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令和4年9月6日(火)13:03~13:13

<村山政策創造部長>
これより庁議を開催いたします。
本日の議題は「令和5年度当初予算編成方針について」でございます。
最初に知事からお願いいたします。


<飯泉知事>
いよいよ当初予算の編成スタートとなるところであります。4年連続で1か月前倒しの働き方改革、タスクフォースの方からの提言を受け、作業の平準化を図るという観点から、今年もこうしたスケジュールで実施させていただきます。
さて今、国におきましては、言うまでもなくロシアのウクライナ侵攻、その先行きがまだ見えないということになっておりまして、ますます原油・原材料価格が上がる、さらには円安が史上最悪に進む。どこまで行くのかもわからない。今大変な状況になっているところであります。そうした中で、骨太の方針2022、こちらの中では、全国知事会から強く提言してまいりました、一般財源実質同水準ルール、これが踏襲をされたところではありますが、しかしこうした状況から、様々な方面で全く安心できない、また先の見通しがつかない大変厳しい状況になっているところであります。
ということで、今回の編成におきましては、新型コロナウイルス感染症、そしてその先も見越していく必要があるわけでありますし、さらには災害列島、今日もあの巨大な台風、たまたま朝鮮半島と日本列島の間をくぐり抜けていく。どちらかに上陸ということであれば大変な被害。こうした災害が激甚化、そして、頻発化するところであります。
災害列島への対応、そして人口減少、そして今申し上げた、原油・原材料の価格高騰と、多くの国難に遭遇しているところでありまして、これらに対して県民の皆さん、また事業者の皆さん方が、その先を見越して、夢と希望を持ち、そして対応できる、そうした予算にしていく必要があります。
そこで、もう一つ重要なのが、来年は4年に一度の統一地方選挙がありますので、平成31年度当初予算同様に、骨格予算の編成という形となります。骨格予算ということではありますが、今申し上げた「3つの国難プラス1」、これへの対応は急務となっているところであります。今年は5月の臨時県議会をお願いして、早急に対策予算を組んだところでもあります。そうしたところから、やはりDXの実装化、またGXの実装化、既に補正予算でも、企業の皆さん方のそうした流れに対しての支援、こうしたものを既に構築させていただいているところでありまして、これらのものをフルセットでどのような形で作り上げていくのか、こうした点が大変重要となる。特にGXにつきましては、マイルストーン、当面1番となる2050年、カーボンニュートラルの成否をかける事になりますので、ぜひしっかりとこの点、頑張っていただくと。
そしてもう一つ、当面のマイルストーンである2025年大阪・関西万博、既に1000日を切ったところであります。今、徳島県では、関西広域連合チャーターメンバーとして、この大阪・関西万博、何としても成功に導くとともに、徳島への人、物、お金、情報、様々な流れ、これまで以上に一変させ評価をする。そうした意味で、この万博、こちらは「徳島まるごとパビリオン」、そしてこの万博をゲートウェイと位置づけ、こうした形のコンセプト。そして、県民が参画し、県民とともに作り上げていく。こうした万博にすることができれば、また万博自体が未来社会の実験場になっているわけであります。
特に日本が周回遅れとなり、なんとしても追いつき、再び世界最先端に行かなければならないDX、5Gについては、その先のBeyond5G、得意分野である遠隔医療、i-Construction、スマート農林水産業、徳島がそのモデルをうち立てている最低でもこの三つの分野。これをBeyond5Gとして示していく。大変重要なマイルストーンとなるところであります。あらゆる政策を万博仕様に、こうした形の予算にぜひしていっていただきたいと思います。
こうした形で、さらにウィズコロナからアフターコロナ、やはり査定あるいはヒアリング、こうしたものについても、リアルというだけではなくて、オンラインで、これによって、それぞれの働き方改革、感染対策、こうしたものにも資するものとなるところでありますので、ぜひ、こうした形を進めること、さらにはペーパーレス化、こうした点についてもしっかりと心がけていただきたいと思います。
いよいよ令和5年度当初予算、予算編成スタートとなります。様々な課題と、様々な制度的な制約、こうした点があるんですが、ぜひこれらの予算を、事業者、県民の皆さんが夢と希望を持てる、そうした予算にできるように、ぜひ全力をかけて取り組んでいただきたいと思います。私の方からは以上です。
よろしくお願いいたします。


<村山政策創造部長>
ありがとうございました。続きまして、財政課から説明をお願いします。


<福岡財政課長>
財政課でございます。それでは1枚ものの、「令和5年度当初予算編成方針のポイント」により御説明させていただきます。
国の動向や本県の状況につきましては、先ほど知事からもお話のあった通りでございまして、中段、予算編成方針でございますが、令和5年度当初予算につきましては、骨格予算として編成することとなりますが、義務的・継続的な事業の計上の他、新型コロナや原油価格・物価高騰の動向を踏まえ、早急に実施すべき感染症対策や経済対策、防災減災対策につきましては、今後の補正予算と合わせ、切れ目なく予算計上していきたいと考えてございます。
選挙後の肉付け予算と合わせて通年予算というふうな形としたいと考えてございます。また、政策創造と財政健全化を両立する予算編成とするため、1点目は歳入歳出改革の徹底という点で、これまでの既存事業を大阪・関西万博をマイルストーンに、大胆な転換と再構築を図ると同時に、DXとGX、これを加速させまして、新たな施策展開へと繋げていきたいと考えてございます。
また、これまでのゼロ予算事業であったり、リタイヤインフラの活用などの「とくしまスマート予算」、これを更に進化をさせたいと考えてございまして、「ソフト版既存ストック」の有効活用では、各部局で制作している動画をストックといたしまして、万博での活用も念頭に、相互にその動画の活用を図って参りたいと考えてございます。併せて、政策提言を通じた財源確保とともに、外部資金などの積極活用も引き続きお願いしたいと考えてございます。
2点目、働き方改革の徹底では、経常経費などの枠査定方式の実施、また、マイナスシーリングの撤廃を継続するとともに、ヒアリングは原則オンラインにするなど、予算編成作業におけるDX化を推進して参ります。
要求基準につきましては、下段のイメージ図のとおり、一般管理費、施設管理費につきましては、前年度予算以内、県単維持を除く維持補修費につきましては、前年度予算プラス5%以内、政策的経費につきましては別途定めるとさせていただいております。
編成スケジュールといたしましては、今回約1か月前倒しで編成方針をお示しさせていただきましたので、予算要求作業の平準化を図って参りたいと考えてございます。以降のスケジュールについては記載のとおりとなってございます。
説明については以上でございます。


<村山政策創造部長>
ありがとうございました。ただいまの説明につきまして、質問等ございませんか。本日の議題は以上でございますけれども、他に何かございませんか。
それでは、以上で庁議を終わります。


<飯泉知事>
それではいよいよ令和5年度当初予算編成スタートとなったところであります。
特に今、国が様々な予算編成、こうした動きも出てきているところでありますので、とにかくアンテナ高く、そして、夢と希望の持てる、そうした予算よろしくお願いいたします。以上です。
 

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