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<板東企業局長(政策創造部長事務取扱)>
それでは、ただ今から庁議を開催いたします。
本日の議題は「令和4年度16か月予算案について」です。
それでは、知事からお願いいたします。
<飯泉知事>
皆様方の御尽力によりまして、令和4年度当初予算を含む、国の経済対策の先取りとなる11月の補正予算、そしてこれらを併せ持つ2月の補正予算を合わせた16か月予算案がここに、まずは案としてまとまったところであり、皆さん方の御尽力に心から感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。
そして今回の予算、副題がついているところでありまして、新次元の分散型国土創出、これは、ちょうど新型コロナ、これが猛威をふるい始め、令和2年度、このときの全国知事会で、東京を中心とする若い皆さん方が、もうこの感染症に脆弱である大都市部、「もうこりごりだ」ということで。ネットアンケート調査、
5月と9月に行われたわけでありますが、5月が36.1(%)、そして9月が65.8(%)、地方へ転出したい。ということであれば、地方創生第2幕というだけではなく、やはり地方の魅力を高め、こうした若い皆さん方、何といっても次世代の日本をしょって立っていただく皆様方が、もう大都市部で仕事をし続けるのは嫌だ。これをしっかりと全国知事会としてもくみ取り、国にしっかりこれを提言をしていく。
そして地方創生第2幕、この「まち・ひと・しごと創生本部」、この中ではっきりと、今申し上げた新次元の分散型国土の創出、こうしたものが位置づけられる。象徴的なものは、やはり地方の大学、そこの魅力の向上と、やはり定数増、これが要るんではないか。具体的に言うと、徳島県の中、いわゆる大学進学の適齢期、その皆さん方が全て徳島の大学を選んでいただいたとすると、実は全員入りきれないんですね。定数が少ない。しかし東京都の場合には、東京都にいる学生さんたちが全て、東京の大学を選ぶとその同じ数だけまだ空いている。つまりこの国の国家構造的に、東京の大学に若い皆さん方が集まることになる。当然、そのままそこで就職をする。東京一極集中はどんどんどんどん進む、こうした構造は昔から言われているところであり、やはりこれを機会に、これを打破していくべきではないか。具体的に、地方大学の魅力向上、そして定数の増。これを提言させていただいて、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の中に、これが位置づけられることとなり、そして令和4年度から、地方の国立大学、こうしたものも具現化したところでもありまして、その意味では、その発祥の地である徳島から、しっかりとこれを県民の皆さま、また、横展開をしていく意味では、国民の皆さん方に示していく。その必要があるんではないか、という形で、今回この部分をしっかりと全体の横串といいますかね、全体の表題とさせていただところであります。そして、予算の規模、言うまでもなく16か月予算、これまで14か月予算であるとか、15か月予算、こうしたものであれば最大のものですし、そして、私が知事に就任をして以来一番大きい5,240億という当初予算になります。そしてこれは、5,200億を超えるのは、平成14年度当初予算以来ということになる訳でありまして、しっかりとこれら、予算でありまして、あらかじめ算定をするということですから、しっかりその思いといったもの、事業の内容といったもの、議会の皆さん方の審議、あるいはマスコミの皆さん方に発表をしていく。公衆を通じて、県民の皆さん、また横展開の意味では国民の皆さん方にしっかりと知っていただいて、そして新次元の分散型国土をしっかりと創出ができる、こうした形にしていっていただきたいと思います。
ということで、あくまでも今日はゴールではなく、スタートということでありますので、そういった点、しっかりとご理解、ご協力をいただければと思います。
なお、中身につきましては、もうこれまで我々徳島の戦略として掲げてきた三つの国難、「新型コロナウイルス感染症」、そして「人口減少」「災害列島」、この三つの国難に正面から、そして、今や解決をしていく。そしてそれを横軸として、世界的に今しのぎをけずっている「GX」と「DX」、この未来技術をいかに駆使をしていくのか、こうした構図になっているわけでありまして、さらに具体的なマイルストーンも今回は打ち込んでるところであります。
一番の目標というのは、いうまでもなく徳島から、そして自然エネルギー協議会から、そしてようやく令和2年10月国がということでありますが、2050年、カーボンゼロ社会をいかに築いていくのか。となってくると、そこからセットバックをして、まずは世界が目指している2030年SDGs。これもちょうど私が、知事選に出たときに「徳島県版SDGs」と言ったときには、マスコミの皆さん方をはじめ、「難しすぎる。意味わからん。」こうした話でありましたが、今では世界中がそれに、「とにかく頑張らなきゃいけないんだ。」と、既に徳島はその前から取り組んできたところでありますので、「徳島県版SDGs」、決して絵空事ではなく、実装として行っていくもの。ということで、このターゲットが2030年。そしてこれが17のゴールズをしっかりとやり遂げる、そのためのマイルストーンは、そのさらに5年前となる2025年。徳島をはじめ、関西広域連合、また日本が様々な未来技術、「DX」にしてもそうですし「GX」にしてもそうですが、世界にショールームとして示していく絶好の機会である「大阪・関西万博」、ここをしっかりとターゲット、マイルストーンとして、取り組みを加速化していただきたいと思います。
ということで、「全体のねらい」を皆さん方に申し上げたところでありますので、様々な場で、また皆様方が所管をされる分野において、しっかりとこの「全体のバックボーン」、そして「マイルストーン」「ねらい」、これをまず、ご理解をいただいて、そして具体的にこの事業なんだ、こうしたセットバック方式でしっかりとお伝えをいただければと思います。
それでは、いよいよ2050年に向けてのスタートになります。よろしくお願いをいたします。
<板東企業局長(政策創造部長事務取扱)>
ありがとうございました。
本日の議題は以上ですが、ほかに何かございませんか。
特に無いようでございますので、それでは以上で庁議を終わります。
<飯泉知事>
さあ、それではいよいよスタートです。よろしくお願いをいたします。