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平成23年7月1日(金)9:00~

〈司会〉
 おはようございます。ただ今より庁議を開始します。
 本日の議題は「徳島県版サマータイム『あわ・なつ時間』」についてでございます。知事からご指示をお願いいたします。

〈知事〉
 おはようございます。今日から「あわ・なつ時間」のスタートということで、皆さんも少し戸惑いがあるかもしれませんが、言うまでもなく、この度の東日本大震災の影響を受けまして、特に東北電力、それから東京電力管内、また、関電管内と、いよいよ電力需要の逼迫という形で、色んなところでの節電要請があると。日本全体が、言わばこの夏、この節電と正面から向き合って行かなければいけない事態に直面しているところであります。

 そうなって参りましたら、やはり行政が率先垂範をしていく。そしてこの機会にマイナスということばかりではなくて、日本全体のライフスタイルを転換していこうと。電気は無尽蔵にあるということではなくて、あくまでも有限の資源であると。それをきっかけとして、大きな環境重視のライフスタイルの転換に、これを繋げていこうと。

 そこで、徳島としては、もちろん関西広域連合のメンバーでもありますし、また、行政の主体として、しっかりとこのライフスタイルの転換に正面から取り組んでいこうと。そうした意味では、都道府県の中では、勤務時間を前倒しにする。これが大半多いわけでありますが、これに加えて、ちょうど昼休みの時間帯を少しずらすことによって、色々な電力のピークカットに貢献をしていこうと。こうした「あわ・なつ時間」というものに取り組んでいこうということになった訳であります。

 皆さんにおかれましては、こうした方向性について、ぜひ各職員の皆さんに伝達をしていただく。また、県庁がそうした取組みを行っているんだということで、各企業の皆さん、また、県民の皆さんにも、この電力に対してのピークカットをはじめとする節電対策について、ぜひ取り組んでいただいて、マイナスというばかりではなくて、これをプラスのライフスタイルの転換にしていこうと。こうした点をぜひ広めていただければと思うところであります。

 まあ、なかなか内部では大変な部分があるかもしれませんが、ぜひこうした点について、また、せっかくの機会でありますので、これから県民の皆さんに、この「あわ・なつ時間」というだけではなくて、ライフスタイルの転換ということであれば、夜の時間が少し長くなるわけでもありますし、あるいは日中、熱い、とにかくクーラーをかけてどうというのではなくて、涼しいところ、あるいは郊外の方へ出かけて行ってみようと。

 そうした誘因となりますように、公の施設についての利用しやすい環境といったものを、決して行政の側として取り組み易いという所ばかりを選んでやっていくということではなくて、まず持っている施設全体を、もちろん指定管理のあり方というものはある訳ですが、まずは、これを県民の皆さんに、この夏休み期間中は特にどんどん使っていただこうと。そして、節電対策というだけではなくて、色々な県の施設を知っていただこうと。色々な講座とかイベントに参加していただこうと。こうしたプラスの効果をぜひ考えていただくように。そうした意味での公の施設に関しての前向きの開放といった点についても、どんどんアイデアを出していっていただこうと思います。

 こうした形で今回の「あわ・なつ時間」。徳島モデルとして関西広域連合はもとより、全国の自治体の、そうしたモデル事例になりますように、ぜひ、実り多いものとなるように。また、しっかりと検証といったことも忘れないようにしていただきたいと思います。

 それでは今日から9月の30日まで、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。

〈司会〉
 ありがとうございました。この件につきましてご意見、ご質問ございませんでしょうか。ないようであれば、本日の庁議はこれで終了といたします。どうも、お疲れ様でございました。

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