〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
<吉岡知事戦略局長>
ただ今から、令和7年度最初の庁議を開催いたします。私は、今年度から庁議の進行を務めます、知事戦略局長の吉岡でございます。よろしくお願いいたします。それでは、はじめに知事からご挨拶をお願いいたします。
<後藤田知事>
お疲れ様でございます。いよいよ新年度を迎えまして、私自身も、県政約2年、ということでございます。もう2年なのか、まだ2年なのかと、こういう印象でございますが、この2年間は、皆様方の力で様々な新次元のチャレンジ、そして成果を出していただいたと思います。改めて感謝を申し上げたいと、このように思っております。しかしながら、またこの2年間は、それと同時に、我が県政の構造問題の把握。いわゆる内科的な、どこに、癌があるのか、その腫瘍が、悪性なのか、良性なのか。こういった構造問題の把握をしていきたいと思います。残念ながら、先の指定管理者制度のように、何度も、前例踏襲・過去を否定してくださいと言ってきたにも関わらず、また、外部監査の2回の指摘にも関わらず、変わらなかった。こういうこと自体がまさに構造問題の1つだと思います。こういった問題については、次の折り返しの2年は外科手術をしていきます。安心度アップにつきましては、教育、災害、医療、福祉、産業政策、労働環境、もうすでに、課題、やるべきことはもう、抽出済みだと思いますが、この分野におきましても、構造問題の把握はもちろん、それはもうすでに終わっていると思いますが、その構造改革を進めていただきたいと思います。魅力度につきましても、新産業、国際化、観光、さらには、イベント、また透明度については今申し上げました行政改革、働き方改革、指定管理や入札のあり方、これにつきましても、問題、課題はもう、把握済みだと思います。速やかに、その改革、外科手術を皆様方に、この1年とは言わない、この半年で、実行をしていただきたいと思います。その外科手術をしたら、人間の体と一緒です。健康体になる。その健康体は、自分で自立的に、動けるようになる。すなわち、民間主導の健康体になるということでございます。加えて、行政にしかできない安全装置も大事です。県警察本部長が来られてますが、治安、災害、医療、そして福祉弱者対策。これは、民間主導とは必ずしも言えない。政策的なものであり、我々、公の仕事でございますが、それにつきましても、構造問題の把握に加えた構造改革を速やかにお願いしたいと思います。もっと簡単に言うと、仕組みを変える。そして新しいアイディア、こういう前向きな話は、野球で言うとピッチャーです。ぜひ剛速球を投げて欲しい、各部長さんには。今まで私が投げ過ぎてちょっと肩が壊れ気味でございます。今度は部長さんたちが、剛速球を投げる。その剛速球とは何かと言えば仕組みを変えていく、前例を壊していく。そして新しいアイディア、若い人に意見を聞いたり、現場の意見を聞いたり、そして、他の県、世界に行かなければ、新しいアイディア生まれません。万代町にいては、新しいアイデア生まれるはずもありません。その行動力に期待をしたいと思っています。さらに、申し上げたいのは、この2年で思ったのは、政策部局がピッチャーであれば、財政・人事がキャッチャーです。その球を受けて、そして、ピッチャーに球を戻すと。プレイボールはキャッチャーから始まりません、ピッチャーから始まります。財政と人事。これは改めて申し上げます、裏方です。手段でしかありません。そしてピッチャー、政策が目的論であれば、財政・人事は方法論の話でありますので、そういう意味で、今までのこれも、前例踏襲の中で、大きな弊害は、財政規律という、もちろん財政規律大事ですけれども、最近私もちょっとびっくりしたのは、今までのこういう決まりがあるとか、こういう慣習があるんですね。こういったものは、全て壊します。人につきましても、配置したら終わりじゃなくって、そして4月にならなければ、人事が行われないなんてことは、前例踏襲の最たるものです。常に新しい人を入れてもらいたいし、足りないところは、人を補充してもらいたいし、異動させてもらいたい。これは国、霞ヶ関だったら当たり前なんですね。これも、現場の機動力・足を引っ張る要因になってると思います。例えば安心安全。医療体制が崩壊したら、何の意味もありません。医療体制を維持するためには、お医者さん、看護師さん、その他コメディカルの皆様、事務スタッフの方々を、適切な人事配置によって、過不足なく効率的に運営しなきゃいけませんが、時として様々な個人の事情があったりして、体制が不足する場合、こういったところにも機動的に財政を投入して人を確保していく。前から言ってるように人材確保について、よく事例で出しますが、看護師さんの給料が民間で、徳島と淡路で月5万円違う。何度も何度もそれを僕が言ってるにも関わらず、給与引き上げて、病院の医療体制を維持するチャレンジ。そして、それに対して財政当局がそれを、しっかりと受け止めてこない。こういうことは本末転倒の話です。目的が大事だっていうことです。あと災害対策もそうです。出来ていないことも全て挙げてもらってますが、これを、全て公開します。やるかやらないかは県庁次第で、市町村次第ということになります。そして、昨日も記者会見、ぶら下がりで申し上げましたが、財政に人命救助・人命に、財政の糸目はつけません。災害対策についても、財政がブレーキになることが決してないようにしていただきたいと思いますし、担当部局は財政の責任にしない。自分の責任です。もう1つは全国ワースト。これも、改めてお配りしますが、下から10番目の指標は、この1年ですべて、平均値にしていただく。これが皆さんの、ミッションの1つであります。こういったものも、見逃せば見逃すほど後から財政措置は高いものについちゃうんです。今やらなければ、遅れれば遅れるほど結果的に高くつくんです。これもスピード感を持って、この1年で、少なくとも結果を出していただきたい。結果が出ないんであれば、財政措置は今年中にする。こういうことでございます。あと、県行政はいわゆる政策、安心安全の政策だけじゃなくて、民間企業という意識を、同時に持っていただきたいと思います。民間企業も、成長するときは借金をしてでも投資するんですよ。そして、株式を公開して資金を集めるんです。ですから新しいアイディア。農業、農林水産分野でも既に、いわゆるプロダクティビティ、バリュアビリティ、サステナビリティ、この3つをクリアすれば、積極的に投資していくという、こういう枠組みを予算で4億数千万確か作っていると思いますけれども、他の部局も、これをすることによって、県が持続的に成長すると思うものは積極的に提案してください。企業の成長というのは、常に民間企業は、仕組みを変えるという構造改革と、新たなアイディアに投資する、新たな挑戦に寛容であるっていうことなのであります。この点につきましても、関係する部局は、財政の壁を取り払う。私はそうしていきますので、積極的に、提言をしていただきたいと思います。最後に、手元に配ってますが、私が今申し上げたようなことは、全て先人達の、また経験をした人達の、金言に基づいております。日立の壁、これは東原さん。徳島県小松島市出身、阿南高専、徳島大学、今、東京県人会長です。日立製作所も、特定の大学出身、どこどこの工場長やった人が社長になる。そして、縦割り。これを全てダメにして8兆円の赤字を、数年でV字回復させました。東原さんが言うのは日立の古い慣習、前例踏襲の壁であります。我々も先ほど申し上げました前例踏襲という壁は1つ残らず、壊してください。指定管理も、私2年間で壊れてなかったということは、担当部局・担当課の責任問題なんです、本来なら。そこは今回、許容しますが、2度ともうありません。改めて、おかしな壁、おかしな前例踏襲は、この半年間ですべて洗い出して壊してください。そして進捗を毎月、改めて庁議をして報告をしていただきたい。2の「方法論より目的論」、これは私の三菱商事の同期が、会社辞めてアンダーアーマージャパンを創業して、ピーク400億の企業にした訳でありますが、ここに小さく書いてます。それって意味ありますかから始めよう。これも前例踏襲には一番、分かりやすい言葉だと思います。今までやってきたこと、今日も先ほど新規採用職員さんへご挨拶をしてきましたが、一人一人名前呼んで、みんな席に座って、そしてまた、就職活動に使ったようなスーツ着て、私がしゃべって、これで終わります。本当に無味乾燥な、何の印象にも残らない。これは毎回毎回やってきたんでしょう。ただ、誰か変えようって今回、知事戦略局の広報室長が最近流してる徳島のPRビデオ、あれぐらいですよ、変わったって言ったら。もうこれ象徴的ですから。とりあえず前年通りやってたら怒られないだろう。逆に前例通りやったら今後は、部長から担当課長に改善が求められるような組織にしてください。私が一々声枯らして言うのも疲れましたよ。皆さんが、部長がそれぞれ言ってください。すぐに改善して欲しい。来年はこうするんだ。とくしまマラソンもそうです。改善点たくさん見つかったけど、やったら終わり。物産フェアもそう。今までね、やったらはい、終わり。全然後に続かないし、だから地域商社作ったんですね。今までやってきたことの反省とそのマニュアル改訂をちゃんと見届けていただきたい。イベントをやった1週間以内。国土交通のイベントもそうです。あれも前例踏襲。堅苦しいし、金かけてるし。あれを1回見直してください。謝辞とかありえないですよ。市長がなぜ県知事に謝辞するんですか。そんな偉いわけじゃない、県知事は。普通の挨拶でいいじゃないですか。あれも前例踏襲、徹底的に見直してください。今度変わってることを、しっかり見届けたいと思います。そして最後、後藤田五訓。これはうちの身内ので恐縮ですが。現代にはちょっとそぐわないと思う点もありますが、一番申し上げたいのは、勇気を持って意見具申して欲しいと、3番目。悪い本当の事実を報告してください、2番目。省益を忘れ国益。これは縦割りの話ですね。全部、自分の仕事でないという中でこれも縦割り排除。5番目だけがちょっと現代的じゃないね。決定が下ったら命令は実行せよ。命令っていうのはあんまりよくない言葉で、5番目は現代風に改造しなければいけないと思いますが、要は言いたいことは、意見はちゃんと言ってください。そしてそれは若い人たちもそういう環境を作って欲しいし、こういうものだとか、これが前例踏襲の根源です。そうか、そういう意見もあるのかと。こういうふうに、聞き上手になってもらいたいし、私もそれは、意見をどんどん議論したい、別に喧嘩するとかではなくて、もう激論したいぐらいです。そうかなるほどなって。それで、最後決まったら、ちゃんとやりましょうということですし、やっぱりこの2年も悪い事実が、タイムリーに伝わって来なかった。これも、今後は絶対にあってはなりません。これはあかんなと思ったら、すぐ、報告してください。細かな報告はもう結構であります。もう書面でもすぐできることですから。こういう状況ですとか。ということで、時間があれば、上の2つの本は、改めて読んでいただきたいなと思っております。今後は月1回庁議をします。そしてその庁議で、報告いただくことは、新次元の政策、新次元の行政改革、ワースト10の改善状況。この3つを毎回、報告をしていただくと。こういうことでございますので、よろしくお願いします。そして今回病院関係の方とか労働局の方は呼んでません。これもですね、みんな忙しい方ばかりでございます。徳島県の、もちろん予算、病院は関係ありますが病院は病院で、トップ会談、トップ庁議をしたいと思ってます。徳島大学病院さんも含め、県中央病院、三好病院、海部病院、鳴門病院、また、医療関係者と、実のある会合にしていただいて、普段お仕事していただきたいと思います。労働問題も、労働局長と、労働担当部長中心に、経済界、そして、各産業、これも人材確保、マッチングすることにつきましては人材確保対策推進会議なるものを作ってやっていきたいと思っております。また、教育委員会さんや県警察本部さんにはちょっと違うなっていうときは、本来任務にお勤めいただいて結構でございますので、そこも、フレキシブルにやっていただいてることでございますので、よろしくお願いをいたします。私からは以上です。
<吉岡知事戦略局長>
続いて、志田副知事、村上副知事、上田政策監、朝田政策監の順に時計回りで、皆様から一言ずつご挨拶をお願いいたします。
<志田副知事>
志田です。1年間よろしくお願いいたします。1点だけお願いをいたします。今日から予算を組み、執行することになるんですけども、特に新しい施策、事業について進捗状況、当たり前なんですけども、当初の狙い通りに、効果が発揮できるような形で進んでるのか、施策・事業が関係者の方々に、ちゃんと受け入れられて、県と協働歩調でちゃんと進められてるのか。県の思いだけで、事業を進めていくようなことになっていないか、その辺りを十分、皆、検証しながら、少し上手くいってないなという事業については、やり方もちろんですけども、その仕組み自体を改めて考え、再構築するとかですね、年度途中でも、そのあたり思い切ってやっていただきたいと思いますし、中々その辺の決断を各所属長・課長さんがしにくいところがあるので、そのあたりは、部長さん、副部長さんあたりが、的確に判断して、具体的な指示を出してあげていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
<村上副知事>
引き続き副知事の任を預かることになります村上でございます。しゃんしゃんと挨拶しようかなと思ってたんですが、先ほどの知事のご発言を聞いて改めて庁議というものは一体何かと考えてみまして、政策、総合調整とは何かというところなんですが、政策というのは1つのベクトルでありまして、方向性の大きさによって効果が決まるというふうだと思います。すなわち政策群がいくつかある中で、全然別の方向を向いているベクトルがあると、お互いに打ち消し合うということになろうかと思います。従ってこういう庁議の場で、改めてどういう方向性を向いていくのかという、ベクトルの方向性を合わせるというのが重要なのかなと思います。改めて知事から紹介ありました日立の壁、方法論より目的論というのを読みますと、そのベクトルが正しいかどうかを改めて問われるということになるのかなと。これまで向かっていたベクトルが正しいかどうかというのが方法論より目的論となってますし、従来とは違うベクトルを探すというが日立の壁であって、改めて後藤田五訓を見ますと、まさに、そういうことであります。政策の方向性が合っているかどうか、庁内全体で合っているかどうかというのを考え直すということは有効であると考えます。さらにそれを踏まえて今回の担務を見ますと観光・経済産業・農林水産ということで、県政の発展というベクトルに向かっての任務を預かったと感じております。この際にその担務だけに限らず、多くの各部のお力を借りることもあろうかと思います。あるいはバッテリーバレイで見ますと補助上限額を100億円に拡充しましたが、それだけに限らず、奨学金返還支援とか、あるいは移住支援という、人材確保策をセットで組み合わせることによって、かなり誘致にあたっての企業から反響を頂いている。そのように政策群も組み合わせることによってより目的を達成しやすくなるのだろうというふうに、知事の話を聞きながら、私なりに集約した次第です。こういう場をうまく活用しながら、県庁一体となって、やはり県庁の目的としては、県民の皆様に、県が良くなってきたと実感してもらうことが、最大のミッションであり、それが要旨分解すると魅力アップ・安心度アップ・透明度アップと考えていただきたい。新年度を皆様方のお力を借りてですね、引き続き1年発展のために尽力させていただきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。
<上田政策監>
上田でございます。本日より、DX推進・人材確保担当ということで、政策監を拝命したところでございます。昨年度に引き続き、CDOを担うことになりまして、働き方改革を含め、各部局等の皆さんには様々にお世話になると思っております。今の知事の話、そして両副知事の話も踏まえて、特に先ほど、村上副知事のベクトルの話もありましたけれども、ここにいらっしゃる皆さん、新しく部局長になられた方もいらっしゃるわけですけれども、知事も再々仰ってますけども、経営層であるということでございます。そうするとやはり、前よりも抽象度を上げた形での政策判断をしていただく必要があると。特に下流部分で、何か起こってくると、先ほど財政措置の話もありましたけれども、より高コストになってくる。できるだけ上流の方で仕組みのところでコントロールしていくことが非常に重要なのかなと思っております。そのための1つのやり方として、早めに動く、早めに相談をするという形になろうかと思いますけれども、そういった「時間をコントロールする」という意識を、皆さんで一緒に持って、仕事に取り組んでいきたいと思っております。また個人的には、昨年度、特に後半中々外に出られず、内部事務が多かったこともございますので、インプットができる機会がなかったわけですが、どんどん外に出て行きまして、そうしたインプット、そしてネットワーキングに努めて参りたいと思います。とにかく徳島を前に進める、これに向けて、知事はじめ、皆さんとスクラムを組んで頑張って参りたいと思っておりますのでよろしくお願いします
<朝田政策監>
本日付で、政策監(県土強靱化・危機管理担当)を拝命いたしました朝田です。改めましてよろしくお願いいたします。私に与えられたミッションはもう明確です。とにかく、この徳島県を元気にするために、県民の安全安心をいかに高めるか。ただ難しいのはその方法論としての仕組みをどういう風にするのかということだと思っています。能登半島地震も担当してきました。これまでの災害対応と同じことをやっていては、もはや量だけでなく質も求められている中で、物足りないということが明らかとなっています。ということは、今まで通りのままではダメということ。このために何ができるのかということ。私のモットーは、「やってはいけないこと以外はやっていいっていうこと」です。ただ、それをやるためには、みんなで合意形成をちゃんとしていくということが大事だと思います。いろんなところに、部局、あるいは現場に遊びに行かせていただきたいと思います。皆さんと腹割って一緒にやらせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。仕組みの1つには、相手としての業界の方々と、どういう風にいい意味で生き残っていくかっていうことも、我々県庁職員が、激減していく中でも、どうあるかということも一緒に取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
<吉岡知事戦略局長>
知事戦略局の吉岡です。昨年度設置されました、知事戦略公室は広報・外事機能が強化されまして、今年度より、知事戦略局として改組されたところでございます。体制が強化されたことに対しまして、今後はその期待にこたえるべく、確実に成果を上げて参りたいと考えております。知事戦略局は、特に文鎮型組織でありまして、フラットな組織であります。その分、意思決定を早くしていきたいと考えております。若い人の意見を直接私も常に聞いておりますけれども、さらにそういった声をよく聞き、初めから協議に対して、私も入りまして、一度で協議をさせてしまうというようなスピード感を持ってですね、それを成果につなげていきたいと考えております。また、知事戦略局が潤滑油となりまして、部局間の連携をより深めまして、これまで以上にスピード感を持って、県政の重要政策の推進に全力を尽くして参りたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
<佐藤危機管理部長>
危機管理部長の佐藤でございます。南海トラフ巨大地震は明日起こるかもわかりません。いつ発災しても即応できる体制をしっかりと確保するとともに、事前防災として、各部局の皆様方にもご協力いただき、スピード感はもとより、最短距離で、より具体的な成果をしっかりと出して参りたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
<佐藤企画総務部長>
企画総務部長の佐藤でございます。1年間どうぞよろしくお願いいたします。総合計画の推進を担当させていただいております。また、財政・人事の所管をさせていただいております。先ほど知事のお話にもありましたように、財政・人事は裏方、ということでございまして、各部の皆様には、しっかりとコミュニケーションさせていただいて、皆様の思いや考えをしっかりと、適時、受けとめさせていただきながら、予算の適切な執行に向け、そしてまた、人員の適正配置に努めて、職員の皆様が、最大のパフォーマンスを発揮できるように、各部局の皆様と一緒に取り組んで参りたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
<島田企画総務部広域行政担当部長>
企画総務部広域行政担当部長の島田でございます。
県の様々な施策具現化には、県議会への丁寧な説明はもとよりでございますが、現場に身近な市町村との連携が必要であり、本県だけで解決できない課題には、知事会や関西広域連合との取組も必要となります。
また、上田CDOからお話がありましたが、DXの推進につきましては、働き方改革を行う上で、各部局共通の取組でもございます。筆頭である佐藤部長とともに、常に現場主義に立ち、時には大局的に俯瞰しながら、今、何が必要か、どうあるべきかを考えて取り組んで参りたいと考えております。なお、個人的ではございますが、島田家は代々、蜂須賀家の家老を務めた家系でもございます。先代に負けないように、県政をしっかり支えて参りたいと思いますので、庁議メンバーの皆様、ご指導のほどよろしくお願いします。
<勝川観光スポーツ文化部長>
観光スポーツ文化部長を拝命いたしました勝川でございます。どうぞよろしくお願いいたします。本県の自然、歴史、文化、スポーツを活用した観光振興であるとか、にぎわいの創出に努めるとともに、今年は大阪・関西万博開催であるとか、食育全国大会、それと、国際シンポジウムの本県開催とか、いろいろビッグチャンスがございます。観光誘客のさらなる推進については受入環境の整備促進、さらには新ホールとか、アリーナ整備など、プロジェクトの推進に向け、いろいろ課題がございますが、部内職員一丸となって、一歩ずつ前に進めていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
<飯田生活環境部長>
生活環境部長を拝命させていただきます。当部につきましては、喫緊の課題の人材確保、労働雇用、技術対策をはじめとして、ダイバーシティ、脱炭素、地域交通、さらには、消費者行政、生活衛生、県民生活に密接に関わる、幅広い業務を所管しています。県民目線、それから現場主義、関係部局と連携協力もいただきながら、県民の皆様が安心して暮らせる徳島の実現、そして、課題の解決、これにしっかりと取り組んで参りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
<佐藤生活環境部交通・生活安全担当部長>
生活環境部交通生活安全担当部長を拝命しました佐藤でございます。生活環境部といえばやはり何といっても、県民に一番身近な部局ではないかと考えております。この県民生活の中で一番身近な移動手段の確保であるとか、暮らしの安全、安心、そこの部分も担わせていただくことになりました。人材確保と、非常に難しい点も抱えておりますが、これまで、国際線誘致で見てきた外の目線でありますとか、そういうところも反映しながら、県民が安全安心に暮らせるような徳島、それを実現するために一歩ずつ着実に取り組んで参りたいと考えております。
よろしくお願いいたします。
<原内こども未来部長>
こども未来部長を拝命いたしました原内でございます。本日から始まります、こどもや若者の意見を反映しました、徳島県こども計画、これを推進するとともに、男女共同参画社会の実現に向けた施策を推進して参ります。また、私自身、5人の子供を産み、共働きで共育てをしておりますことや、子育て相談やDV、虐待防止の最前線で指揮をとってきたことによる現場感覚、これを活かしまして、県民目線で、各部局の皆様と連携しながら、しっかりと取り組んで参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
<福壽保健福祉部長>
保健福祉部長の福壽でございます。どうかよろしくお願いいたします。保健福祉部としましては、政策医療の中心を担う県立病院、病院局、そして徳島大学病院、この3つを核としまして、病院事業を新次元へと昇華する、同じ目的に向かって連携を密にしまして、医師会をはじめとする三師会と連携、連動し、医療人材の確保、養成はもとより、安全安心な地域医療提供体制の充実に取り組んで参りたいと考えております。まだ、先ほど知事のお言葉の方から弱者対策、介護、障害福祉サービスの確保、職員処遇の改善、外部人材の確保、物価高騰対策に取り組んで参りたいと思いました。知事、そして副知事のお言葉、そして皆様方の言葉を聞いてる中で私やっぱりこう思ったのは集団と組織の違いかなと。集団は単なる人の集まり。組織は同じ目的、先ほど言いましたけど病院事業を新次元にする。そういった目的を1つにして、組織として、保健福祉部頑張って参りたいと考えております。以上です。
<黄田経済産業部長>
経済産業部長の黄田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。経済産業部といたしましては、先ほど村上副知事からお話がありました、バッテリーバレイ構想につきまして、新たに新産業立地室ができたところでございます。この具体化に向けまして、特に関連企業の誘致、こちらに加速度的に取り組んで参りたいと考えます。また、尾崎担当部長とも連携しながら、昨年できました、新たな地域商社。産業国際化支援機構、こちらを核とした企業の海外展開支援や、輸出拡大、それから本年7月にはいよいよ国内最大規模の宇宙分野国際会議、ISTS徳島大会、これが本番を迎えますので、こちら契機とした産業振興、さらには県内中小企業の体力強化に向けましたM&A型事業承継でありますとか、生産性向上の支援に、県内企業の皆様の声も十分聞きながら、また各部局の皆様と連携しながら、一丸となって取り組んで参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
<尾崎経済産業部商流・交流担当部長>
商流交流担当部長の尾崎でございます。まず、商流といいます、販路開拓の部分につきましては、地域商社が成立し、これからいよいよ、進めていくという状況でございます。商社もとより、ジェトロ、それから、こういったところとしっかりと連携をして、MOUを締結いたしましたタイ政府機関はじめ、アジアを核に、県内企業の販路、新製品の販売、それから、すばらしい技術を有する県内企業のビジネスを、海外でどんどん使い、活躍していくための県内企業の海外進出、こういったものをしっかりと後押しして参りたいと考えております。そしてもう1点でありますが、東京徳島県人会の東原会長、昨年度、非常にお力添えもいただきました。また、県人会に限らず、全国の様々な分野で活躍していただいています、多くの方々、こういった方々でですねしっかりと結びつきを行いまして、そうした中で新たなビジネス創出、それから観光誘客、さらには、ふるさと納税の拡大、といった形でいろんな多くの関係者の皆様が、徳島にコミットできるようなそういう機会、環境を創出して参りたいと考えております。また、こうした取り組みにあたりましては、関係する各部局、多数ございますので皆様方のご協力もいただきながら、頑張って参りますので、どうぞよろしくお願いします。
<里農林水産部長>
農林水産部長を拝命しました里でございます。与えられた時間、限りがございますので、悔いのないよう、駆け足で農林水産業の振興に取り組んで参りたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
<新濱県土整備部長>
県土整備部長を拝命いたしました新濱でございます。我々が担っております道路、河川、それからインフラにつきまして、備えなければ、憂いあるものばかりです。言うまでもなく、前もっての準備は欠かせません。災害発生時に役立つインフラの整備、そして企業立地を後押しする道路整備など、明確な方向性をお示しして、今年1年、知事からお預かりしております土木職、建築職といった職員の力を合わせまして、しっかりと進めて参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
<神原県土整備部プロジェクト担当部長>
このたび、県土整備部に新設されましたプロジェクト担当部長を拝命しました神原でございます。知事からは、県の魅力度と安心度の向上に向けて、従来の道路、河川、港湾といった整備以外にも、多岐にわたる県政の課題に対して、新濱県土整備部長と2人で、県政を前に進めるよう指示を受けたところでございます。また県土整備だけでは解決できないものばかりでございますので各部局の皆様とも緊密に連携しまして、取り組んで参りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
<宮本南部総合県民局長>
昨年度に続きまして、南部総合県民局長を務めさせていただきます宮本でございます。まずは今年度、設置から21年目を迎えます南部総合県民局におきましては、変化する社会情勢や県民ニーズに沿った組織執行体制の見直しなどを進めまして、職員の働きやすさと、県民サービスのより一層の向上を両立する合理的かつ効率的な組織の構築に努めて参りたいと考えております。その上で、県民局におきましては、産業振興や福祉の向上、県土整備の推進、そして何より、昨日、新たな被害想定が公表されました南海トラフ巨大地震対策をはじめとします、地域住民の皆様の安全・安心確保の施策につきまして、関係各部局の皆様の御協力を頂戴しながらしっかりと取り組んで参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
<岡島西部総合県民局長>
西部総合県民局長を拝命いたしました岡島でございます。どうぞよろしくお願いいたします。西部総合県民局が所管しております「にし阿波」は、皆様が御承知のとおり、にし阿波観光圏、食と農の景勝地、世界農業遺産の取り組みが非常に希な地域でございます。この強みを最大限に活かして、国際定期便、あるいは、今年度は大阪・関西万博という絶好の機会を捉えまして、交流人口の拡大にしっかりと努めて参りたいと思います。また、豪雨や大雪、あるいは鳥インフルエンザウイルスに関しましてもしっかり対応して参ります。中でも先ほど南部総合県民局長も申し上げましたけれども、南海トラフ巨大地震では被害想定が出ております。中央構造線が走っている地域でございますので、2市2町と連携を取りながら緊防債の活用も含めまして、防災対策をしっかり取って参りたいと考えております。西部県民局は、現場の最前線で、仕事をしている強みを活かしまして、県民の声をしっかりとお聞きして、県民目線、現場主義をモットーに、地域の皆様としっかりと連携をさせていただきまして、各関係部局と進めて参りたいと考えおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
<森会計管理者>
会計管理者を拝命いたしました森でございます。どうぞよろしくお願いいたします。出納局では、会計事務の円滑な執行、交付金の適正な管理運用を図るなど、引き続き、バックオフィスとしてしっかり支えるとともに、入札事務や、工事検査を通しまして、公共工事の品質管理に取り組んで参ります。また、収入証紙に代わる、適正な収納方法を各部局とともに、事務の効率化・省力化が図れるよう、行政DXの推進の観点から、検討してきたところでございます。今年度は、キャッシュレス決済端末を導入いたしまして、実証実験に着手するなど、令和8年、秋の収入証紙の廃止に向けた取り組みをして参りますので、皆様、御協力の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
<勝間企業局長>
企業局長を拝命いたしました勝間でございます。企業局で行っております電気や工業用水の事業がございますので、これをしっかり改めて見直しを行い、安定供給に向けた施設の強靱化を図り、大規模災害発生時の事業継続をしっかりと図るとともに、クリーンエネルギーの自給率向上に貢献し、県民とともに歩む、公営企業をしっかりと目指して参りたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
<蛯原病院局長>
病院局長を拝命しました蛯原と申します。県内医療の最後の砦である県立病院、これについてしっかりと機能するように、働き方改革をしっかり進めていきたいと思います。今後は保健福祉部の皆様のお力も借りまして協働でそういうことを進めていきたいと考えております。以上です。
<松本教育委員会副教育長>
教育委員会副教育長の松本でございます。中川教育長に代わりまして、ご挨拶をさせていただきます。教育委員会におきましては、中川教育長のもと、2年目となります。昨年度におきましては、1人1台端末環境の実現でありますとか、学区制についても、4年後には撤廃ということを決めさせていただきました。今後におきましては、いよいよ教育の質をいかに上げていくかということが大きな課題だと認識いたしております。公立高校の魅力化、特色化をはじめ、キャリア教育、それからSTEAM教育のさらなる推進、それから国際的な視野を持った生徒の育成、そして、今増えておりますいじめ不登校対策など、喫緊の課題がたくさんあるわけでございますが、まずは主役となる生徒が、どのような考えを持って、どのような希望を持って、それからどのようなアイディアを持っているか。そこをまずしっかり把握して、そして、現場の様々なご意見をいただきながら、実行性のある施策を実践させていただきたいというふうに思っております。また推進に当たりましては、関係部局との連携が非常に不可欠でございますので、総合教育会議など、様々なご相談をさせていただきながら、一歩一歩、着実に進めていきたいと思っておりますので、今後またどうぞよろしくお願いします。
<堺警察本部長>
警察本部長の堺でございます。引き続きどうぞよろしくお願いします。県民の安全安心の確保のために、必要であれば皆様に、前広にご相談させていただきたいというふうに思います。また皆様にございましても、できる限り前広にご相談いただければ、できることできないことあるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
<後藤田知事>
ありがとうございます。特に個々にはもう、言うのは控えますが、例えばやっぱり防災とDXなどは、本当に市町村をどう説得するか、そういった方向が極めて重要なんですね。あと、佐藤企画総務部長の支援を、島田さん、しっかりお願いしたいと思いますし、佐藤美奈子さんの方も、まさに暮らしの安全とか、いわゆる公共交通、こういうのも島田さんがしっかり間に入って調整するとかですね、まさに今、村上副知事仰ったベクトル合せっていうのはこの庁議のときのみならず、普段から是非やっていただきたい。その縦割りが本当にもったいない、化学反応すべきところの機会損失が本当に多いんですよね。例えばマラソンもね、なんで、4000人も県外客が来てるのに、マルシェやってないんだとか。マルシェは次の週だったとか、本当にこの機会損失は甚だしいし、韓国便ができて、すぐに締め切っちゃって。1ヶ月ぐらい、猶予もったら、もっと韓国人は来てただろうとか、これはもう、これはもう課長の責任にはなりません。部長の責任になりますから。次の2年は。ですから、部内の会議でいつも思うのは、多段階会議はもうやめて欲しい。いわゆる、係長が課長、課長が部長とか、こんなものは一回でやってください。その方がもう合理的であるに決まってます。そういう多段階会議をやめて逆に部長、副部長は、常に他部局とどう連携できるのか、ということを常に意識をしていただきたい。例えばマチアソビもいろいろ村上さん、いろんな修正していただきましたけどこれも、どういう連携をしてるんですかと。韓国、香港と。あと、物産とどういう連携してるんですか、また教育分野でどう連携してるんですかと。また同時に、県の広報という意味で県全体の発信にどう、連携してるんですか。本当に、あらゆる政策が、1部局では収まらないという、この前提で、やっていただきたいなと思ってます。私から最後に吉岡さんからもあったけれども、うちの知事戦略局としては何でも、言ってください、難しい案件、秘書室は。あと広報室と外事室作りました。皆さんいろんな事業とかやる上で、広報っていうのは、もういちいちそこの部局でやってたらまた担当部局で仕事が増えるんで、全部、うちの広報室長にすべて一元化して相談してください。もう各部局がバラバラにSNSやってるのも、しっかり一元化すべきところってそうじゃないとこあると思うんだけど、そこを全体俯瞰するのが知事戦略局の広報室長です。あと国際で何かいろんな皆さん事業が、あったりしても、医療においても何においても国際的な話があれば、もちろん国際相談とかは、外国人の支援の部局がやりますが、何かこれちょっと、世界と繋がっていくなんて思ったら外事室にすぐ連絡して、ちゃんと外国語対応をしっかりしたいし、今までは、ある部の下に外事室っていうのがあったけど、世界に出てる自治体は、外交ってのはプロトコル、儀典なんです、知事直轄なんですよ、全て。それがやっぱ相手に対するリスペクトにも繋がるし、そのおかげで今度、プーケットの知事が5月に来て、これもMOUすると。地震がありましたから、非常にまたいろいろ、日本の地震対策、災害対策、知見を共有したいと、こんなお話も、来てますので、横の繋がりはもう世界にも繋がっていくんで、国際問題、広報、これ知事戦略局で全て、相談して球を投げてください。以上です。
<吉岡知事戦略局長>
本日の議題は以上ですが、ほかに何かございませんか。それでは、以上で庁議を終わります。