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(NHK)
事故の件ですが、ちょっとお答え重複したかもしれませんが、県としてはですね今後この教訓といいますか、これを受けてどんなことをですね行われますか。
(知事)
今回の教訓を受けまして、まず教育現場、こちらにおきましては今回は専門学校の方で仕立てたそうしたバス、ツアーということだったわけでありますが、例えば教員の方が、例えばスポーツや文化の関係でバスを運転して、そして出かけていく。あるいは保護者の方々が、という場合もあるかもしれませんので、特にそうした場合の安全、あるいは事故が仮に起きる、あるいは今回のように事故が起きる前に車両の故障が起きたと。そういう場合に、どういう手立てを取っていくのかと。そうした点を、もう一度周知していく。これが、今後のポイントになるんではないかと。
まずは教育現場におきまして、今回の事例、これをケースメソッドとして、もし似たような、例えば今回車両故障というのが引き金になったわけですから、それから事故までの対応をどうしていくのか。もし不幸にして事故が起こった場合に、どう連携を取っていくのか。こうしたものを、しっかりと対応したいと、まず考えております。
また今回、ちょうど秋の交通安全、全国の交通安全運動がもうそう遠くなく行われます。そうした意味で、ちょうど今、徳島県交通安全対策協議会、幹事会とこうしたものが開かれる予定となっておりますので、今回の事例、これをひとつのケースメソッドとしての周知徹底。また、市町村の皆さん方への連絡、そうした会もこの後に開いていきますので、そうしたところでの周知徹底。そして、今申し上げた秋の全国交通安全運動、こちらに向けてしっかりと県民の皆さん方にもその取組みをともに協力をしていただこうと。もちろんこれは、交通関係の皆さん方、あるいは交通安全の関係の皆さん、そして行政とあるわけでありますが、やはり広く県民の皆さん方にも、知っていただく必要があるんではないだろうか、このように考えておりますので、ちょうど秋の全国交通安全運動これがもう近くに用意されてますので、そこに向けて更なる対応これを行っていきたいと。決して今回の事故を無駄にしないという思いで臨んでいきたいと思っています。
(NHK)
その交通安全運動では具体的に何か、どういった点をやっていくとかございますか。
(知事)
まずは事故が起こる前の、例えば今回のような車両が故障を起こしたと、その場合どういう対応が一番いいのか。
もし、仮に今回の車両の対応が速やかに行われていれば、ひょっとするとこの事故が起こらなかったということも考え得るということになりますので、そうした場合にどういう対応が可能なのか。なるべく早いほうがいいわけですんで、そうしたものの手続きであるとか。
でも、不幸にして事故が起こったと。で、事故が起こった場合の緊急の対応。今回も、もし課外、こうした学校授業以外の場合でも、生徒さんから保護者、保護者から学校と。何かそうした不測の事態、緊急事態が発生した場合には連携を取るようにというものが、今回は活かされて。そして生徒さんから保護者、保護者から学校へと、そして教育委員会へと連絡が入ったということがありますので、そうした連携体制、これをもう一度確認するとともに、さらにこれを改善するにはどうしたらいいのかとか、様々な点での対応というものが考えられますので、事故を起こさないため、あるいは事故が起きた後の対応と、こうしたものをきっちりともう一度見直して、そしてどう行っていくのか、こうした対応を考えて行きたいとこう思っています。
(NHK)
特にトラック側といいますか、今回運送会社について長距離トラックですが、そっちのほうに何かございますか。
(知事)
今回の場合には、報道でしか我々も知り得ない世界なんですが、実は後続の車両の皆さん方が全くそのブレーキを踏んでいなかったと。つまりブレーキを踏むとテールランプが点きますんでね。それがないまま突っ込んだと。で、マイクロバスを約40メートル引きずったということがありますから、まずおそらく意識は無かった、眠ってるか何かですね、ということでブレーキを踏むという意識が無かった。そして40メートルもマイクロバスを引きずるということは、かなりの猛スピードで突っ込んだということでありますんでね。
やはりこれはそうした運転手の労務管理、これがちゃんとできていたのかどうか。これは日頃の管理体制ですよね。それから日頃の研修がちゃんとできていたのかどうか。そうした点についてはしっかりと。これは今、現場にも国の関係機関が入っているようですのでね。そうした中で、明らかになってくることでありますが、ぜひこれを多くの運送事業者の皆さん方にもですね、ぜひ教訓としていただいて、やはり労務管理この点は大きなこれまでも課題になってきていますんでね、そうした点のチェックをお願いをしたいなと、こう思っています。