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令和4年5月13日(金)09:33~

<村山政策創造部長>
これより庁議を開催いたします。
まず、本日の議題「徳島発の政策提言について」私から説明させていただきます。
それでは、お手元の「徳島発の政策提言5月について」をご覧ください。
今回の政策提言につきましては、「GX」と「DX」の相乗効果を最大限発揮させ、「新型コロナ」「人口減少」「災害列島」の「3つの国難」を打破し、ポストコロナ新時代を見据えた「SDGs」の実装と「新次元の分散型国土」の創出を加速するものとし、5つの分野に分けて整理しております。
まず、(1)「新型コロナ」を乗り越え「ポストコロナ新時代」の創出といたしまして、「『2025年大阪・関西万博』を契機とした『未来社会』の実現について」といった11項目、(2)「『人口減少』の克服へ『持続可能な社会』の実現」といたしまして、「『こどもまんなか社会』の実現に向けた『こども家庭』支援の充実について」といった18項目、(3)「『災害列島』を迎え撃つ『国土強靱化』の更なる加速」といたしまして、「『新次元の分散型国土』を創出する社会基盤整備の更なる加速について」といった9項目、(4)「推進エンジン『GX』による『カーボンニュートラル』の実現」といたしまして、「『脱炭素社会』実現に向けた取組の加速について」といった6項目、(5)「推進エンジン『DX』による『デジタル田園都市国家構想』の実現」といたしまして、「『デジタル田園都市国家構想』の推進による誰一人取り残されない『デジタル社会』の実現について」といった8項目、これらを合わせて、52項目の提言を行うものです。
また、今後の日程につきましては、(5月)20日金曜日に知事に上京していただき、各省庁政務三役などに提言していただく予定となっております。
さらに、6月2日には、自民党本部に対する提言活動も予定しております。
最後に、この度の政策提言にあたり、多大なる御尽力をいただきました各部局の皆様方に、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
私からの説明は以上でございます。

この件につきまして、何かございませんか。
それでは、知事からお願いいたします。

<飯泉知事>
いよいよ令和5年度の政府予算案、概算要求の弾込めに向けた「徳島からの政策提言」とりまとめができたところであります。まずはそれぞれ、政策提言とりまとめに御尽力いただいた皆様方に心から感謝、まず申し上げたいと思います。
さて、今日本は「新型コロナウイルス感染症」、「災害列島」、「人口減少」、「3つの国難」に直面をすると共に、これらを「DX」、「GX」、世界がしのぎを削る未来技術、これをなんとか確立をして解決を図っていこう。大変大きな転換点にあるところであります。しかしここに、更なる不確定要素が加わって参ります。まさかの、ロシアのウクライナ侵攻であります。もともと原油高騰していたところにロシアが、世界でも有数の産油国、またLNG、これにとっては日本は大きく依存をしている。世界中がまさに燃油高騰、さらにはこれに伴いあらゆる資材、これが高騰する。そうした中、日米の金利差、こうしたものも一つの要因という事で、ルーブル以上に円が下落をする。今、エコノミストの皆さん方はもう135円は当然の射程圏内、それよりも年末に向けて150円が視野に入ってきた。今も東京へ上京した時に、そうした情報も交換をしてきたところでもあります。これからますます厳しい状況が続くところであり、これを先取りする形で、今回政府におきましては、13.2兆円の事業規模となります「総合緊急対策」、これがとりまとめられ、当初は参議院選後と言われていた補正予算、これを今国会でまず予備費と共に発動をしていく、このような形となりました。という事になれば、当然のことながら、我々としては県内の事業者の皆さん、あるいは県民の皆さん方の暮らし、「業と雇用」、そして「暮らし」を守っていく。このためには、この補正予算を直ちに使える状態、受皿を用意しなければならない。であれば、6月の補正予算を待っていたんでは、なかなか厳しいものもあるわけであります。そうした意味では、県議会の皆さん方の御理解をいただいて、5月18日に臨時県議会を開いていただいて、そしてそこで、緊急の補正予算案、こちらを出させていただくことといたします。そして、これと6月の補正予算、これを合わせて国の総合緊急対策、これをしっかりとものにしていく。もちろん、参議院選後に予算化をされる、こうしたものも想定がされますので、そうした点についてもアンテナをよく高くして、そしてどういう手順でこれらを具現化をしていくのか、今のうちからしっかりと情報収集と、その対応を図っていただきたいと思います。
その意味では、今回の緊急補正予算案と、そして6月に想定をされる補正予算案、これを一体のものとして考えていく。そしてその対策といったものも必ずしも国が、我々からの提言、あるいは業界からの提言、こうしたものを十分に反映できているとは限らないところでありますので、どういったところで措置がなされ、どういったところにまだ足りないのか、そしてこの「たらずもがな」のところは、緊急に県として措置をすると共に、いつまでも県がその制度をキープする訳にはいかないわけでありますので、速やかな緊急提言、これも同時に行う。
もちろん徳島だけの力では足りない分がありますので、全国知事会として、特に参議院選挙、こちらが予定をされ、こちらにつきましては「国民運動本部」、今宮城県の村井知事さんが本部長を務めていただいておりますが、こちらのほうから、各政党に対しての政策提言、つまり「公約の中にしっかりと位置付けてくれ」と、こうしたものも行っていく予定としているところでありますので、あらゆる面において、アンテナを高く、そして今、我々が考えている施策の具現化、これが図れるように、しっかりと取組みをまず進めていただきたいと思います。
そしていよいよ今回の「政策提言」、このターゲットはあくまでも令和5年度の政府予算案、こちらの概算要求に向けてということになります。何といっても、我々として今考えなければならないのは、当面は「アフターコロナ」。しかししっかりと今のうちからやらなければならない、これは「ポストコロナ新時代」。当面のマイルストーンとしては、「2030年SDGs」、国連加盟193か国が達成をしなければいけない17のゴールズ。これをいかに具現化をしていくのか。当然その前に、マイルストーンとしては絶好の、日本が世界にPRをする、特に「GX」と「DX」、機会が2025年の「大阪・関西万博」、徳島は関西広域連合チャーターメンバーとして、関西広域連合を挙げて、大阪府、市だけではなかなか難しい、このSOSを受けて、誘致に成功したわけでありますので、しっかりとこの「大阪・関西万博」を成功に導くだけではなく、「徳島まるごとパビリオン」、このコンセプトをしっかりと具現化をする。未来技術を、この「大阪・関西万博」を通じて世界へ発信をしていく。
「GX」「DX」、今国内の中での司令塔、確かに地方では徳島となっておりますが、世界からはまだ、そうは知られていないところではありますので、しっかりと「DX」と「GX」、その日本の地方部の司令塔、国と一致協力して進められていく、政策提言の根源が徳島である。こうしたことをしっかりと発信をしていただきたいと思います。
何といっても「未来社会の実験場」、これが大阪・関西万博のコンセプトとなるわけでありますので、「2025年大阪・関西万博」、「2030年SDGs達成」、そして「2050年カーボンニュートラル」、これらのマイルストーンをしっかりととらまえた中で、その中でセットバックをして、令和5年度どのような事を国に、まずは予算化をし、この事業進捗を図っていくのか、こうした点を考えていただきたいと思います。
まさに日本の未知の世界の羅針盤、徳島からと、しっかりと取組みを進めていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。


<村山政策創造部長>
ありがとうございました。
本日の議題は以上ですが、ほかに何かございませんか。

それでは、以上で庁議を終わります。


<飯泉知事>
さあ、いよいよ未知の世界への羅針盤への挑戦となります。しっかりと取組みを進めてください。よろしくお願いいたします。

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