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平成30年2月8日(木)9:30~

〈司会:安井政策創造部長〉
 おはようございます。
 ただ今から庁議を開催いたします。それでは、本日の議題でございます、平成30年度当初予算(案)につきまして、知事のほうからよろしくお願いいたします。

〈飯泉知事〉
 本日、皆さん方のご尽力によって、編成することのできました平成30年度当初予算(案)、記者発表をすることとなります。今、日本全体がいよいよ人口減が本格化していく、また、さらには東京一極集中の是正、これが平成27年度の国勢調査、あるいは、昨今の総務省から発表された住民基本台帳人口移動報告、こうしたものからも、いっこうに東京圏への人口集中、とどまるところを知らない状況となっております。いかにこれから地方の魅力を増していくのか、ここが大変重要なポイントとなります。平成26年9月3日、「地方創生」が打ち出され、「東京一極集中の是正」と「地方創生無かりせば日本創成はあり得ない。知恵は地方にあり」と、こうした形で展開がされてきました。
 そうした中、徳島におきましては、まず、平成27年度の当初予算については、「地方創生元年予算」。積極的に地方創生のモデルを徳島からということで、そうした意味もあり、「地方創生の旗手・徳島」、このように全国からも注目をされることとなりました。そして、平成28年度の当初予算は、「地方創生・本格展開予算」とさせていただき、加速化を前提とする中で、まずは、本格的に展開してみようとやって参りました。そして、平成29年度、今年度ということでありますが、この本格展開をさらに加速をしていくんだと「地方創生・本格展開加速予算」。特に、これらの予算のバックボーンとなりますのが、5カ年の総合戦略「vs東京『とくしま回帰』総合戦略」と。平成29年度はその中間年となるところでありまして、これまでの検証、そして、それをいかに県民の皆さん方に知っていただき、「あ~、地方創生が本格展開し、加速をされているんだな」と、そうした実感を持っていただけるような形がどうとれるのか、大変重要な1年であったところであります。そして、いよいよ、平成30年度につきましては、この総合戦略があと残り2年となるところでありまして、いわば、後半戦のスタート。まさに県民の皆さん方に「地方創生があって良かった。こうした実感があるよ」と思っていただく、大変重要な年のスタートとなる訳でありまして、今回の予算は、「地方創生・実感予算」とこのように銘打って対応していければと、このように考えております。
 では、まず、そのフレーム、どうなったのかということであります。今回は、10月に総選挙があった。これによって、政権与党の皆さん方も様々な公約を打ち出すということで、「経済政策のパッケージ」、こうしたものが新たに打ち出されるとともに、大型の補正予算が、年末の国の平成30年度予算と合わせて閣議決定がされたところであり、これをやはり積極的にとりに行こう、この閣議決定のあと仕事納めまでの間にも、国土交通省をはじめ、各省のほうにも提言、あるいは要望させていただいたところでもありました。こうした結果、今回は、この補正とそして平成30年度の当初予算、切れ目なくこれを使っていこうということで、「14ヶ月予算」と銘打って、編成をさせていただきました。その結果、平成29年度には、こうした大型の補正がありませんでしたので、当初予算との対比でいきますと、「102.4%」という形になりました。これによりまして、全体は、4978億円となったところでありまして、対前年度で比べますと、「118億円の増」ということになります。もちろん、当初予算対比ということもありまして、こちらについては、4871億円ということで、こちらについても、「9年連続」での当初予算の増となったところでもあります。
 では、この柱立てはどうなっていくのかということであります。やはりこれまでも続けてきた3本柱、これで展開をしていこうと。
 まず、昨年7月には線状降水帯、こうした名前で九州北部豪雨、これはいつ何時、徳島で起こるかわからない。また、一昨年には、発生確率が低い低いと言われていた活断層型の直下型地震。こちらが、熊本、鳥取と相次いで起こり、中央構造線活断層地震、これにしっかりと対応していく必要があるということで、昨年の7月には、被害想定を出させていただいたところであり、南海トラフ巨大地震、こちらとあわせて迎え撃つ必要がある訳であります。つまり、「安全・安心対策の推進」ということとなりまして、こちらにつきましては、特に県議会の総意、全会派の皆さん方から、こうした安全・安心、県土強靱化に是非、即応してもらいたい、あるいは、農業をはじめとする基盤整備、そうしたものをどんどん行っていただきたい、公共事業あるいは県単維持補修費、こうしたものの大幅増、補正予算を含め、「100億円を超えて欲しい」と、こうしたお話をいただいたところであり、これをしっかりと受け止める形で、今回この分につきましては、「128億円の増」とさせていただいたところであります。特に、公共事業、こちらの部分につきましても、国がなかなか伸びが難しいという中で、この補正をしっかりと使っていくという観点もありまして、こちらについては、「20.1%の増」とさせていただきました。全体としては、「773億円」。また、もう一つの県単維持補修費。これは、枠外となっているところでありまして、こちらにつきましても、「16.9%の増」と「県政史上初」となる「50億円」を今回計上したいと、そして、「県土強靱化・加速化」をしっかりと行っていきたいと、このように考えております。
 また、「経済・雇用対策の推進」につきましても、何といっても今、日本はもとより、世界中で、インダストリー4.0だ、第4次産業革命だ、IoT・ビッグデータ・AIだ、ロボットだ、こうした話が出ております。しかし、こちらも県民の皆さんからしてみると、少し遠い感じがする訳でありまして、しかし、IoTという点で考えると、徳島県はマイナンバーカード、その基盤をしっかりと進めるヘッドクウォーターを任じているところであります。またさらにはビッグデータ、これは病院をはじめとして様々な医療データに。また、美波町では、これを災害にマイナンバーカードを活用して、国民健康保険のレセプト情報をこの中に入れ込んでいく、既に全国の先陣を切って、条例の改正をいただいたところであり、これがまた、放送、あるいは通信、これらを合わせた新しい技術「ハイブリッドキャスト」を生むこととなります。こうした形でさらにはAI、人工頭脳、人工知能という話がある訳でありますが、自動運転のモデルはもとより、「AIっていったいどんなものなんだろうか」ということで、昨年の「阿波おどりFAQ」について、満足度は70%を超える形となったところでもあります。また、さらには今、私の定例記者会見、そして審議会、その議事録、こうしたものについても速やかにアップをするとともに、「これだけのたくさんの文章は読めないよ」というのが恐らく県民の皆さん方の正直なところ。これをパッと例えば100文字で読みたいと。10文字だとこれはちょっとNGが出てしまう訳なんですけど、そうした要約をたちどころに行う、こうしたAIの活用、「あっ、AIっていうものはこういうものなんだ」ということを身近に実感をいただけるような、こうした対策を加速をしていきたいと考えております。
 そしてさらには、大胆にこの徳島の様々なイノベーションを打ち出していこうと、「大胆素敵とくしまの実現」という形であります。こちらはやはり、国際ターミナル機能が1月21日にスタートを切ったところでもありまして、そうした意味では、昨年10月のラフティング「日本初」の世界選手権大会。そして今年、8月から9月にかけて行われる「アジア初」となるウェイクボードの世界選手権大会。これらを通じ、5年連続で世界大会あるいはキャンプ地の誘致が2021年のワールドマスターズゲームズまで行われるところであります。こうしたものに対してのインバウンド対策の加速。そして何よりも、これらが一過性の単なる打ち上げ花火のイベントで終わるということではなく、しっかりと県民の皆さん方にこうしたものが行われると、スポーツをはじめとする環境が非常に整備されていくんだなと、こうした実感を持っていただくレガシーの創出。こうした点についても力を尽くしていく、こうしたスタートの予算にできればと、このように考えているところであります。
 どうか皆様方におかれましては、こうした予算、これも予算(案)というままでははっきり言って、絵に描いた餅となる訳でありますので、県議会でのご審議などを経る中で、しっかりと「県民目線」そして「現場主義」これを徹底する中で、血の通った予算としていただきますように、よろしくお願い申し上げまして、今日の庁議に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。どうも皆様方、本当にご苦労様でした。これからまた、よろしくお願いいたします。

〈司会:安井政策創造部長〉
 ありがとうございました。この件につきまして、何かご意見等がございましたらお願いします。よろしゅうございますか。その他についても何かあればということですが、よろしゅうございますか。それでは以上で庁議を終了いたします。