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令和6年1月9日(火)9:30~9:43

<菊地政策創造部長>
ただいまから、令和6年最初の庁議を開催いたします。
はじめに、知事から御挨拶をお願いいたします。

<後藤田知事>
皆さん、おはようございます。改めまして、明けましておめでとうございます。
1月1日の能登半島を中心とする地震災害でお亡くなりになられた方の御冥福をお祈り申し上げ、なお安否不明の皆様方、また避難所で大変厳しい環境の中で生活されている方に対しましても、心からお見舞いを申し上げたいと思います。
そして、元日から特に危機管理部局の皆様方には、被災地支援に昼夜を問わず対応していただいておりますことに、心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。
また、県警本部におかれましても、昨日、広域緊急援助隊等の皆様方、26名が帰県されまして、私もその場にお邪魔し、お出迎えをさせていただきました。大変お疲れ様でございます。
そしてまた、私ども、関西広域連合で取決めをいたしました、輪島市を中心に支援するという中で、リエゾンの皆様、そして保健師の皆様、またWOTAという最新機器を使って、避難生活をされている方の衛生管理、シャワー等々、その運用に向かった方々に敬意を表します。
そして、日赤の皆様方にも医療、看護、またDPATにつきましても派遣をする予定になっていると聞いております。
今こそ、被災地に寄り添って、徳島県の力を被災地にて発揮していただきたいと、このことを改めて申し上げたいと思います。
それと同時に、私も皆さんもそうだと思いますが、徳島においては、南海トラフ巨大地震、また中央構造線活断層地震、こういった危険性が日に日に高まっている中、一体、断水対策はどうなっているんだろう、停電対策はどうなっているんだろう、通信はどうなっているんだろう、避難所生活の衛生問題はどうなっているんだろう、こんなことを毎日毎日私も夜中考えながら、夢を見てそれを思いながら、朝目覚めるわけでございます。やはり前例踏襲ではなく、本当に新次元で、震災対策は最悪の事態を想定して、今一度シミュレーションを各部局の皆様でしていただきたい。そして危機管理環境部、また谷本政策監のところで、改めてこれでもかっていうシミュレーションをお願いしたいと思います。
危機管理総合調整会議というものも早期に立ち上げて、大きな話ではなく、その中でしっかりと分科会を作って、断水対策、これは企業もサプライチェーンの問題も含めて、大変なことになると思います。それが2週間、3週間続いたときにどうするのか、徹底したシミュレーションをしていただきたいと思います。停電対策も、しかりであります。通信衛星も遮断されたときにスターリンクはじめ、しっかりこれは徳島県に整備されているのか、こういったこともありますし、先般9月補正予算の学校体育館の空調整備、これはもちろん子どもたちへの対策でありますが、避難所としての活用も含めて、ただ、これが電気だけでは心もとありません。しっかりとプロパンガスをはじめとした危機管理体制になっているか、こんなことも改めて確認を急いでいただきたいと思います。
去年の5月18日から、非常に頼りない知事ではありましたが、皆さん大変御支援、またお支えいただきまして、本当にありがとうございます。今年も更にギアを上げていって、安心度アップ、魅力度アップ、そして透明度アップ、それぞれに前例踏襲ではなく、新次元でやっていただきたい、このことは改めて申し上げさせていただきたいと思います。過去の慣例、慣習にとらわれることはありません。ささいなことかもしれませんが、先般、ある町の出初め式にお邪魔したわけでございますが、外気温が3℃でありました。200人を超える消防職員が、雨が降ることは確実な予報でありましたが、なぜか皆さん防寒具を着けずに震えながら、そして途中、雨が降ってきました。私の手元にある秘書課が作った資料には、挨拶のときには防寒具を脱いでくださいと書いてあって、このこと自体がもう完全にナンセンスであります。風邪をひいたら消防職員は機能しませんし、私自身も皆さんに迷惑をかけます。このようなものが、本末転倒なんですね。こういった慣習がもし各部局に残っているんであれば、早急に解決、対策をしていただきたいと思います。根性論では物事は進みませんということは、もう就任以来再三申し上げてきました。いかに合理的かどうか。また若者も、当たり前のようにその合理性というものを求めております。体育会系気質や言葉遣い、こういったことはもちろんのこと、古い慣習について、おかしいと思ったら、すぐに変えるという姿勢で、ぜひお願いしたいと思います。
私自身もこれから魅力度アップ、安心度アップ、透明度アップの先頭に立っていきたいと思いますが、まず先ほど申し上げました被災地対策につきましては、本日をもって令和6年能登半島地震支援本部を立ち上げさせていただきたいと思っております。危機管理環境部長に本部長を担っていただいて、まだまだ避難生活をされている方々への支援、また、これから復旧対策、こういったことも寄り添っていきたいと思います。同時に、先ほど申し上げましたが、私どもの県もいつ、どういうことが起こるか分かりません。その点の危機管理もしっかり備えながら、やっていただきたいと思います。こういう会議も含めてでありますが、やっぱりSNS、WEB環境、これはもうすごく大事だと思います。今回の震災でも、今もどんどん増えていって、290名を超える知事、市町村長のグループLINEがございまして、これを毎日のように更新しておりまして、お互いに被災地を励まし、そしてお互い被災地以外のところの首長さんがこんなことやってる、あんなことやってる、こういったニュースを見るにつけ、みんな俺も頑張ろうと、こういう話になっていくわけでございます。もう毎日、馳知事や七尾市長、輪島市長からの発信を見ると、本当に胸が詰まる思いであります。
我が県におきましても先般、平井部長に頑張っていただいて、8市16町村のグループLINEを初めて作りました。もうこんな簡単な連絡手段はありません。現在の被災地支援の状況等、いろんな形で発信できることになりました。私自身も就任以来、もう今20個ぐらいのグループLINEが存在しているかもしれませんが、やはりSNSをなめていたらいけないと思います。もちろん、それにばかり頼るということも、いいわけではありませんが、皆様方も、私はSNSはしないとか言う人は、申し訳ありませんが、そういう方には頼みません。しっかりやってくれる方に先頭に立っていただけるようにしたいと思っておりまして、今日この後、午後からは8市16町村の皆様とまずはWEB会議をしっかりやらせていただきたいと思っております。これはテストの意味も含めてやりたい。先般も危機管理の部局に、フィリピン沖の地震のときにお邪魔しましたが、南部総合県民局と声がつながらなかったという、こういったことも普通に起きています。備えあれば憂いなしという言葉がありますが、備えがあっても憂いがあります。もっと言えば、備えがなければ、もうとんでもないことが起こるということで、そういったこともやっていますっていうか、頑張っていますっていう、もうそういう言葉は結構であります。結果を出すということで、今年はやっていただきたいと思っています。
県公式LINEにつきましても、ビラを配りました、頑張っています、広報していますと言いますが、全然増えていません。登録数が1万4000人、これは県庁、警察、教職員さんの数からしても1万3000人ぐらいでございます。ということは、県の関係者ですら入っていない方がいるということです。ぜひ皆様方の関係する病院や施設、介護、商工関係、また運輸なども含めて、徹底して数を出していただきたい。どれだけ入っているか。昨日も私、タクシーに乗って、タクシーの運転手さんに聞いたけど、入っていない。これは第一報が届かなければ、もう助けられない、助からないんですね。でも、いまだに対岸の火事という感覚でおります。入ってなかったら、これはもう人災であります。もちろん、公式LINEが全てではございませんが、最低限それに入っていただくということで、30万人の皆様に入っていただく。最低限この結果を出していただきたい、このように思っております。
改めて、皆様方、今年一年、甲辰という年で、良い意味での昇竜、これからどんどん新しく挑戦して、そして素晴らしい結果が出ていく年でもありますが、竜が暴れて大変な事態になるといった状況もございますが、いずれにしましても、新次元で様々な政策をお願いするということを改めて申し上げさせていただきまして、年頭の挨拶とさせていただきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。

<菊地政策創造部長>
本日の議題は以上でございますが、ほかに何かございますでしょうか。
それでは、以上で庁議を終わります。
 

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電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
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