今までで1番密度濃かったんじゃないかなっていう気がしますしね、また第1給水(所)のところでも、多くの学生さんたちなど声援をかけていただきまして、また多くのランナーの皆さん方同士でも話をすることができたところでありまして、本当にありがたいと思っております。
 なお、今大会、よりランナー目線に立った大会運営を目指したところでありまして、特色を何点か申し上げたいと思います。
 まず第1点目、安全でスムーズなスタートに心がけたところであります。実は、1万5千人大会となって昨年、私が号砲をバンと撃った所から最後尾の皆さん方まで、スタートラインを越えるのに30分かかっちゃったんですね。これはランナーの皆さん方からも多くの指摘を受けたところでありまして、何かいい方法はないだろうか、実行委員会の中で検討する中で、中四国フルマラソンでは初となるウェーブ・スタート。つまり、まず1番早いグループの皆さん方にまず走っていただいて、それから10分間隔を空けて、次の第2グループの皆さん方にスタートラインを越えていただこうと。
 実際、私は2度号砲を鳴らしたこととなる訳でありますが、最初の号砲を鳴らしてから5分もかからずに第1グループの皆さん方は全てスタートラインを越えられました。そして次、第2グループの皆さん方、パーンと私が撃ってから10分以内に最後尾の皆さん方も、走ることができたところであります。もちろん、第2グループの皆さん方にとってみますと、そこで10分入りますので、実際は制限時間が7時間でありますから、6時間50分となってしまうといったところは少しお気の毒なところはある訳でありますが、やはりスムーズなスタート、そして多くのランナーの皆さん方に、ストレス無く阿波路を走っていただきたい。こうした形で、今回行わせていただいたところであります。
 次に、第2点目でありますが、前々大会からそうでありましたが、いわゆる国際マラソンと、とくしまマラソンがなったということなんですね。で、ローマ字表記となりますので、とくしまマラソンの下、TOKまで一緒。とくしまマラソンの下にくるのが東京マラソンなんですね。とくしまマラソンの下に東京マラソンがあるということでありまして。
 そうした、世界各地からランナーの皆さんをお迎えをすると。今回エントリーが162名、実際に走られた方は、過去最高となる140名のランナーの皆さん。そして、なんと完走率がすごいんですね、134名の皆さんが完走されました。完走率は95.7%となりました。というかたちで、海外の認知度が非常に高くなってきた。また、いっそう国際色豊かに、言語に関係なく、とくしまマラソンの魅力を大いに感じていただけてきてるんではないのかな、このように思っております。
 そして第3点目でありますが、安全安心の向上についてであります。実は、昨今地球温暖化の影響がありまして、どんどんどんどん気温が高くなってきている。昨年は4月の第4日曜日ということで、スタート時点で気温が約17℃あったんですね。今回は9℃だった訳でありますが、私も走っていて、吉野川大橋途中でもう喉がカラカラになる。いわば脱水症状一歩手前になるということで、第1給水所ではもう止まって、「ああ、おいしい。」ってこうやって飲んだんですね。これはもう、一緒に走ってるランナーの皆さんも同じだったんですね。で、実際に心肺停止の方が1名出られまして、すぐに蘇生ができて、そして翌日には元気に歩いて帰られた訳でありますが。
 そうした意味もありまして、1か月前倒しにさせていただいたところでもあります。そして前大会から導入をした、それを予測したからという訳でもない訳でありますが、全国から公募をさせていただきました、医師あるいは看護師の皆さん方が、ランナーの皆さん方と一緒に走りながら、もちろんゼッケンにはサポートのランナーであるということは書いてある訳なんですが、一緒に走りながら、周辺のランナーの皆さん方の体調に気を配っていただく「救急サポートランナー」、こちらの制度をスタートをさせ、昨年同規模の60名を配置をさせていただきました。
 ちょっと大変だとは思うんですよね。フルマラソン走りながら、周りの皆さんに気を配られる。私も石井のエイド、あるいは38㎞ポイント、1番皆さんがリタイヤをしやすい不動の花市場のところですね、そこで応援をさせていただきましたが、ここでも救急サポートランナーの皆さんとのハイタッチ何度かしたんですが、いやー大変ということも言っておられました。また、もう1つは県警で「エスコートポリス」の皆さんに走っていただきまして、治安情勢についても走りながら目を配っていただくと。そして前大会から、楽しい取り組みといたしまして、県版のDJポリス「TKポリス」と呼んでおりますが、この皆様方にもご参加をいただいて、大会を盛り上げていただいたところであります。
また、東京オリンピック・パラリンピッックの色、藍色、ジャパンブルーと言えば阿波藍ということでね、その象徴であります阿波藍に大きな注目が今、集まっているということで、今回、ランナーの皆様方に「藍」の着用、もちろん私のように城西高校の生徒さんが染めてくれたね、藍色のTシャツ、そしてこの間発表した紋を付け足していただきましたけどね。そういう形もいいですし、コサージュとしてつける、ブローチ的につける、あるいはスカーフ的につける、色々な工夫をしていただくと。藍ランナーのフォトコンテスト、こうしたものも行わさせていただいたところでありまして、実際には、大阪からお母様とお嬢様、お二人で参加をされた、お母様が優勝されたところでありました。私の方から記念品を贈呈をさせていただいたところであります。
 さあ、ということで、第10回大会ということでありました。実はこの第10回を記念してということで、前日、3月25日でありますが、とくしまマラソン自体は高校生以下は出られず、(年齢が)上の皆さん方の参加とさせていただいているんですね。でもファミリーで参加したい、子供さんも参加したい、一緒に走りたい、こうしたお話がありました。
 また、障がい者の皆さん方にも、自分たちも走ってみたいよね、もちろん走れるんですけれどね、サポート体制がなかなか大変だってこともこれあるところがありまして、こうした皆さん方の願いをかなえよう、そして臨場感たっぷりにということで、「ファンラン」、こちらを開催させていただきました。そして、もちろん小さいお子さんも、また障がい者の皆さん方もグループでね、お互いサポートをしながらっていう形で、506名の皆さん方に出走していただきました。
 私も野口みずきさんと一緒に走らせていただきましたが、ちょうど徳島中央公園鷲の門の前からスタートをして、中央公園を約2周する3.5㎞のコースだった訳ですけどね、鷲の門前のスタートということになりますと、第1回2008年のとくしまマラソンの、実はスタートポイントとなるところでありまして、一部交通規制もさせていただきましたし、エイド、こちらではバナナであるとかあるいはパンケーキ、中にハチミツが入っていました。とってもおいしかったですね。あるいは飲み物の提供と、まさに本番さながらの形で多くの皆さん方に楽しんでいただいたところであります。
 ということで、いよいよ次は第11回となるところでありまして、まさにとくしまマラソンが、新たなステージへと駆け上っていく大会となるのではないかと思います。国内外より、より多くの皆さん方に、とくしまマラソンを選んでいただける、ランナーファースト、こうした大会に進化できるようにと。今回は10年目の「超・進化」というテーマを作らさせていただきましたが、常にとくしまマラソンは進化するマラソンとさせていただいておりますので、また今回にも多くの皆さん方のご意見・ご提言をいただけるんではないかと期待をしておりました。
 こうしたものを実行委員会の皆様方をはじめ、多くの皆様方とまた更に協議をさせていただいて、より魅力あふれる、そして新たなステージへと入るとくしまマラソンを展開していければと、多くの皆さん方にこれからもご協力をよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 それでは以下、発表事項2点、申し上げたいと思います。

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電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
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