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令和5年7月7日(金)09:37~09:53

<菊地政策創造部長>
ただいまから、庁議を開催いたします。
はじめに、知事から御挨拶をお願いいたします。

<後藤田知事>
皆さん、おはようございます。
まず、この6月議会、補正予算及び数々の議案の作成、また議会等での答弁に、皆様の大変なお力添えを頂き、本当にありがとうございます。そして、今日は改めて、志田副知事、伊藤副知事、谷本政策監が加わりまして、いよいよ徳島新時代の船出となりました。本当に皆様には改めて感謝申し上げます。昨日夕方には、委員会や本会議の答弁で大変苦労をかけた現場の職員の皆様に、上の階からずっと御挨拶に回らせていただきました。皆さん、すがすがしい顔をされていて、議会も変則的にいろいろな形で課題が出てくるので、大変だったと思いますが、これからワーク・ライフ・バランスをしっかり整えて、頑張ってくださいと、こんな話もさせていただいたところでございます。
今日は改めて、皆様にお配りをしました私の考え方、共通認識、そして組織、人材育成、評価といった点について、幹部の皆様と思いを同じくしていきたいと思います。いつも申し上げています、そして皆様にもいろんな答弁等で、お気遣いを頂いていますが、ビジョンとしては、徳島県に「ずっと居りたい、いつも帰りたい、みんな行きたい」、こういう徳島にしていこうと。皆さんが何か判断を迷ったりしたときは、このビジョンに一回立ち返っていただければ、私の指示を仰ぐまでもなく、皆さんが主体的に決めていただければいいと思っています。
そして、このビジョンの達成のために、ミッションが何かと言えば、「魅力度アップ、安心度アップ、透明度アップ」であって、その下に戦略があり、戦術があり、KPIがあるということでございますので、この2点をしっかり共通認識として共有させていただければと思います。
そして、「次の10年は地方創生戦国時代」であり、本当にこれは緊張感を持ってやらなければならない。そのために、下にあります「先手必勝・異次元の政策実現」をするということでございます。もちろん、仕事の種類によっては、ひたむきに、安定的に弱者を守るという仕事もあり、これも大事であります。一方で、やはり我が県が稼いでいく、勝ちにいくという点におきましては、異次元の政策をしなければ、ほかの県に勝てません。これは、まちづくりしかり、輸出しかり、いわゆる経済活動を皆さんと一緒になって、異次元の政策を実現していきたいと思います。皆様も課長には、この政策が異次元なのかどうか、いつも確認しながら、現場のモチベーションも上げていただきたいと思います。
その次に、「コピー&インプルーブメント」。これは私ずっと、国会議員時代もそうですが、世界の先進事例を学んで、まねて、改良していくという、日本が新しい国として成り立っているのも、そこから始まっていると思います。「コピー&インプルーブメント」は、恥ずかしいことではありません。県においては、ほかの県のベストプラクティス、先進事例を学べば、いくらでも勉強できると思います。もちろん、それを卑下する必要はありません。同じ規模、同じレベルの地方がやっていて、我々がやれないということは、最低限なしにしましょうという思いでございます。
最後に、「未来への説明責任」であります。今回の議会でもいろいろな議論が出ました。ホールや新駅、その他まだまだやることがございます。木を見て森を見ずということではなくて、まず都市計画全体から、森を見て、そして木を見ていく。卵で言えば、白身と黄身があって、初めて卵であって、そして黄身をどうするかという順序だと思います。その中でも更に重要なのは、20年後に、あの時の人は良いもの、良いレガシーを作ってくれたなと、これはハードのみならず、ソフトもそうであります。こういった考え方で、ぜひ徳島を強くしていきたい。これも皆さんと共有していきたいと思います。
次に、「組織づくり・人材育成と評価」で、我々、今を戦わなくてはなりませんが、ゆくゆくは、今申し上げた20年先、若い職員さんたちが本当に自発的に自律的に徳島を良くしていく、そういう思いを持っていただくために、ぜひ、組織運営、人材育成、評価において、まず「県民目線で、ひたむきであること」、これも先ほど申し上げました、福祉だとか、弱者に対する目線をしっかり持っていること、そして、異次元の問題について、これも「未来目線で、異次元に挑戦している」かどうか、これがやっぱり皆さんの評価に繋がっていくようにしていただければと思います。
そして、「前例踏襲・現状維持からの脱却」、これも異次元ということに関連するわけでございますが、こういったこともぜひ現場に浸透させていただきたいと思います。最近、電子決裁というのを知事になってやるんですけれども、電子決裁をしながら、サインをもらうという、何か滑稽なことに今直面しておりまして、当たり前のように現場が私に持ってくるわけで、疑問に思ったことはないんでしょうかと、こう申し上げたわけです。もちろんいろんな理由があると思うんですけれど、それは一例でございまして、やっぱり今までやってきたことに疑問を持つということから始めていただきたいなと。
昨日、志田副知事ともお話ししていて、組織につきましても、縦割りというものを度々感じることがあります。また、南部、西部の県民局のあり方、権限のあり方、予算のあり方、議会に対するコミットメントのあり方、こういったものを今一度、前段申し上げた共通認識を実現するために、どう組織を効率的、合理的に変えていくか、こんなことも、また近いうちに皆さんにお力添えを頂きたいと思います。
そして、最後になりますけれども、「成果主義、能力主義、現場主義、合理主義」、そして「逆命利君」、これ私がよく、国会議員時代に使っておりましたが、この「君」という言葉はちょっと古い、別に君主でも何でもなくて、やっぱり県民であり、民であると思ってますので、命に逆らってでも県民を利するという感覚でやっていただきたいということです。どんどん意見は言っていただきたいし、「朝令暮改」というのは、やっぱり大事だと思っていまして、決めたからこうなんだっていう、戦前の帝国陸軍的な発想ではなくて、世の中の変化は激しいので、朝令暮改はありですと、その前提で政策を実現していっていただきたいと思います。
その上で、「徹底したデータ分析」、そして「施策の効果検証」というのは、逐一やっていただきたいし、「指示待ちでなくて、自ら考えて動ける」そういう職員を育てていただきたいし、「超過勤務は各部局、見える化」していきたいと思います。やはり、書類を作ることが仕事ではなくて、成果を出すことが仕事なんだと、こういったことも現場に浸透させていただきたいと思います。私自身も、完璧な書類なんか作らなくていいと、こう申し上げておりますし、皆さん幹部の方も、知事はどう考えてんだって思ったら、気軽に知事室はオールウェイズ・オープンですから、話をすれば、そちらのほうが早いと思いますんでね。そんなことも現場に浸透させていただきたいと思います。
そして、最後の最後で、「意見あふれる風通しの良い組織」、こういったものを作っていただきたい。私と皆さん部長の会話が多ければ、皆さんと課長の会話も多い、そしたら、課長、係長、現場の会話も多い、そんな組織にしていただければ、素晴らしい皆さんの力を最大化できる、このように思っております。
これは参考ですが、「土の時代」から「風の時代」へ、これはいろいろ意見があると思いますが、さっき言ったように、やっぱり固定観念だとか、現状維持とか前例踏襲とか、こういったものじゃなくて、流動的、朝令暮改、そういう時代にもうなっているという認識も共有していただいて、これから成果を出していく。戦国時代を戦える、阿波の精鋭部隊として、お願いしたいなと思っております。
あと、これは担務についてでございます。意思決定プロセスにおける担務の流れでございまして、こういった形で志田副知事、伊藤副知事、谷本政策監の役割を決めたところでございますので、何とぞお願いしたいと思います。もちろん、財政だとか人事だとか又はこれから骨太の方針だとか、そういった点については、各部長と両副知事、政策監、政策監補が関わって、大事な問題は意思決定していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

<志田副知事>
おはようございます。本日付で副知事を拝命いたしました志田です。皆さんと再び共に仕事ができることを非常に光栄に感じております。よろしくお願いいたします。
知事から先ほどお話がありましたが、地方創生戦国時代、その中で徳島県は総力戦が求められていると考えております。その意味では、幹部の皆さんには、中堅職員、若手職員のアイデアを引き出していただいて、そのアイデアを幹部の皆さんが施策に仕上げていく、そういう流れをぜひ今まで以上に作っていただきたいと思っています。それと第一線で動いている課長は、いろいろ悩みが多いと思います。それについて、経験豊富な皆さんが、こんなやり方でやってみたらいいんじゃないかとか、こういう人を頼ったらいいんじゃないかとか、いろいろな課題解決のヒントや選択肢を示していただいて、課長が動きやすくなる、そういう環境をぜひ今まで以上に作っていただけたらと思っておりますので、よろしくお願いします。

<伊藤副知事>
おはようございます。この度、本日付で副知事を拝命しました伊藤でございます。これまでも皆様にはいろいろとお世話になってまいりましたが、知事の言われる、意見あふれる風通しの良い組織、これを大切に、できるだけオープンにしてきたいと思いますので、何か困っていることがあったら、早い段階で御相談いただけるように、気をつけてまいります。何とぞ、よろしくお願いいたします。

<谷本政策監>
本日、政策監を拝命しました谷本でございます。6月補正予算をはじめとする令和5年度予算の早期執行を図りまして、県政の諸課題に皆様と一緒に対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

<菊地政策創造部長>
ありがとうございました。
本日の議題は以上ですが、ほかに何かございますでしょうか。
それでは、以上で庁議を終わります。

このページに関するお問い合わせ
徳島県 知事戦略公室
電話番号:088-621-2015
FAX番号:088-621-2820
メールアドレス:chijisenryakukoushitsu@pref.tokushima.lg.jp
 
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